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監査法人でうつ?限界のサインと休職・転職の正しい判断基準

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監査法人でうつ?限界のサインと休職・転職の正しい判断基準
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この記事は以下の方におすすめ
・監査法人の激務や人間関係で心身に限界を感じている方
・うつのような症状があり、休職すべきか退職すべきか悩んでいる方
・メンタルを壊さずに働ける、会計士のホワイトな転職先を知りたい方

とむやむくん

監査法人は比較的ホワイトですが、それでも体調を崩す方は結構いらっしゃいます…。

筆者(とむやむくん)プロフィール

・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済、現在独立、転職エージェントとしても活動
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中

過酷な公認会計士試験を突破し、ようやく監査法人に入社したものの

毎日の終わりの見えない業務や厳しいレビューに疲れて、「あれ、これはうつかもしれない…」と感じた事はないでしょうか。

会計士試験を乗り越えられる方は、総じて責任感が強く真面目です。

(会計士は真面目だ、みたいなこと、嫌みでも言われること多くありませんか?)

そのため、「仕事が終わらないのは自分の能力が低いからだ」「これくらいで音を上げるなんて甘えだ」と、

ご自身のSOSを無視して限界まで頑張りすぎてしまう傾向があります。

しかし、監査法人の激務やプレッシャーは、確実に人の心を削ります(症状はなくてもその可能性はあります)

この記事では、監査法人で「うつ」を疑うべき怪しい初期症状から、休職と退職の正しい判断基準、

そして会計士資格を活かしてホワイトな環境へ抜け出すための具体的なロードマップを解説します。

心が完全に折れて手遅れになる前に、あなたが今すぐ取るべき行動を確認してください。

目次

監査法人で「うつ」を疑うべき危険な初期症状チェック

メンタルに不調があっても、ある日突然バタッと倒れるわけではありません。

日々の過酷な業務の中で、少しずつ心と体にSOSのサインが現れます。

以下の症状に複数心当たりがある場合、すでにうつ状態の一歩手前、あるいはうつ病を発症している可能性が高いかもしれません。

朝起きられない・PCを開くと動悸や吐き気がする

最もわかりやすい症状ですが…、絶対に見逃してはいけないのが「睡眠と目覚めの異常」です。

深夜まで調書を作成し、睡眠時間が足りていないにもかかわらず早朝に目が覚めてしまったり(安眠できてない状態)

逆に目覚ましが何度鳴っても体が鉛のように重く、ベッドから起き上がれなくなったりします。

また、在宅勤務中に会社支給のパソコンを開いてTeamsやメールをチェックしようとするだけで、

動悸がしたり吐き気をもよおしたりする場合は、脳が明確に「これ以上は危険だ」と拒否反応を示している証拠です。

とむやむくん

在宅勤務がしやすい(特に大手クライアント等)のは確かに便利ですが、コミュニケーションが希薄になったり、うまく意思疎通ができなくなったり…Teamsやメールは文字だけですから、特に精神的に響くところはあるかもしれません。

簡単なエクセル作業でミスを連発する(認知機能の著しい低下)

監査業務は集中力が必要ですし、かなり頭も使います(当然と言えば当然ですが)。

ただ、うつ状態に陥ると脳のパフォーマンス(認知機能)が著しく低下します。

昨日まで普通に読めていたはずの監査調書やクライアントの議事録が全く頭に入ってこない。

前期の調書をロールフォワードして数値を更新するだけの簡単なエクセル作業で、信じられないようなケアレスミスを連発してしまう。

これらはあなたの能力が低いからではなく、脳が限界を迎えている状態かもしれません。

感情が湧かない・休日も仕事の不安が頭から離れない

以前は楽しめていた趣味や、休日の外出に対して全く興味が湧かなくなるのも危険なサインです。

土日になっても、「あの調書のレビュー対応が終わっていない」「月曜日に主査に詰められるかもしれない」という不安が頭の中をぐるぐると回り続け、

心が休まる瞬間が1秒もなくなってしまいます。

とむやむくん

土日は寝てるだけ…。特に趣味もないしSNS見てるだけ…。なんて方は要注意です。

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なぜ監査法人の業務はメンタルを壊しやすいのか?

色々な職種の方と話をしたり、私自身も複数の職業を経験したから感じるのですが

監査法人の労働環境は一般的にはホワイトな部類に入ると思います。

ただそれでも監査法人でも休職者やメンタル不調者が出やすい傾向にあります。

ここではその原因や背景について解説します。

繁忙期の激務とプレッシャー

期末監査の繁忙期(4月〜5月)や四半期レビューの時期は、連日の深夜残業や休日出勤が当たり前の状態になります。

(そもそも法人カレンダーとか言って土曜日が出勤日になったりしますよね)

労働基準法が厳しくなったとはいえ、クライアントの開示スケジュールは絶対であり、

「担当業務が終わらなければ帰れない」というプレッシャーが常に重くのしかかります。

さらに、タイムチャージ(予算)の制約が厳しく、決められた時間内に終わらせなければならないという圧迫感が、若手会計士の心身を削っていきます。

とむやむくん

本当はすべての残業時間をチャージできるのが理想ですが…、なかなかそうもいかない法人もあるようですね(話を聞いていると)

監査法人あるあるだとは思いますが、アサインの業務が終わらずアサイン外で対応することになって、

またほかのアサインでもアサイン外で対応することになって、

それが積み重なって毎日毎日深夜まで…

これ結構きついですよね。

主査(インチャージ)やマネージャーからの詰めがキツイ

監査は品質が命、そのため作成した調書に対して主査やマネージャーから厳しいレビューが入ります。

「この点については検討したのですか?」「このリスクに対する検証が全く足りていないですね」

論理的な詰めは、健全な状態であれば成長の糧になります。

しかし、睡眠不足でメンタルが弱っている状態のときに(つまり超忙しい繁忙期に)、

チャットや電話で逃げ場のない詰められ方をすると…これは結構効きますよね。

レビューの恐怖からミスを隠そうとしたり、質問できなくなったりして、さらに状況が悪化するという悪循環に陥るケースが非常に多いです。

主査を持たれていない方の最もメンタルに来ることの一つがこのレビューではないでしょうか。

結構きつい人もいますからね…大手だとより顕著な印象があります(中小の方が緩い傾向にあります)

私が監査法人で見てきたメンタル不調のリアル

監査法人に勤務されている方が多いと思いますので、私の話なんて大したことはかけないのですが

実際にメンタルを壊している方を見ていると、以下のような特徴がよく見られる気がしています

・まず覇気がない
・目がうつろ
・体調を崩しやすい
・業務を抱えがち
・一人で抱え込みがち
・オンオフの切り替えが苦手

監査法人でもそうですが、私が他の職場で見てきた方も大体同じような感じでした。

何点か気になるものがあればもしかしたらメンタル的に弱っている状況かもしれません。

監査法人でうつになったら?休職と退職の正しい判断基準

心身の限界を感じたとき、「もう明日から行きたくない」と衝動的に退職届を出してしまうのはおすすめしません(可能なら止めてほしいです)

公認会計士としてのキャリアや当面の生活を守るためにも、まずは法人の制度を正しく理解し、冷静な判断を下す必要があります。

ここでは、休職と退職のどちらを選ぶべきかの基準を解説します。

心療内科を受診し「診断書」をもらう

少しでも異常を感じたら、まずは心療内科や精神科のクリニックを受診してください。

監査法人の内部にいる産業医に相談するのも一つの手ですが、(ないとは思いますが)法人側に相談内容が筒抜けになることを懸念する場合は、外部のクリニックを受診するのが確実です。

医師から「適応障害」や「うつ状態」などの診断書をもらうことで様々な制度を受けることができます。

診断書という客観的な医学的証明があれば、法人側もアサインの調整や休職の措置を速やかに取らざるを得なくなります。

ただ、ここまでの症状になる前に一度法人側に相談するのがいいと個人的には思います。

よーし診断書もらって休職だ!なんて、元気だから考えられることです。

実際診断書をもらう、という状況は想像しているよりもかなりツライ状態にあるはずです。

アサインを変えてもらう、もし苦手な人がいるならチームを変えてもらう、等結構柔軟に対応してくれることが多いと思います。

休職制度を利用する最大のメリットは「金銭的・心理的猶予」

BIG4をはじめとする大手監査法人は、福利厚生が非常に充実しており、休職制度もしっかりと整っています。

休職の最大のメリット(という言い方はあまりよくないですが)は、「監査法人所属という身分を確保したまま、ゆっくり休めること」です。

法人の精度や健康保険組合から「傷病手当金」を受給できれば、この金銭的不安はかなり軽減できるはずです。

焦って無職になり、貯金を切り崩しながら不安な日々を過ごすよりも、まずは法人の制度を使い倒して「休む権利」を行使するべきです。

復帰後に同期から昇格が遅れるといったデメリットを気にする方もいますが、命や健康という最大の資本に比べれば些末な問題です。

そのまま退職・転職を選ぶべきケースとは?

もし、休職して十分に休養を取ったとしても、「監査法人のオフィスビルを見るだけで動悸がする」「監査の調書作成やレビューという業務そのものに強烈な拒否反応がある」といった場合は注意が必要です。

うつの根本的な原因が「監査法人という環境」や「監査業務の性質」にあると明確にわかっている場合、元の部署に復職しても高い確率で再発してしまいます。

休職期間中にじっくりと自分と向き合い、監査法人には戻れないと確信した場合は、そのまま退職手続きを進め、事業会社など全く別の環境へ転職することを検討すべきです。

監査法人を休職することになった場合の過ごし方

実際に休職期間に入った場合、どのように過ごせばスムーズに回復できるのか、不安に思う方も多いと思います。

うつ状態からの回復には、正しいステップと時間の経過が必要です。

最初の1から2ヶ月は「徹底的に何もしない」が正解

休職に入った直後は、真面目な会計士ほど焦燥感に駆られて、

「休んでいる間に少しでもスキルを磨かないと」「転職サイトに登録しないと」と考えてしまいがちですが、これは逆効果です。

最初の数ヶ月は、とにかく睡眠をとり、脳と体を休めることに専念することに専念しましょう。

監査のことは一切忘れ、昼夜逆転しても、一日中動画を見て過ごしてもいいと思います。

体が求めるままに徹底的に休むことが、回復への最短ルートになります。

とむやむくん

実際私の知り合いの方もひたすら仕事のことを考えないでゆっくり過ごすことで、早めに回復することができていました。やはりストレスの原因になることとは徹底的に距離を取ることが重要ですよね…。

傷病手当金などのお金周りの制度を正しく利用する

休職中の不安の大部分は「お金」に関することです(まあキャリアもあるでしょうが…)

傷病手当や各種制度で利用できるものは使い倒しましょう。

収入は一時的に減りますが、公認会計士という強力な資格があれば、元気になった後にいくらでも稼ぎ直すことができます。

今は自分自身の健康を取り戻すための投資期間だと割り切ることが大切です。

復職か転職か、今後のキャリアの最終決断

心身が回復し、日常生活を問題なく送れるようになり、仕事について考える意欲が自然と湧いてきたら、今後のキャリアについて本格的に考え始めます。

主治医や法人の人事担当者(または独立したキャリアカウンセラー)と面談を重ね、

元の部署に戻るのか、負担の少ない他部署への異動を願い出るのか、あるいは転職活動を始めるのかを決定します。

この決断は、必ず「十分にメンタルが回復してから」行うことが鉄則です。

監査法人を辞めたい会計士におすすめのホワイトな転職先

監査法人の過酷な環境から離れ、心身の健康を保ちながらも公認会計士としての独占資格や専門性をフルに活かせる職場は、実は結構たくさんあります。

メンタルを削られてしまった方に特におすすめしたい、ワークライフバランスの整ったネクストキャリアを厳選して紹介します。

ワークライフバランス重視の優良事業会社(経理・内部監査)

監査法人での経験が最もダイレクトに評価され、かつホワイトな働き方が実現しやすいのが、

安定した事業会社(特に上場企業)の経理、財務、または内部監査部門への転職です。

事業会社は(特に大手は)福利厚生がしっかり整っており、給与体系も十分な水準ですし、こうに会計士という資格もしっかり評価してもらえます。

特にBtoB(企業間取引)をメインとする優良メーカーやインフラ系の企業は、穏やかな社風で離職率も低く、有給消化率も高いため、じっくりと腰を据えて働きたい方に最適と言われています。

柔軟な働き方が可能な中堅税理士法人・会計事務所

将来的な独立を見据えている方や、クライアントの経営者と直接向き合う仕事がしたい方には、

中堅規模の税理士法人や会計事務所が有力な選択肢になります。

BIG4税理士法人は監査法人と同様に激務になるリスクがありますが、

数十名規模の中堅クラスや、所長がワークライフバランスを重視しているホワイトな事務所であれば、確定申告や3月決算の繁忙期以外は定時退社が可能なケースが増えています。

(ワークライフバランスを重視している、というのが重要です)

税務未経験であっても、会計士のベーススキルがあれば十分にキャッチアップ可能です。

とむやむくん

未経験から税務で独立!という方も結構いますが、可能ならこうした場所で税務の経験を積んでおいた方がいいですよね(怖いですもんね…)

監査法人の非常勤という選択(フリーランス・独立準備)

フルタイムで組織に属すること自体に疲弊してしまった場合は、「監査法人の非常勤スタッフ」として週2日〜3日だけ働くという選択肢もあります。

非常勤であれば、時給は7,000円〜10,000円前後と非常に高く設定されており、主査のような過度な責任や持ち帰り残業を負わされることは基本的にありません。

(繁忙期は持ち帰りがあるかもしれませんが…)

週3日の稼働でも十分に生活できるだけの収入を得ながら、

残りの時間で心身を休めたり、自分のビジネス(副業や独立準備)に充てたりする、いい方は悪いですが緩い働き方、を選ぶ若手会計士が近年急増しています。

監査法人からの脱出を成功させるための転職活動の進め方

メンタル不調から立ち直り、新たな環境へ転職を決意した場合、焦らず戦略的に活動を進めることが重要です。

失敗しないための鉄則を解説します。

必ず「会計士特化型」の転職エージェントを利用する

心身が疲弊している状態で、一人で求人を探して企業と直接交渉するのは大きな負担になります。

とりあえず転職エージェントには皆さん登録すると思うのですが…

公認会計士の転職活動では、必ず公認会計士に特化した転職エージェントを活用してください。

特化型のエージェントは、各企業のリアルな残業時間、有給の取りやすさ、社風といった「求人票には載らない内部事情」を詳しく把握しています。

「年収が多少下がってもいいから、激務を避けてメンタルを安定させたい」というあなたの切実な希望を伝えれば、

それに合致したホワイト求人をスクリーニングして提案してくれます。

「メンタルが完全に回復してから」活動を始める

転職活動において最も重要なのは、「メンタルが十分に回復し、前向きな気持ちになってから面接に臨む」ということです。

うつ状態が抜けきっていない中で面接を受けても、自己肯定感が下がっているため自身の強みをうまくアピールできません。

一番避けるべきなのは焦りから「内定を出してくれた企業にどこでもいいから飛び込んでしまう」ことです。

結果として再びブラックな環境を引き当ててしまうリスクがあります。

まずは徹底的に休むこと、そして自分に自信が持てるようになってから次の一歩を踏み出してください。

大量に面接を受けさせて、内定取ってからどこ行くか考えたらどうですか?という転職エージェントもいます(フィーが欲しいため)。そうしたエージェントの話はあまりあてにせず、しっかり自分で考えて、後悔しない選択をするようにしてください。

まとめ:監査法人の激務でうつになる前に「逃げる」のは正解

難関である公認会計士試験を突破したあなたは、間違いなく非常に優秀で、人一倍の努力ができる才能を持っています。

だからこそ、理不尽な環境でも「自分が頑張ればいい」と耐えようとしてしまいますが、監査法人の仕事のために、あなたの人生や心身の健康を犠牲にする必要は全くありません。

うつのサインを感じたら、勇気を出して「休む・逃げる」決断をしてください。

法人の休職制度を賢く利用し、回復を待ち、必要であればホワイトな事業会社や非常勤という働き方へシフトする。

公認会計士という強力な独占資格があれば、一度監査法人の出世レースから外れたとしても、いくらでもキャリアは再構築できます。

自分自身を決して責めず、まずはしっかりと休養をとり、あなた自身の命と健康を守ることを最優先にしてください。

あなたの会計士としての本当のキャリアは、健康を取り戻した後にいくらでも輝かせることができます。

(繰り返しになりますが、病気に関してはしっかり医師の指示のもと判断をするようにしてくださいね)

もしご自身のキャリアについて不安な点があれば、私にご連絡ください。

私も公認会計士専門の転職エージェントを運営しておりますし、無理な転職勧誘等は一切しないので、気軽に雑談でもできればと思います。

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