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監査法人がつまらない?辞めたい若手会計士のリアルな対処法

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監査法人がつまらない?辞めたい若手会計士のリアルな対処法
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この記事は以下の方におすすめ!
・監査法人に入所したものの、日々の業務がつまらないと感じている方
・単純作業ばかりで、自分の成長が止まっているのではないかと焦っている方
・このまま監査法人に残るべきか、転職すべきか、今後のキャリアに迷っている方

とむやむくん

監査法人はつまらない…そんなことを転職エージェントやっていてもよく聞きます。そんな方へその原因と対応策について今回は書きました。

筆者(とむやむくん)プロフィール

・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済、現在独立、転職エージェントとしても活動
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中

目次

監査法人の仕事が「つまらない」と感じるのはあなただけではない

難関である公認会計士試験を突破し、期待に胸を膨らませて監査法人に入所したものの、

いざ実務が始まると「監査法人の仕事、思っていたよりつまらないな」と感じてしまう。

こんなことを感じるのは私が会計士に向いていないから…?

なんて感じる必要は全くありません。

これは入所1年目から3年目の若手スタッフの多くが、一度は必ずぶつかる壁、と言えるでしょう。

優秀な若手会計士ほど陥りやすい理想と現実のギャップ

試験勉強を通じて超難解な会計基準や監査論を学び、監査法人に入所した方、特にその中でも優秀だった方ほど、実務とのギャップに苦しむ傾向があります。

企業のビジネスモデルを深く分析し、経営陣と対等に議論するプロフェッショナルな姿を想像していたのに…

実際に任されるのは膨大なエクセル作業と、ひたすら証憑突合をする単純作業の日々。

とむやむくん

私は決して優秀な合格者ではありませんでしたが、特にリモートだと現場の温度感もわからずひたすらエクセル作業で、監査ってあんまりおもしろくないなあ…と入所したての時に感じた記憶があります。

つまらないと感じる自分を責める必要はありません。

まずは「なんでこんなにつまらないと感じてしまうのか」その根本的な理由を言語化し、客観的に現状を把握することから始めましょう。

監査法人がつまらないと感じる5つの根本的な理由

若手会計士が監査業務をつまらないと感じるのには、業界特有の理由もいくつかあります。

代表的な5つの理由を解説します。

1. 証憑突合など単純作業の連続

スタッフ時代、特にJ1時代に最も多い地味(?)な作業が、経費等の証憑突合、残高確認書の発送・回収・照合といった手続きかと思います。

もちろん監査証拠を入手するための極めて重要なプロセスですが、複数クライアントにアサインされることが多いでしょうから、毎日毎日同じような作業をしているだけでは、知的な刺激が少なく単純作業になりがちです。

頭を使わずに(本当のは使うべきなのですが)手を動かすだけの時間が長いため、成長を実感しにくく、つまらないと感じる方が多いようです。

もちろん法人やチームによってかなり違いはあるかと思いますが、若手スタッフのうちはこうした作業を振られる方が多いかと思います。

2. クライアントから感謝されにくい

公認会計士は独立した第三者の立場から監査を行うため、クライアントに厳しい指摘をしなければならない場面が多々あります。

コンサルタントや税理士のように「クライアントの利益を最大化して感謝される」ポジションではなく、

むしろ経理担当者から「忙しい時期に細かい資料要求をしてくる面倒な存在」として扱われることも少なくありません。

感謝の言葉を直接もらえる機会が少ないことは、仕事のモチベーション低下に直結します。

3. 前期踏襲の調書作成で思考停止に陥る

監査調書を作成する際、多くの場合は前期の調書をコピーして日付や金額を更新するところから始まります。

本来であれば当期のビジネス環境の変化や新たなリスクを評価して手続きを立案すべきです、が

時間的な問題や、実務的な負担から「いかに前期と同じ形式で早く調書を埋めるか」が目的化してしまいがちです。

ゼロから思考する機会が奪われ、単なる穴埋め作業になってしまう…なんてことがつまらない、と感じることもあるでしょう。

(前期踏襲じゃダメということは皆さんもちろんわかっているとは思いますが、こうなりがちですよね…)

4. ルールや品質管理ばかりが厳格化している

近年の度重なる会計不祥事を受けて、監査法人内の品質管理基準は年々厳格化しています。

それに伴い、本質的なリスクアプローチよりも「内部の審査を通すためのチェックリスト埋め」や「形式的な文書化」に膨大な時間を割かれるようになりました。

クライアントのビジネスに向き合う時間よりも、法人内のルールと戦う時間の方が長いと感じたとき、多くの会計士がやりがいを見失います。

5. 尊敬できる・目標となるロールモデルの不在

パートナーやマネージャーが深夜まで疲弊しながら働いている姿や、内部の調整に奔走している姿を見たとき、

「自分が5年後、10年後にこうなりたいか?」と疑問を抱いてしまうケースです。

自分の将来像に希望を持てないと、目の前のつまらない作業を乗り越えるモチベーションが湧きません。

監査法人がつまらないと感じたときの具体的な対処法

今の環境が「つまらない」「辞めたい」と感じたとき、いきなり退職届を出すのは一旦ストップです。

監査法人という環境は、使い方次第でまだまだ自分のキャリアに活かせるからです(これは辞めてから気付くことが多いです)

まずは今の法人に在籍したまま試せる、3つの具体的な対処法をご紹介します。

1. 目の前の作業の「意味」をインチャージに確認する

特にJ1の方で、つまらないと感じる作業から抜け出すための第一歩は、自分がやっている単純な手続きが「監査プロセス全体の中でどのような意味を持つのか」を理解することです。

ただ言われた通りに証憑を突合するのではなく、なぜこのサンプル数なのか、どういったリスクに対応するための手続きなのかをインチャージ(主査)に質問してみてください。

全体像と自分の作業が結びつくと、ただの作業が監査的思考を鍛える訓練に変わり、少しずつ仕事の見え方が変わってきます。

とむやむくん

ちなみに、私もよくこれを主査に聞いていましたが、忙しいからとかいう理由で後回しにされることが多々ありました。時期やタイミングは考えた方がいいとは思いますが、結局教えてくれませんでしたね…結局自分で調べました。

2. 法人内の異動制度(アドバイザリー部門など)を活用する

大手監査法人であれば、監査部門以外にもFAS(財務アドバイザリー)やIPO支援、パブリックセクターなど、多岐にわたる部門が存在します。

多くの法人が社内公募(異動)制度を設けており、一定の評価を得ていれば、転職というリスクを冒さずに全く新しい業務にチャレンジすることが可能です。

監査の定型業務が合わなくても、M&Aのデューデリジェンスやコンサルティング業務なら合うという会計士は非常に多いです。

特にBIG4のFAS等はそもそも超人気で、外部から転職で入ろうとするとなかなか難しいことがありますが、内部からなら割と行きやすいです(それでも人気らしいですが外部よりはましです)

とむやむくん

私は独立した会計士に会う機会が多いですが、結構監査からコンサル系へ内部異動して、そのスキルで独立…という方にお会いします。将来的にやることが決まっているなら検討してもいいかもしれません。

3. 監査以外のスキル(IT、英語、Webマーケティングなど)を磨く

監査法人の仕事がつまらないなら、無理に監査の中でやりがいを見つける必要はありません。

(長年いたけど結局監査は好きじゃなかった、という方は結構います。私もあまり好きではないですし)

割り切って副業やスキルアップに時間を投資するのも立派な生存戦略です。

特にITスキルや語学力、あるいはWebマーケティングの知識などを身につけておけば、

将来的に事業会社やベンチャー企業へ転職する際、あるいは独立する際の極めて強力な武器になります。

とむやむくん

求人を見てみるとわかりますが、「監査経験×〇〇」でかなり人材としての評価があがります(つまり年収が上がります)。将来を見据えて何か監査以外のスキルを身に着けるのはおすすめです(法人によっては勉強に助成制度がある場合もありますしね)

「3年は我慢すべき」は本当か?若手会計士の転職のベストタイミング

よく「石の上にも三年」「最低でもシニアスタッフに昇格するまでは監査法人にいるべき」という言葉を耳にすると思います。

転職エージェントの立場から言わせていただきますと、これはおおむね間違いではないです。

ただ無理にシニアまで待つ、という必要は必ずしもない、とも言えます(どっちだよって感じですよね)

監査法人からの転職タイミングについて、スタッフ時代とシニア昇格後のそれぞれのリアルな市場価値を比較してみましょう。

スタッフ時代(入所1〜3年目)で転職するメリットとデメリット

まだ監査の全体像を掴みきれていないスタッフ時代での転職は、監査の専門性が低いと見なされるデメリットがあります。

ただ、20代という若さと公認会計士試験を突破した地頭の良さは、転職市場において非常に高く評価されます。

ポテンシャル採用枠として、事業会社の経営企画やスタートアップのコーポレート部門などに飛び込みやすいのは、柔軟に他社のカルチャーを吸収できるスタッフ時代ならではの特権とも言えます。

どうしても監査が致命的に合わないと感じたなら、早めに動くことも有効な選択肢です。

シニア昇格後(入所4年目以降)の市場価値

インチャージを経験し、シニアスタッフとして現場を回せるようになると、市場価値は一気に跳ね上がります。

FAS、優良事業会社の経理マネージャー候補、ベンチャー企業のCFO候補など、即戦力としての高単価なオファーが多数舞い込むようになります。

監査のプロフェッショナルという看板を背負って好条件で転職したいのであれば、やはりシニア昇格後が一つの明確なベストタイミングと言えます。

もちろん、シニアよりマネージャー、シニアマネージャーの方が市場価値は上がりますが、それだけ動きにくさというのも当然出てきます(年齢や家庭環境的にも)。シニア、という年次は転職を考える上では丁度いいタイミングともいえるでしょう。

監査法人がつまらない若手会計士におすすめの転職先

監査の定型業務につまらなさを感じている若手会計士が、より大きなやりがいや成長実感を求めて転職する際の、代表的なキャリアパスを3つ紹介します。

1. FAS(財務アドバイザリー)

M&Aにおける財務デューデリジェンスやバリュエーション(企業価値評価)、企業再生などを行うFASは、会計士の転職先として最も王道です。

監査で培った会計知識をフルに活かしつつ、過去の数字をチェックする仕事から「未来の企業価値を算定する」仕事へとシフトします。

ビジネスのダイナミックな変化を感じやすく、クライアントの重要な意思決定に直接貢献できるため、単調な作業から脱却を図るには最適な環境と言えるでしょう(ただし人気です)

2. 事業会社の経理・経営企画

ワークライフバランスを整えつつ、当事者としてビジネスに深く関わりたい方には事業会社への転職がおすすめです。

第三者として外部から指摘するのではなく、自社の数字を作り上げ、経営陣の意思決定をサポートする役割を担います。

監査法人でのクライアント対応経験も活かせるほか、特に経営企画などのポジションではプロジェクトベースの業務が多くなり、ルーティンワークにはない達成感を味わえます。

とむやむくん

私は現状経理経験はないですが、経理の方の話を聞くと、自分が監査で見ていた数値がそうやって作られるんだ…と興味深く、普通にやってみたくなりました(いつかやるかもしれません)

3. スタートアップ・ベンチャー企業のCFO候補

大きな裁量とスピード感を求めるなら、未上場ベンチャー企業への参画という選択肢もあります。

資金調達や経営戦略の立案から、時には地味なバックオフィス業務まで幅広く担当することになりますが、監査法人の細かすぎるルールや形式的な手続きに縛られることはありません。

自分の裁量で組織を作り上げ、会社の成長と自分の成長がリンクする感覚は、監査法人では得難い圧倒的なやりがいとなります。

とむやむくん

こちらも第一線で活躍したい会計士には人気のキャリアです。IPO界隈はセミナーや会合も結構やっている印象で、楽しそうだなあ、といつも思っています。

まとめ:監査法人がつまらないと感じたら、まずは外の世界を知ろう

監査法人の仕事がつまらないと感じるのは、あなたが自分の成長に貪欲である証拠です。

決して自分を責める必要はありません。

ただ思考停止で不満を抱えたまま今の環境に留まり続けるのは、せっかく苦労して手に入れた公認会計士という資格の無駄遣いになってしまうかもしれません。

法人内で異動を目指すにせよ、転職して新たなフィールドに挑戦するにせよ、まずは「外の世界にどんな選択肢があるのか」「今の自分の市場価値はどれくらいなのか」を客観的に知る情報収集から始めてみてください。

会計士の先輩でもいいですし転職エージェントでもいいのですが、私にご連絡いただいても大丈夫です。

(私自身も転職エージェントをやっておりますから色々な業界のお話ができると思います)

あなたにとって後悔のない選択肢を一緒に考えるお手伝いができれば嬉しく思います。

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