
【4700名へ独自調査】2026年最新BIG4監査法人の違いと特徴を徹底比較!現役会計士が選ぶリアルなランキング

公認会計士の独立完全ロードマップ!失敗せず食っていく具体的な方法【現役独立会計士438人へ独自調査】

公認会計士の転職超完全ガイド|転職先・年収・年代別戦略を解説

監査法人完全ガイド|仕事内容・年収・BIG4・就職・キャリアの全体像

公認会計士の独立後完全ガイド|仕事の取り方・収入・顧客・事業運営

【2026年6月最新】本当におすすめな公認会計士予備校ランキング【会計士解説】

公認会計士とは?『公認会計士試験完全ガイド』なり方・倍率・年収など現役公認会計士が解説

【2026年最新】現役133人に独自調査!公認会計士の現実の年収。平均年収1000万円は嘘?

公認会計士と税理士はどっちが難しい?難易度・勉強時間を簿記とも比較

公認会計士試験 短答式合格対策まとめ【2026年版】|100件超アンケートを現役会計士が分析

公認会計士の修了考査完全ガイド|日程・勉強法から合格後の登録まで
監査法人のスタッフは何をする?仕事内容6つと1年目の働き方を解説

この記事は以下の方におすすめ
・監査法人に入った後、どんな仕事をするのか知りたい方
・スタッフと主査の役割の違いが分からない方
・試験の知識が実務でどう役立つのか気になる方
・入所前に何を準備すればよいか迷っている方
とむやむくんイメージしづらい監査法人のスタッフの仕事を、具体的に解説します。
・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済、現在独立、転職エージェントとしても活動
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中
監査法人では監査をする!
…これは分かっていても、実際に入所したら自分は何をするのか、なかなか想像しにくいですよね。
結論からいうと、スタッフの中心となる仕事は、担当する部分の根拠を集め、確かめた内容を調書に残し、先輩のレビューを受けることです。
ずっと数字を入力しているだけ、でも、初日から難しい会計判断を全部任されるわけでもありません。
資料を見て疑問を整理し、チームで確認を進めていくのが主な仕事です。
今回は、スタッフの仕事を6つに分けて、順番に開設していきます。
この記事で扱うのは、主に公認会計士試験合格後に監査業務へ従事する若手スタッフです。事務職や監査アシスタントの仕事内容は採用区分で異なります。また、具体的な担当範囲は、法人・チーム・本人の経験によって変わります。
監査法人のスタッフとは?担当部分の検証を担うチームメンバー
スタッフは、上位者の指導を受けながら監査の実作業を進める立場です。
担当する資料を見て終わりではなく、何を確かめたのか説明できるようにするところまでが仕事になります。
スタッフは職位の呼び方。登録の有無だけでは決まらない
「スタッフ」は、資格の名称ではなく、監査法人の中での職位を表す呼び方です。
公認会計士試験に合格し、登録前の段階で監査チームに入る方はほぼこのスタッフです。
(前職があっても監査法人のキャリアは1からスタートです)
一方、採用ページにある「監査スタッフ」が何を指すかは、募集ごとに確認が必要です。
試験合格者向けの監査職なのか、監査アシスタントなのかで、求められる条件も担当範囲も同じとは限りません。
また、「スタッフは必ず入所後3年間」といった共通の決まりがあるわけではありません。
(一般的には、修了考査に合格し、公認会計士登録したら「シニアスタッフ」になるところが多いです)
呼び方や昇格の時期より、どの仕事を任されるのかを見た方がイメージしやすいです。
出典:公認会計士・監査審査会「令和8年版モニタリングレポート」(2026年7月公表、本文52〜53頁の職員・職階の説明)
主査との違いは、担当作業を進めるか、現場全体を取りまとめるか
スタッフは自分の担当を進め、現場の取りまとめ役である主査・インチャージへ進捗や疑問を伝えます。
主査は作業の分担や会社とのやり取りを調整し、監査を前へ進めます。
つまり、スタッフと主査では、主に見ている範囲が違います。
主査は現場での役割を指し、シニアスタッフなどの職位と必ず一対一で対応するわけではありません。
| 立場・役割 | 主に見る範囲 |
|---|---|
| スタッフ | 担当部分の確認・記録・報告 |
| 主査・インチャージ | 現場の進め方と各担当の取りまとめ |
| マネージャー等の上位者 | チームの管理や重要な論点の検討 |
| 担当パートナー | 担当する監査業務全体の統括 |
この表は役割をつかむためのイメージです。
小規模なチームでは一つの立場で複数の役割を担うこともあり、実際の分担を確認する必要があります。
出典:公認会計士・監査審査会「令和8年版モニタリングレポート」(2026年7月公表、本文53頁・91〜94頁の職階・業務分担を参照。主査の説明は本記事で整理した現場の役割)
監査法人のスタッフが担当する6つの仕事
作業は大きく、資料をそろえるところから、確かめて記録するところまで、でつながっています。
以下は代表的な業務の整理で、全スタッフが1年目にすべて担当するという意味ではありませんのでご注意ください。
1.資料を依頼し、確認に使える状態へ整理する
担当科目が決まったら、前期の調書があれば内容を読んでみて、手続きを把握します。
(前期の手続きと今期も同じ、とは限らないのでそこは注意しましょう、イメージをつかむためです)
その上で、会社から受け取る資料と、確認したい内容を把握します。
例えば現金預金を担当するなら、どの時点の残高を調べるのか、どの口座が対象なのかを先輩と確認します。
資料を受け取っても、対象期間が違ったり、一部の口座が抜けていたりすれば、そのまま作業を進められません。
資料が足りなければ、必要な内容と希望する期限を整理して依頼します。
疑問点があれば適宜質問、解消していきます。
とむやむくん私もスタッフ(J1)の最初の担当科目は現金預金でした。簡単と言われていましたが、全然意味が分からず、かなり先輩方に迷惑をかけた記憶があります…。
2.証憑突合で、数字と取引の根拠を照らし合わせる
「証憑突合(しょうひょうとつごう)」は、帳簿の数字と、取引の根拠になる書類を照らし合わせる作業です。
証憑という言葉が難しいですが、例えば請求書や契約書を思い浮かべると分かりやすいかと思います。
ここで大切なのは、金額が一致したことと、会計処理が適切であることを同じにしないことです。
証憑突合が何を確かめる手続なのか、はしっかり理解しておく必要があります。
不一致や分からない点があったら、勝手に「問題なし」にせず、どの資料の何が違うのかをまとめて先輩へ相談します。
(もしくはクライアントに質問します)
とむやむくんあれ、合わないな…ということは、意外と多いです。こちらの確認ミスの事もあれば、資料が違っていた、という場合もありますし、普通に間違っていることもあります。
3.残高確認の準備や回答の整理をする
入所後すぐにやることも多く、新人の代表的な仕事の一つと言えるでしょう。
残高確認は、会社の帳簿だけでなく、銀行や取引先などの外部へ情報を確かめる手続です。
例えば会社の預金について、銀行からの回答と帳簿の残高を照らし合わせる、といった感じです。
対象先や進め方はチームの指示に沿って確認し、回答待ち(返信が来ない等も)や数字の違いがあれば報告します。
審査会の2026年のレポートには、こうした事務作業を監査アシスタントや専用のセンターへ分担する例も載っています。
自分がどの工程を担当し、誰へ引き継ぐかを把握しておくことが大切です。
出典:公認会計士・監査審査会「令和8年版モニタリングレポート」(2026年7月公表、本文92頁の分担事例)
4.棚卸立会で、在庫の現物と数え方を確かめる
棚卸立会(たなおろしたちあい)は、会社が在庫を数える場に立ち会い、その様子や現物を確認する仕事です。
事務所のパソコンの前だけでなく、倉庫や工場などの現場へ行く機会になります。
入所前は「全部の在庫を会計士が数えるの?」と思うかもしれません。
ただここで行うのは、会社が行う棚卸を、監査の立場から確かめることです。
実際に何を数えて記録するかは、事前にチームと確認しましょう(少なくても全て一緒になって数えたりはしません)
リストと現物を照らす場面で、該当する商品が見つからなければ、チェックを付けることはできません。
(逆もしかりで、現物はあるのにリストにない場合もあります)
場所を聞き直し、気付いた点を先輩へ共有します。
現場の安全ルールも含めて準備しておきましょう。
5.内部統制の確認で、会社の仕事の流れを理解する
内部統制の仕事では、会計の数字が作られるまでの流れを見ます。
例えば仕入れなら、担当者が注文し、商品を受け取り、代金を支払うまでに、どのような確認が入っているのかを理解します。
ルールが書いてあっても、実際にそのルールどおり動いているとは限りません。
担当範囲に応じて、会社へのヒアリングや、承認の記録などの確認を進めます。
例えば承認が必要な取引なら、誰がいつ承認したか分かる資料を見ます。
記録が見当たらないときは、すぐに結論を決めず、運用の変更があったのか、別の資料があるのかを整理して相談します。
私が以前書いた新人業務の記事でも、業務の変更点を聞いたり、資料をもとに運用を確かめたりする仕事を紹介しています。
6.監査調書を作り、レビューで指摘された点を確認し直す
調書は、どの資料を使い、何を行い、どう考えたかを残す仕事の記録です。
ここはかなり法人によって温度感が違います。
(こまかーーーく記載する必要があるところもあれば、結構ざっくりのところもあります)
ただ意識したいのは、「確認しました」だけで終わらず、確認した内容と結果が伝わる書き方にすることです。
会社から聞いた説明や、資料で確かめた事実も区別して記載しましょう。
作成後は上位者のレビューを受け、説明が足りない点や追加で調べる点に対応します。
このほか、財務諸表などの開示書類について、金額や記載内容を照らし合わせる開示チェックを担当する場合もあります。
とむやむくんレビューは調書を作っていると気が重い場面かもしれませんが、勉強になることはかなりあります。後々自分がレビューする側に回った時も役に立つので、しっかり対応しましょう。
スタッフの1日はどう進む?時期によって仕事の配分は変わる
1日の仕事は、担当内容を確認して、資料を調べ、疑問を相談し、進捗を伝える…といった流れで考えると分かりやすいです。
朝に作業を確認し、途中で相談し、終わりに進捗を共有する
簡単に書くと次のようになります。
(全法人共通の日課ではなく、担当作業を進める例としてご覧ください。)
- 始業時:今日どこまで進めるか、資料待ちのものは何かを確認する
- 日中:受け取った資料を調べ、疑問点をまとめて相談する
- 作業の区切り:結果を調書に残し、レビューに回す
- 終業前:完了したことと、翌日に残ることを共有する
「終わっていない」とだけ伝えず、何がそろえば進むのかまで知らせると、チームも次の対応を考えやすくなります。
相談も報告も、担当業務を進めるためのしっかりした仕事です。
とむやむくん黙っていてギリギリで終わってません、が一番主査達は困ります。進捗は随時共有するようにしましょう。
期末は確認と取りまとめが重なり、仕事以外に補習の予定も入る
担当先の決算が近づくと、決算の数字を確認する仕事や、残った論点の整理が重なります。
忙しさを考えるときは、担当先の決算期と、複数の仕事が重なる時期を見ることが必要です。
ほとんどの場合、4・5月がピークで忙しいと思いますが、担当クライアントの決算時期が違う場合は繁忙期がずれることもあります。
(なので、年に何回も繁忙期がある、というケースもあります。その代わり一回の繁忙期がそこまで重くなかったり、もします)
実務補習や修了考査の詳しい流れは、別記事にまとめています。
採用面談では、講義や試験と仕事をどう調整しているかも聞いてみてください。

最初の数年で変わること|作業に慣れた先に、説明する力が育つ
最初は資料の名前に慣れるだけでも大変です。
慣れてきたら、作業の目的や、前後の仕事との関係まで見えるようになることを目指します。
1年目は進め方を覚え、経験とともに担当範囲を広げる
最初のうちは、必要な資料を探すことや、調書の書式を理解することにも時間がかかります。
先輩に確認しながら、担当した作業を最後まで進める経験を重ねます。
成長の目安は、早く入力できるかだけでなく、なぜその作業をするのか説明できるかです。
例えば残高の増減を見て、何を追加で確かめたいのか自分の言葉で相談できると、仕事への理解が深まります。
2年目、3年目と経験を重ねる中で、前より複雑な担当を持ったり、後輩を手伝ったりする機会も考えられます。
(ただ、同じ年次でも担当先やチーム規模が違うので、誰もが同じ順番で進むわけではありません)
監査経験を将来のキャリアにどうつなげるかについては、別記事で整理しています。
まずは今の担当で、何を理解できるようになったかを残しておくとよいと思います。

大変なのは、正解が見えないまま止まってしまうこと
試験では問題文に必要な情報が用意されていますが、実務では資料が足りなかったり、説明と資料がうまくつながらなかったりします。
何から聞けばよいか分からず、時間だけ過ぎてしまうこともあるでしょう。
そんなときは、「どこまで確認したか」と「どこから分からないか」を分けて相談すると、やり取りを進めやすくなります。
例えば「この残高が分かりません」だけでなく、「帳簿と一覧の合計は合っていますが、内訳のこの部分に対応する資料が見つかりません」と伝える形です。
何も調べずに丸投げするのも、分からないままずっと抱え込むのも避けたいところです。
最初に「どの段階で相談したらよいですか」と聞いておけば、確認のタイミングを合わせやすくなります。
とむやむくん私は新人の頃、「わからないことは何でも聞いてね!」と言われたのでめちゃくちゃ何でも聞いていたら、そのうちメールもチャットも無視されるようになりました(ひどい)。温度感を確かめたうえで、適切なタイミングを見つけましょう。
入所前に準備することと、説明会で聞いておきたいこと
入所前から、実務を全部できるようにしておく必要はありません(無理です)
試験で学んだ知識を戻しつつ、仕事で質問しやすい状態を作っておきましょう。
会計・監査の基礎を振り返り、エクセルの基本操作に慣れる
会計の知識はもちろんですが、監査論で学んだ「何を確かめるのか」という考え方も役に立ちます。
エクセルで調書を作ることが大半だと思いますので、使い方に慣れておくに越したことはありません。
じゃあ何をすればいいのか、ということですが、
私はMOSのエキスパートまで余裕があれば勉強しておくことをおすすめしています。
(普通に役に立ちます、私も取りました)
「若手は何を担当しますか」を、具体的な場面で聞く
説明会で「成長できますか」と聞くだけでは、どの法人でも似た答えになりがちです。
実際の担当や教わり方について聞く方が、入所後の姿を想像できます。
確認したいのは、若手の担当範囲と、困ったときに支えてもらえる仕組みです。
例えば、次のように聞いてみてください。
- 入所1年目の方は、どんな担当科目や作業を経験していますか
- 調書を作った後は、誰からどのようにレビューを受けますか
- 在宅勤務中に質問したいときは、どう相談していますか
- 繁忙期と実務補習が重なるときは、どう調整していますか
同じ法人でも部門や事務所で仕事は違います。
希望する配属先に近い若手の方へ聞くと、より具体的な話を得やすくなります。
法人選び全体の比較軸は、こちらも参考にしてください。

まとめ|スタッフの仕事は、数字の根拠を確かめて説明できるようにすること
監査法人のスタッフは、資料の確認や調書作成を通じて、監査チームの判断を支えます。
作業の見た目は地道でも、何を確かめる仕事なのかが分かると、試験で学んだ内容とのつながりも見えてきます。
まず覚えておきたいこと
・担当部分の根拠を確かめ、結果を記録する
・分からない点は整理して相談する
・レビューを受け、作業と説明を見直す
最初から何でもできる必要はありません。
入所前の方は、まず「どんな作業を任され、誰に教わるのか」を聞いてみてください。
監査法人で働くイメージをつかむ助けになればうれしいです。
就職からその後のキャリアまで、監査法人全体の流れを知りたい方はこちらにまとめています。

よくある質問|監査法人スタッフの仕事内容
- 監査法人のスタッフは、具体的に何をするのですか?
-
担当部分の資料を確認し、取引や残高の根拠を確かめ、結果を監査調書にまとめます。会社への質問や先輩のレビューへの対応も含まれます。担当する作業はチームや経験によって異なります。
- 監査法人1年目は、どの勘定科目を担当しますか?
-
全法人共通の決まりはありません。預金などの担当から始める例はありますが、科目名だけで難しさは決まらず、会社の状況や本人の経験に応じて分担されます。説明会で、希望先の実際の担当例を確認すると具体的です。
- スタッフと主査・インチャージは何が違いますか?
-
スタッフは自分の担当を進め、主査・インチャージは現場の作業分担や進捗を取りまとめる役割です。主査を担う職位や範囲は法人や案件によって違い、必ずマネージャーが主査になるわけではありません。
- 監査法人の仕事はExcel作業ばかりですか?
-
表計算を使う場面はありますが、それだけではありません。会社への質問、現場での確認、調書の説明なども仕事です。入力の速さと同じくらい、何を確かめる作業なのか理解することが大切です。
- 新人でも、会社の担当者に質問することはありますか?
-
担当業務に応じてあります。最初は先輩と質問内容や連絡方法を確認し、必要な資料と疑問点を整理してから進めましょう。判断に迷う内容を、その場で自分だけで断定する必要はありません。
- 公認会計士登録前でも、スタッフとして働けますか?
-
登録前の試験合格者が、監査チームに入る例があります。応募条件を確認し、登録前は試験合格者と正確に伝えましょう。
- スタッフでもリモート勤務はできますか?
-
利用できるか、どの程度利用するかは法人や配属先によって変わります。資料確認を在宅で進める例はありますが、現場への訪問が必要な仕事もあります。制度だけでなく、新人の実際の働き方を確認してください。
- 監査法人の新人は、入所前に何を準備すればよいですか?
-
会計・監査の基礎を振り返り、表計算の基本操作に慣れるところからで十分です。所属先のツールや調書の書き方は入所後に学びます。実務補習を含む予定と、分からないときの相談先も確認しておきましょう。
