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公認会計士試験論文式の直前期勉強法|この時期にやるべきこと

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公認会計士試験論文式の直前期勉強法|この時期にやるべきこと
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この記事は以下の方におすすめ
・公認会計士試験の論文式試験まで残り約1〜2か月で、何を優先すべきか迷っている方
・短答式は通過したものの、論文式の答案に自信が持てない方
・答練や模試の復習、理論暗記、計算対策のバランスで悩んでいる方
・この時期にやってはいけない勉強法も知っておきたい方

とむやむくん

この時期の論文式対策は、「知っている論点を増やす」よりも「本番で書ける答案に変える」ことが一番大事です。

筆者(とむやむくん)プロフィール

・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済、現在独立、転職エージェントとしても活動
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中

公認会計士試験の論文式試験が近づいてくると、不安が募り、どんな勉強をすればいいかわからなくなる…なんて方も多いと思います。

短答式までは「とにかく回す」「問題を解く」「正誤を判断する」という感覚でも進めやすいのですが、論文式は少し違います。

分かっているつもりの論点でも、いざ答案用紙に書こうとすると手が止まる。

租税法や選択科目まであって、どこまで潰せばいいのか分からない。

こういった不安は普通で、大体皆さんそんな感じだと思います。

令和8年公認会計士試験の論文式試験は、公式日程では2026年8月21日(金)から8月23日(日)です。

記事執筆の2026年7月上旬時点では、本番まで約6週間という位置づけになります。

公認会計士・監査審査会の公表資料では、令和8年試験の論文式試験受験予定者数は5,057人とされています。短答式合格者だけでなく、短答式免除者も含めて受験する試験なので、直前期は「全員が横並びの状態」というわけではありません。

この記事では、公認会計士試験の論文式受験生がこの時期に何を優先すべきかを、直前期の勉強方法として整理します。

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目次

公認会計士試験論文式の直前期は「答案化できる勉強」に寄せる

結論から言うと、この時期の論文式対策では、新しい知識を増やすことはもちろんですが、今ある知識を答案に出せる形へ整えることを意識するといいでしょう。

論文式試験は知識量だけでは勝てません。

もちろん知識は必要です。ですが、本番で求められるのは、問題文を読み、論点を見つけ、限られた時間で答案に落とし込む力です。

この時期にやるべき勉強は、大きく分けると次の3つです。

  • 答練・模試の復習で、失点パターンをつぶす
  • 典型論点を、答案構成まで含めて再現できるようにする
  • 本番3日間で崩れないように、科目ごとの最低ラインを作る

言い換えると、「分かる」を「書ける」に変える時期です。

テキストを読んで安心する勉強、論点名を見て分かった気になる勉強、講義を聞いて満足する勉強だけでは、少し危ないです。

直前期に教材を増やしすぎると、復習対象が広がりすぎて、逆に答案の精度が落ちることがあります。新しい教材を足す場合は、「本番までに何回復習できるか」まで考えてからにした方が安全です。

この時期にまず決めるべき優先順位

やるべきことは、全科目均等に注力することではありません。

(そうしたくなる気持ちはわかりますが)

科目ごとに「落としてはいけない論点」と「深追いしない論点」を分けること、が重要です。

論文式試験は科目数が多く、論点も広いです。完璧主義で全範囲を同じ濃度で仕上げようとすると、たいてい時間が足りません。

この時期は、次のように勉強対象を分けると進めやすいです。

スクロールできます
区分優先度この時期の勉強方法
何度も出ている典型論点最優先答案構成、キーワード、計算手順まで再現できるようにする
答練・模試で落とした論点高い間違えた理由を「知識不足」「読み違い」「時間不足」等に分けて潰す
重要だが苦手な論点高い満点ではなく、部分点を取りにいく型を作る
出題可能性はあるが細かい論点中〜低深入りせず、最低限のキーワード確認にとどめる
初見の難問・奇問低い本番で出たときの逃げ方だけ決める

ここで大事なのは、「捨てる」というより「強弱をつける」という感覚です。

直前期に全部を同じようにやろうとすると、結果的にどれも中途半端になりやすいです。

だったら、合格答案に必要な部分から順に固めていく方が現実的です。

科目別に見る論文式直前期の勉強方法

論文式の直前期は、科目ごとに勉強の目的を変えた方がいいです。

同じ「復習」でも、計算科目と理論科目では見るべき場所が違います。

財務会計論・管理会計論は「解ける問題を落とさない」ことを優先する

計算科目は、直前期に難問を追いかけすぎない方がよいです。

もちろん応用問題に触れること自体は大事です。ですが、この時期に一番怖いのは、本番で標準的な問題を落とすことです。

(基本的には短答式試験の知識で論文式には対応できます)

財務会計論や管理会計論では、次のような復習を優先します。

  • 答練で間違えた標準問題を、時間を空けて解き直す
  • 集計ミス、転記ミス、問題文の読み飛ばしをメモ化する
  • 解法を見れば分かる問題ではなく、自力で手が動く問題を増やす
  • 解けない問題に出会ったときの撤退基準を作る

計算科目の直前期は、「知らない難問を解けるようにする」より「取れる問題を確実に取る」意識がかなり大事です。

監査論・企業法は「答案の型」を作る

監査論や企業法は、知識を覚えているだけでは点数につながりにくい科目です。

本番では、条文・基準・趣旨・あてはめを、答案として読める形にする必要があります。

時間があるなら、論証集やテキストを眺めるだけでなく、短くてもいいので実際に書く練習を入れた方がよいです。

理論科目は、完璧な文章を暗記するよりも、「論点 → 趣旨 → 規範 → あてはめ」の流れを崩さずに書ける状態を目指す方が現実的です。

特に監査論は、言葉だけ見ると分かった気になりやすい科目です。

ですが、答案で問われると「何から書けばいいんだっけ」となりやすい。ここは本当にあります。

なので、論点ごとに1〜3行で書き出す練習をして、手が止まる箇所を見つけるのがおすすめです。

とむやむくん

本当に時間がなければ流れだけでも書いてみる、思い浮かべてみる、でもいいと思います。

租税法・選択科目は「最低ライン」を先に決める

租税法や選択科目は、直前期に不安が出やすいところです。

特に短答式後に本格的に取り組む人にとっては、「まだ全然足りないのでは」と感じやすいと思います。

ただ、ここでも大事なのは満点を取りにいかないことです。

まずは、典型問題で大きく崩れない状態を作ります。

  • 租税法は、頻出の計算パターンと理論のキーワードを優先する
  • 選択科目は、答練で扱った基本論点を中心に復習する
  • 苦手分野は、白紙を避けるための最低限の型を作る
  • 細かい論点は、時間をかけすぎる前に優先度を確認する

このあたりは、受験生ごとの状況差がかなり大きいです。

1日の勉強は「演習・復習・暗記」を分けて回す

この時期の1日は、気合いで長時間やるより、役割を分けて回した方が安定します。

おすすめは、次の3つを毎日の中に入れることです。

  • 演習:時間を測って、本番に近い形で答案を書く
  • 復習:間違えた理由を分解し、次に同じミスをしない形にする
  • 暗記:理論キーワード、条文・基準、計算パターンを短時間で確認する

順番としては、頭が動く時間に演習、疲れてきた時間に復習、さらに細切れ時間に暗記を入れるのがやりやすいです。

ただし、人によって朝型・夜型、専念生・社会人受験生など状況が違います。

大事なのは、毎日「今日は何をやったか」ではなく、本番で1点でも多く取るために何が改善したかで振り返ることです。

直前期の1日の目安
・午前:計算または重めの問題演習
・午後:理論科目の答案練習、論点整理
・夜:暗記、ミスノート確認、翌日の計画
・寝る前:SNS等の不安を増やす検索ではなく、明日の最優先事項だけ決める

最後の「不安を増やす検索をしない」は、地味ですがけっこう重要です。

直前期は、他人の勉強時間や模試の成績を見て焦りやすいです。ですが、その焦りで自分の勉強計画を崩すと、かえって危ない。

情報収集は必要ですが、行動が止まる情報収集は少し距離を置いた方がいいです。

とむやむくん

直前期のSNSは本当に危険な空間です。「模試A判定」「5→8だけど全然受かりそう」「計算なんて最近やってないけど余裕」みたいな、不安を掻き立てられる投稿がたくさんあります。SNSは息抜き程度に、そして真に受けすぎない、これが重要です。

論文式直前期にやらない方がいい勉強法

これは短答式でも同じことが言えますが、直前期は「頑張っている感じ」が出る勉強ほど注意が必要です。

たとえば、次のような勉強です。

  • 新しい教材を大量に買って、復習しきれないまま不安だけ増やす
  • テキストを読んでいるだけで、答案を書かない
  • 難問ばかり解いて、標準問題の精度を落とす
  • 模試の点数だけ見て、失点理由を分析しない
  • SNSで他人の進捗を見すぎて、自分の計画を崩す

もちろん、どれも気持ちは分かります。

不安だから教材を増やしたくなる。不安だからテキストを最初から読み直したくなる。不安だから周りの状況を見たくなる。

でも、論文式直前期に必要なのは、不安を一瞬だけ消す勉強ではなく、答案の点数につながる勉強です。

この時期は、「安心する勉強」より「点数が増える勉強」を選ぶ、くらいの意識でちょうどいいです。

本番3日間を意識して、生活リズムも整える

論文式試験は、1科目だけの勝負ではありません。

3日間の中で、体力、集中力、メンタルをどう維持するかもかなり大事です。

この時期からは、勉強内容だけでなく、試験本番の時間帯に合わせて頭を動かす練習もしておきたいです。

  • 本番と近い時間帯に重い科目を解く
  • 前日に確認する資料を絞っておく
  • 試験後に引きずらないためのルールを決める
  • 睡眠時間を削りすぎない

特に大事なのは、試験後に引きずらないことです。

論文式は、1科目の手応えが悪くても、次の科目で取り返せる可能性があります。逆に、終わった科目を引きずると、本来取れる科目まで崩れることがあります。

本番直前に生活リズムを大きく変えるのはおすすめしません。睡眠、食事、移動、持ち物は、できるだけ早めに「当日と同じ形」を試しておくと安心です。

当サイトが独自収集!論文式合格体験記

当サイトでは、独自に合格体験記を収集し、公表しています。

(趣旨としては予備校を介さないことで、忖度のないリアルな合格体験記を皆さんに届けたい、というものです)

論文式はこちらにまとめてありますので、よろしければご覧ください。

まとめ:この時期の論文式対策は、焦りを答案に変える勉強をする

公認会計士試験の論文式直前期は、不安が出て当然です。

ただ、その不安を消すために教材を増やしたり、周りと比べたりしても、点数に直結するとは限りません。

この時期に大事なのは、次の3つです。

・新しい知識も大事だが、答案に書ける知識を増やす
・答練や模試の復習で、失点理由を具体的につぶす
・科目ごとの最低ラインを作り、本番3日間で崩れない状態にする

論文式試験は、完璧な人だけが受かる試験ではありません。

もちろん簡単ではないです。最後までしんどいですし、たぶん不安がゼロになることもありません。

でも、今からでも伸ばせる部分はあります。

この時期は、焦りを消すことより、焦りを「次の答案で1点増やす行動」に変えることを意識してみてください。

この記事が、論文式試験前の勉強方法を少しでも整理するきっかけになればうれしいです。

よくある質問(Q&A):公認会計士試験論文式の直前期勉強法

論文式試験まで残り1〜2か月でも勉強方法を変えて間に合いますか?

間に合う部分はあります。ただし、全範囲を一からやり直すのではなく、答練・模試で落とした標準論点を中心に、答案に書ける形へ直すことを優先した方がよいです。

この時期に新しい教材を追加してもいいですか?

追加してもよいですが、本番までに復習しきれる量に絞るべきです。不安だから増やすのではなく、今の弱点を埋める目的が明確な教材だけにした方が安全です。

計算科目と理論科目はどちらを優先すべきですか?

人によりますが、直前期はどちらか一方に偏りすぎない方がよいです。計算は標準問題の取りこぼし防止、理論は答案の型作りを中心に、毎日少しずつ触れる形がおすすめです。

模試の点数が悪かった場合、何を見直すべきですか?

点数そのものより、失点理由を見ます。知識不足、問題文の読み違い、時間配分ミス、答案構成の崩れに分けると、次の勉強で何を直すべきかが見えやすくなります。

試験直前にSNSを見るのはやめた方がいいですか?

完全にやめる必要はありませんが、見たあとに焦って計画が崩れるなら距離を置いた方がよいです。直前期は、他人の進捗より自分の答案改善に時間を使った方が点数につながります。

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