【現役会計士が本音で解説】公認会計士の仕事内容とは?監査だけじゃない多様なキャリアとリアルな1日

・公認会計士のリアルな仕事内容
・公認会計士の実際のリアルな1日

・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済
・現役会計士としてSNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中
こんにちは!とむやむくんです。
公認会計士って、具体的にはどんな仕事をしてるの…?
やっぱり一日中、電卓を叩いて監査ばかりしているの…?
たまにこのようなお問い合わせをいただくことがあります。
勉強初めてある程度すると、公認会計士の仕事もなんとなーくですがイメージがつくと思います(監査論とかで)
ただそれでも実際にどんな仕事をしているかはなかなかわかりにくいと思います。
「公認会計士=監査」といのももちろん間違っていませんが、それは公認会計士の仕事のほんの一部です。
この記事では、
現場で働く私自身の経験も交えながら、公認会計士のリアルな仕事内容、多様なキャリアパス、そして実際の1日のスケジュールまで、できるだけわかりやすく書いていきます。
公認会計士の独占業務「監査」とは?【社会の信頼を守る番人】
まず、公認会計士の仕事のメインであり、会計士が唯一独占業務として認められているのが「監査」です。
(意外かもしれませんが、独占業務としてはこの「監査」のみです)
監査は簡単に言うと、
企業が作成した決算書等がルールに則って正しく作られているかを、第三者の専門家としてチェックし、
これは間違いなく適正に作られていますよー、という証明をすることです。
もし企業の決算書が嘘だらけだったら、投資家が安心して投資できませんし、銀行もお金を貸してくれません。企業の決算書が間違いないことを証明し、経済社会をスムーズに回すのが公認会計士の仕事です。

実際の監査現場では、企業の経理担当者へのヒアリング、資料の分析、在庫の現物確認(棚卸立会)など、地道な作業も多いですが、やりがいはあります。
監査だけじゃない!会計士の多様なキャリアパス・仕事内容
多くの公認会計士試験合格者は、まず監査法人に就職し、監査の実務経験を積みます。
しかし、その後のキャリアはびっくりするほど多様です。
いくつもある公認会計士のキャリアパスのうち、代表的なものを紹介します。
1. 監査法人でのキャリア
監査法人内でも、実は監査以外の専門部署でキャリアを積む道があったりします。
コンサルティング:経営戦略、リスク管理、システム導入支援など、企業の経営課題を解決する仕事です。
監査部門で働いていても、状況によってはこういった部署と連携して仕事を進めることがあります。
法人にもよりますが異動が可能だったりする場合もあるので、監査をやりつつ、そういった方々の働き方を見てみるのも参考になります。
2. コンサルティングファーム・FAS
先ほど書いた通り、監査法人内で経験することが可能な場合もありますが、
監査法人で培った知識と経験を活かし、より専門的な会社へ転職する公認会計士も非常に多いです。
(待遇等を劇的に改善したり、こうしていったん監査法人から出たい方は別会社へ行く方が多い印象です)
3. 事業会社(一般企業)
こちらもよく聞く事業会社で働くというキャリアです。
会計の専門家として、企業の内部から経営を支えます。
経営企画部:経営計画の策定や、新規事業の検討など、経営の意思決定に深く関わります。
内部監査室:社内の不正防止や業務改善のためのチェックを行います。
CFO(最高財務責任者)・役員:最終的には、企業の経営トップとして活躍する道も開かれています。

監査法人で「外」から企業を見ていたのが、事業会社では「中」から当事者として経営に関わことになります。監査法人にいた側からすると興味深いですよね。
4. 独立開業
監査業務で独立するケースももちろんありますが、
コンサルティングや税務(税理士登録が必要)の専門家として自身の事務所を構える公認会計士が多い印象です。
雇われていた時とは大きく異なるスキルが必要になりますが、
やればやるだけ自分に報酬として返ってくるので、やりがいはありますよね。
【繁忙期 vs 通常期】公認会計士のリアルな1日のスケジュール
公認会計士の働き方は、クライアント企業の決算期に左右されるため、時期によって大きく異なります。
(大半は3月決算ですが、それ以外の場合も結構あります)
ここでは、監査法人に勤務する若手スタッフを例に、繁忙期と通常期の典型的な1日をご紹介します。
※以下は3月決算会社を想定しています。繁忙期以外は定時頃退社していますが、これも時期によって結構変わりますし、チームにもよります。
繁忙期(4月~5月頃)の1日
本日の作業内容、進捗や懸念事項などをチーム全員で共有します。
提出された資料の分析をひたすら実施したり、不明点があれば企業の経理担当者に質問したり、様々な監査手続きを行います。
唯一の息抜き時間。午後の激務に備えます(チームにもよりますが、チームでランチの場合が多いような気がしています)
午前中の続き。午後からが本番感があります。
一日の作業内容を主査(現場責任者)に報告。論点や課題を整理します(進捗会議が毎日ないチームももちろんあります)
体力と集中力が持つところまで頑張ります。
繁忙期の退社時間は本当にチームによります。
通常期(6月~12月頃)の1日
通常期ではクライアントに行かずに監査法人出社の場合もあります。メールチェックや必要があればクライアントに連絡をしたりします。
繁忙期でない時期にこうした研修が実施されるケースが多いです。都合がつけば出席し、知見を広げます。
アサインが入っていればその業務を行います。繁忙期以外は時間に余裕があるケースもあるので、腰を据えて業務を行えるケースが多いです。
通常期は定時頃退社し、自己研鑽やプライベートの時間に充てることができます(できないチームもあります)
公認会計士の仕事に関するQ&A
最後に、よくいただく質問にQ&;A形式でお答えします。
仕事のやりがいは何ですか?
綺麗ごとを言えば、
キャリアを積めば専門家として企業の経営者と対等に議論し、頼られる存在になれること。
ですかね…
ただクライアントにもよりますが、全然会計に関しての知識がないような方と話をする機会もあって、
そういう場面では、あープロとして仕事しているのかなあ、みたいな実感は早いうちから得られると思います。
AIの発展で仕事がなくなることはありませんか?
単純なデータ照合などの作業はAIに代替されるはずですし、徐々にそうなってきています。
しかし、そのデータどんな意味を持っていて、経営者と対話したりして「ん?なんかおかしいな?」といわゆる不正の兆候を見抜くといった高度な専門的判断は、人間にしかできません。
AIを使いこなすようになる必要はあると思いますが、AIが原因で公認会計士の仕事がなくなることはないと考えています。
英語力は必要ですか?
必須ではありません(私も得意ではありません)
ただ、英語力があればキャリアの選択肢が格段に広がります。
外資系クライアントの担当や、海外駐在のチャンスも巡ってきます。
年収アップにも直結するため、学習しておくに越したことはないです。
まとめ:公認会計士は、社会を支え、キャリアを切り拓く専門職
今回は、公認会計士のリアルな仕事内容について解説しました。
・公認会計士の独占業務は、社会の信頼を支える「監査」
・監査法人での専門業務、コンサル、事業会社の経営幹部など、キャリアパスは非常に多様
・働き方はクライアントの決算期に左右され、繁忙期と通常期でメリハリがある
・AIには代替できない高度な専門的判断が求められ、将来性も高い
公認会計士はなるのも大変ですし、
高い専門性と倫理観が求められる厳しい仕事です。
ただ、その分だけ大きなやりがいと、自分の力でキャリアを切り拓いていける魅力があります。
おすすめの資格であることは間違いありません。
公認会計士試験についてはこちらの記事も参照してください。






