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公認会計士が独立したらオフィスはどうする?自宅・シェア・賃貸を比較

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公認会計士が独立したらオフィスはどうする?自宅・シェア・賃貸を比較
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この記事は以下の方におすすめ
・公認会計士として独立する際、専用オフィスを借りるべきか迷っている方
・自宅、シェアオフィス、バーチャルオフィスの違いを知りたい方
・登録、住所公開、守秘義務、来客対応で失敗したくない方
・固定費を抑えつつ、顧客から信頼される仕事環境を作りたい方

とむやむくん

独立したからといって、いきなり立派な賃貸オフィスを借りる必要はありません。仕事の内容に合う「最小構成」から始めるのがおすすめです。

筆者(とむやむくん)プロフィール

・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済、現在独立、転職エージェントとしても活動
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中

目次

結論|独立直後は自宅+必要なときだけ会議室でも十分

公認会計士が独立するときのオフィスは、自宅、シェアオフィス・レンタルオフィス、バーチャルオフィス、専用の賃貸オフィスが主な選択肢になるかと思います。

結論からいうと、業務形態にももちろんよりますが、一人でオンライン中心の業務を始めるなら、自宅で作業し、対面の打ち合わせだけ貸会議室を使う形はかなり現実的です。

ただ注意が必要なのが、「自宅で仕事ができる」ことと「その住所を事務所として登録・公開してよい」ことは別問題です。

さらに税理士登録もする場合は要件が厳しくなります、所属予定の税理士会に事前確認した方が安全です。

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選択肢向いている人主なメリット注意点
自宅オンライン業務が中心の一人事務所固定費を抑えやすい住所公開、賃貸借契約、生活との分離
シェア・レンタルオフィス来客や外出があり、設備を共用したい人会議室や受付を使いやすい会話・画面・書類の情報管理
バーチャルオフィス住所利用を主目的にしたい人住所を分けやすく、比較的低コスト作業場所にはならないことが多く、登録可否の確認が必要
専用賃貸オフィス来客、採用、書類保管が多い人仕事環境と信用面を整えやすい初期費用と毎月の固定費が重い

先に決めるのは物件ではありません。
①どの住所を登録・公開するか、②普段どこで作業するか、③顧客とどこで会うか。この3つを分けて考えると、必要以上に高いオフィスを借りずに済みます。

とむやむくん

私の場合は基本的にオンラインでの作業が多かったため、バーチャルオフィスを借りました(まあその後必要になりレンタルオフィスも借りたのですが…)

公認会計士の独立オフィス4つを比較

自宅|固定費を抑えたい独立初期の本命

自宅オフィスの最大のメリットは、やはり固定費を抑えやすいことです。

顧問先とのやり取りがオンライン中心で、紙の資料も少ないなら、専用オフィスがなくても実務は進められます。

通勤時間がなく、急なオンライン会議にも対応しやすいので、独立直後の機動力とも相性がよいです。

  • 向いている:オンライン中心、一人で開業、来客が少ない
  • 確認したい:賃貸借契約・管理規約で事業利用が可能か
  • 対策したい:住所公開、家族との空間分離、宅配・郵便、生活音

持ち家でもマンション管理規約等の確認は必要です。

賃貸なら、住居専用の物件で事業利用や法人登記が制限されていないかを先に見ておきましょう。

賃貸の場合、法人利用ができないことが結構多いです。無断で法人の住所として登録してしまうと後々トラブルになることがあるので、しっかり確認するようにしましょう。

シェアオフィス・レンタルオフィス|来客と設備のバランス型

シェアオフィスやレンタルオフィスは、受付、会議室、郵便受け、複合機などを共用できるのが魅力です。

(複合機、地味に助かります)

自宅住所を表に出したくない方や、顧客と会う場所を確保したい方に向いています。

ただし、公認会計士の仕事では未公表の決算情報や個人情報を扱うことがあります。

オープンスペースで顧客名を口にしたり、画面や紙資料を見える状態にしたりするのは避けたいところですので、配慮が必要です。

  • 防音性のある個室・電話ブースを予約できるか
  • 書類を施錠保管できるか
  • ゲスト利用・会議室に追加料金がかかるか
  • 郵便物や宅配便を誰が受け取り、どう保管するか
  • 退去時やプラン変更時に住所利用をいつまで継続できるか

オフィスだから法人登録もOKだよね!と思うかもしれませんが、実はできないケースも結構あります(オプションになっていることが多いと思います)。しっかりかくにんしておきましょう。

バーチャルオフィス|住所と作業場所を分けたい人向け

バーチャルオフィスは、一般に住所利用や郵便転送を中心とするサービスです。

自宅住所を公開したくない場合に便利ですが、その場所で日常的に仕事ができるとは限りません。

(多くのケースではできません)

そのため、バーチャルオフィス単体ではなく、実際の作業場所や会議場所とセットで考える必要があります。

レンタルオフィスやバーチャルオフィスは、「士業利用可」と書いてあっても、その一文だけで判断しないでください。
公認会計士の登録上の扱いと、税理士登録をする場合の事務所要件は結構違います。契約前に、住所・個室・郵便・表示方法を整理したうえで、関係先へ確認するのが安全です(税理士登録の方が要件が厳しいです)

専用の賃貸オフィス|来客・採用・保管が増えたら検討

専用オフィスは、顧客を迎えやすく、電話やオンライン会議の内容も周囲に聞かれにくいのが強みです。

スタッフを採用する、紙の証憑や契約書を継続的に保管する、対面相談が多いといった場合は有力です。

一方で、家賃だけを見て決めると危険です。保証金、仲介手数料、内装、家具、通信、複合機、光熱費、原状回復など、独立初期には重い支出が続きます。

売上がまだ読めない段階では、オフィスが信用を生むメリットより、固定費が意思決定を縛るデメリットの方が大きいこともあります。

とむやむくん

継続的にかかる通信・光熱費等は結構出費がかさみます、掃除も自分でしなくてはいけないので手間もありますよね…

登録住所・作業場所・来客場所は分けて考える

公認会計士の登録事項は変更時の手続きも考える

日本公認会計士協会では、開業登録や登録事項変更の手続きが案内されています。

事務所を移したり、勤務先から独立して自ら事務所を設けたりする場合は、登録変更の対象になり得ます。

オフィスを短期間で何度も変えると、協会の手続きだけでなく、Webサイト、名刺、契約書、請求書、銀行、郵便などの住所変更も発生します。

最安プランだけでなく、1〜2年は無理なく使えるかまで見て選びましょう。

手続きの最新情報は、日本公認会計士協会の登録関係ページで確認できます。心配な場合は個別の利用形態が登録上問題ないか、契約前に協会へ確認してください。

税理士登録もするなら所属予定の税理士会に確認

独立した公認会計士の中には、税務業務を行うため税理士登録も検討する方がいます。

その場合は、税理士事務所としての所在地や設備について確認資料を求められるや、立会検査がある場合があります。

バーチャルオフィスは恐らく難しいですし、自宅ならどこでも大丈夫というものでもありません。

(結構厳しいです)

建物の状況、利用契約、他の事務所との区分、実際の執務環境などを説明できるようにして、日本税理士会連合会の案内と所属予定の税理士会で確認しましょう。

自宅住所をどこまで公開するか決める

事務所所在地は、公認会計士の登録情報や、Webサイト、契約書、請求書、郵便物など…、結構色々な場面で使います。

自宅を選ぶなら、家族のプライバシーや不意の来客まで含めて考えた方がよいです。

反対に、住所を分けるためだけに高い個室を借りる必要があるとも限りません。バーチャルオフィスと、自宅や別の安全な作業場所を組み合わせる方法もあります。

とむやむくん

名刺に載っている住所は結構皆さん見ていて、都心の一等地だと信用力が高い印象があります(まあバーチャルオフィスだろうな…と思っているかもしれませんが、住所だけだとわからないですからね)

業務スタイル別のおすすめオフィス

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主な働き方最初の候補追加したい設備見直しの目安
オンラインの経理・CFO支援自宅+貸会議室個室、安定回線、外部モニター対面相談や資料保管が増えたとき
税務顧問・経営相談自宅または個室型レンタルオフィス来客場所、郵便、施錠保管来客頻度やスタッフが増えたとき
非常勤・業務委託で客先作業が中心自宅集中できる机、通信の予備自社案件の比率が高まったとき
チームでの支援・採用予定あり個室型レンタルまたは専用賃貸複数席、会議室、入退室管理席数や来客対応が足りなくなったとき

オンライン中心なら「自宅+必要時だけ会議室」

顧客との資料共有や会議がオンラインで完結するなら、毎月の専用オフィス代を払う必要性は低くなります。

必要な日にだけ貸会議室を予約すれば、来客対応の質も落とさずに済みます。

税務顧問や対面相談が多いなら個室型も検討

中小企業の経営者から税務や資金繰りの相談を受ける場合、対面で話したい顧客もいます。

毎回会議室を探す手間が増えたら、住所利用と会議室をまとめられる個室型レンタルオフィスが候補になります。

非常勤が収入の柱なら固定費は小さくする

監査法人の非常勤や客先常駐が中心なら、自分のオフィスを使う時間は限定されます。

使わない場所に固定費をかけるより、案件獲得や生活防衛資金に回した方が安心です。

採用・来客・紙資料が増えたら専用オフィスへ

スタッフが増える、来客が週に何度もある、紙資料を安全に保管する必要がある。

このあたりが、専用オフィスへ切り替える分かりやすいサインです。

契約前に確認したい10項目

オフィスを契約してから「登録に使えない」「郵便物を受け取れない」と気づくと、時間もお金もかかります。

最低限、次の10項目を確認しましょう。

  1. 公認会計士の事務所情報として使えるか
  2. 税理士登録もする場合、その事務所として説明できるか
  3. 賃貸借契約・管理規約で事業利用や登記が認められるか
  4. Webサイトや名刺に住所を表示できるか
  5. 郵便物・書留・宅配便の受取方法と保管期限
  6. オンライン会議の音漏れや画面ののぞき見を防げるか
  7. 紙資料や端末を施錠保管できるか
  8. 会議室・ゲスト利用・複合機などの追加料金
  9. 初期費用、月額費用、解約費用を含む年間総額
  10. 移転時の住所変更と顧客への案内にかかる手間

基本的にどこでも内見はできるかと思いますので、

内見時には、平日の利用者数、電話ブースの埋まり方、会議室の予約状況も見ておくと安心です。

写真では静かに見えても、実際はオンライン会議がしにくい施設もあります。

(逆に静かすぎて音漏れがすごい…なんてことも)

自宅・共用オフィスでも守秘義務を守る環境を作る

公認会計士のオフィス選びで、家賃より先に考えたいのが情報管理です。

場所が立派でも、画面や会話が外から見聞きできるなら安心とはいえません。

  • 顧客資料は鍵付きの棚またはアクセス制限したデータで管理する
  • 仕事用の端末・アカウントと私用を分ける
  • 二段階認証と端末ロックを設定する
  • 家族や他の利用者から画面が見えない配置にする
  • 機密性のある電話・オンライン会議は個室で行う
  • 紙資料は放置せず、廃棄方法まで決める
  • 通信障害に備えて予備回線とバックアップを用意する

「自宅か賃貸か」も大事ですが、「第三者に情報が見えない・聞こえない・持ち出されないか」は結構重要です。

とむやむくん

公認会計士の事務所登録ではあまり気にされませんが、登録する業種によっては「鍵付きキャビネット」が必須になることもあります。特に自宅でない場合は(自宅でもかもしれませんが)個人情報を保管するときは施錠できる環境があるのが理想的です。

オフィス費用は月額ではなく年間総額で判断する

独立直後は売上が月ごとに変動しやすいため、オフィス費用は固定費として結構効いてきます。

月額表示だけでなく、初期費用とオプションを含めた年間総額で比較しましょう。

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費用項目見落としやすい内容確認方法
初期費用保証金、事務手数料、仲介、家具、回線工事入居までの支払総額を見積もる
毎月の費用共益費、光熱費、会議室、郵便転送、複合機通常月と繁忙月の両方で試算する
更新・解約更新料、違約金、原状回復、住所利用の終了日契約書の解約条項を確認する
移転コスト登録、名刺、Web、契約書、顧客案内金額だけでなく作業時間も見積もる

なお、自宅家賃や光熱費を必要経費にする場合、家事分と事業分が混ざる費用は、記録などに基づいて業務上必要な部分を明確に区分する考え方が基本です。

(まあこれを読んでいる方は公認会計士の方がほとんどでしょうから問題ないとは思いますが…)

専用オフィスへ移る7つのタイミング

専用オフィスは、独立時に借りるものではなく、必要性が出てから借りても遅くありません。

次のサインが複数出たら検討しましょう。

  • 対面の打ち合わせが毎週あり、会議室予約が負担になった
  • スタッフや共同受注メンバーが定期的に集まる
  • 紙資料や機器の保管場所が足りない
  • 自宅住所の公開や来客が家族の負担になった
  • 共用スペースでは機密性を確保しにくい
  • 売上が安定し、家賃を払っても十分な資金余力がある
  • 採用や顧客体験の面で、専用拠点の効果を説明できる

逆に、「独立した会計士らしく見せたい」という理由だけなら、急いで借りる必要もないとは思います。

顧客が評価するのは、住所の華やかさよりも、業務の質の方です。

とむやむくん

独立会計士の方の話を聞いていると、固定でオフィスを借りていない人も一定数います。ご自身の業務形態とあわせて検討して、必要ないなら借りないに越したことはないですからね…(本当に地味に費用かかるので)

公認会計士の独立準備に役立つ関連記事

オフィスだけでなく、案件の取り方や収入の作り方まで含めて準備したい方は、次の記事も参考にしてください。

公認会計士の独立オフィスに関するよくある質問

公認会計士が独立するなら専用オフィスは必須ですか?

専用の賃貸オフィスが一律に必要とは限りません。オンライン中心の一人事務所なら、自宅や個室型レンタルオフィスから始める方法があります。ただし、登録住所や他資格の事務所要件は契約前に関係先へ確認してください。

自宅を公認会計士事務所にできますか?

自宅で業務を行う例はあります。ただし、賃貸借契約や管理規約、住所公開、家族のプライバシー、資料の保管、オンライン会議の音漏れを確認したうえで判断しましょう。登録上の個別判断は日本公認会計士協会へ確認してください。

バーチャルオフィスを使っても大丈夫ですか?

サービスの利用目的や設備、登録する資格によって確認事項が異なります。住所利用ができても、実際の執務場所や個室性が別途必要になる場合があります。「士業利用可」だけで決めず、契約内容を整理して協会等にしっかりかくにんしましょう(税理士は多分バーチャルはだめです)

シェアオフィスで守秘義務は守れますか?

使い方次第です。機密性のある会議は防音個室で行い、画面ののぞき見、紙資料の放置、共用Wi-Fi、郵便物の管理に注意してください。必要な設備が契約プランに含まれるかも確認しましょう。

自宅家賃や光熱費は経費にできますか?

業務に必要な部分を明確に区分できる場合、その部分を必要経費として扱えることがあります。面積や使用時間など、合理的な基準と記録を残しましょう。

税理士登録もする場合は何に注意しますか?

税理士事務所の所在地や実際の執務環境を確認されることがあります。自宅、共同事務所、レンタルのいずれでも、契約前に所属予定の税理士会へ相談し、必要資料と条件を確認してください。

独立直後におすすめのオフィス形態は?

一人・オンライン中心なら、自宅または小さな個室を基本にし、必要なときだけ貸会議室を使う形が現実的です。来客、採用、紙資料、住所公開の課題が増えた段階で、専用オフィスへ広げると固定費を抑えられます。

まとめ|見栄ではなく業務と安全性でオフィスを選ぶ

公認会計士が独立したときのオフィスは、最初から専用賃貸にする必要はありません。大切なのは、次の順番で考えることです。

  • 登録・公開する住所を決める
  • 守秘義務を守れる普段の作業場所を作る
  • 顧客との対面場所を必要な頻度だけ確保する
  • 年間総額と移転コストを比べる
  • 来客・採用・保管が増えたら広いオフィスへ移る

独立初期は固定費を小さくし、仕事が増えてから環境を広げる方が動きやすいです。

ただし、登録や税理士事務所の扱いは個別事情で変わるため、契約前の確認だけは省かないようにしましょう。

立派なオフィスより、まずは安心して仕事を任せてもらえる環境作りから。

皆さんの参考になれば幸いです。

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