独立会計士はホームページを作るべき?必要な理由・掲載内容・作り方を解説

この記事は以下の方におすすめ
・これから独立する公認会計士
・紹介営業が中心でもホームページが必要か迷っている方
・WordPress、AI、外注のどれを選ぶか決めたい方
・独立会計士のホームページに何を載せればよいか知りたい方
とむやむくん独立会計士は、小さくても自分のホームページを持つのがおすすめです。ただ、最初から超立派なサイトを作る必要はありません。
・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済、現在独立、転職エージェントとしても活動
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中
会計士として独立すると、ホームページを作るべきか迷う方、多いと思います。
「会計士の仕事は紹介で決まるからいらないよ」というお話も耳にするとは思いますが…
私の結論は、独立会計士は、集客のためだけでなく、紹介された方が安心して問い合わせるための確認先としてホームページを作るべき、です(名刺代わりというやつですね)
名刺交換や紹介のあと、相手が事務所名や氏名を検索することがあると思います。
そのとき、得意分野、経歴、相談方法がまとまったページがあると、紹介者が毎回すべて説明しなくても済みますし、
ざっくり言えばしっかりした人なんだな、というイメージを与えることができます(結構重要です)
ただ、やはりホームページを公開しただけで仕事が自動的に増えるわけではありません。
紹介、SNS、対面などと組み合わせて育てるものです。
この記事では、作るメリット、最低限の掲載内容、作成方法、費用の考え方、SEO、問い合わせフォーム、職業倫理上の注意点まで整理します。

結論|独立会計士は小さくてもホームページを作るべき
ホームページは作る方がよいです。
ただし、独立初日から何十ページもある凝ったものを用意する必要はありません。
独立初期の最低ライン
・誰が運営しているか分かる
・何を相談できるか分かる
・誰を対象にしているか分かる
・問い合わせ方法が分かる
・事務所情報と個人情報の扱いを確認できる
最初は1ページの中にこれらをまとめても構いません。
サービスや問い合わせが増えてから、実績、FAQ、ブログ、採用などを追加していけば十分です。
大切なのはデザインの豪華さより、相手が知りたい情報へ迷わずたどり着けることです。
とむやむくん私はこのサイトを作っていますが、匿名で活動している関係で、別で個人のHPもいくつか運営しています。名刺にはそちらの情報を載せていたりします、このサイトは載せていないんですよね…宣伝したいのはやまやまなのですが。
ホームページを作る優先度が低いケース
ホームページは確かに役立ちますが、独立準備の最優先、とは限りません。
- 当面は特定の監査法人・会社からの業務委託だけで働く
- 提供するサービスと対象顧客がまったく決まっていない
- 問い合わせを受けても対応する時間や体制がない
- 生活費を支える収入や資金繰りの準備ができていない
- 独立日、事務所名称、連絡先がまだ確定していない
この場合も「作らない」と決めるのではなく、
作るとしたらどんな感じで作ろうかな…と考えておくと、意外と自分に足りないもの(実績が足りない!宣伝文句がない!とか)が見えてくるので、おすすめです。
独立直後の収入が不安定なら、ホームページ制作へ大きな費用をかける前に、非常勤や業務委託など生活費の土台を確保してください。

ホームページが独立会計士に役立つ5つの理由
冒頭にもお話ししましたが、ホームページの役割は、検索から新規顧客を集めることだけではありません。
1. 紹介された人が経歴と専門分野を確認できる
紹介者から「会計士を紹介します」と言われても、相談者はその人の経歴や対応範囲を十分に知りません。
ホームページにプロフィール、資格、経験、サービスがまとまっていれば、面談前の不安を減らせます。
2. できる仕事・受けない仕事を伝えられる
「公認会計士なら会計・税務・監査を全部できる」と誤解されることがあります。
IPO支援、決算・開示、内部統制、財務DD、管理会計など、対応分野を具体的に書きましょう。
あえて書く必要ないですが、扱っていない分野も同時に把握してもらうことが可能です(税務って書いてないから、税務はやらないんだろうなあ…みたいな感じです)。
3. 紹介者が説明しやすくなる
紹介だけに頼っていても、紹介者があなたの仕事を正確に説明できるとは限りません。
(意外と細かくは知らなかったりしますしね)
サービスページのURLを渡せれば、「この相談ならこの人」と紹介しやすくなります。
ホームページは紹介営業を完全に置き換えるものではなく、紹介を助ける資料と考えればいいと思います。
4. SNSや名刺に左右されない情報の本拠地になる
各種SNSは人柄や日々の発信を伝えやすい一方で、過去の投稿は流れていってしまいます。
ホームページなら、サービス、経歴、FAQ、連絡先を整理して置いておけます。
SNSのプロフィールや名刺からも、自分が管理するサイトへ案内することも可能です。
5. 検索・記事から中長期の問い合わせ経路を作れる
専門分野に関する記事やFAQを増やせば、悩みを検索した人がサイトを見つける可能性があります。
例えばあなたが、「独立会計士のHP作成を、同じ会計士が作ります」みたいな記事を書いたとします。
だれかがGoogleで「独立会計士 HP作成 会計士が作成」みたいな形で調べた時に、あなたが作った記事が上位に表示されていれば問い合わせにつながる、というものです。
このGoogleの検索上位に表示させることをSEO(Search Engine Optimization)と言います、最近ではAIに拾ってもらうためのAIOもありますけど。
ただこのSEO、AIOは結構難しく、絶対上位に表示される!という方法はないので、専門性を蓄積する中長期施策として考えましょう。
とむやむくんこんなサイトを作っている位なので、SEOやAIOについては私はかなり好きで、実際にHPから仕事を頂くことは結構あります。
独立会計士のホームページに最低限載せたい内容
最初に載せたいのは、次の5つです。
別々のページにしても、1ページ内の項目にしても構いません。
1. 誰のどんな悩みを解決するか
トップページの最初に、対象顧客と提供価値を書きます。
伝わりにくい例
会計の力で企業の未来を支えます
具体化した例
上場準備会社の決算・開示・内部統制を、公認会計士が実務から支援します
「誰に」「何を」「どこまで」提供するかを入れるようにしましょう。
(まあビジュアルに結構影響してくるので、あくまで参考ですけども…)
2. サービス内容
サービス名だけでなく、よくある悩み、支援内容、成果物、進め方、対象外の業務を書きます。
たとえば「IPO支援」だけでは範囲が広すぎます。決算体制、開示、内部統制、監査法人対応など、自分が経験のある範囲へ分けて記載するといいでしょう。
税務等を扱う場合もどうようです、対応可能な税科目等を記載しておきましょう。特に税務未経験なら、なんでも対応します!よりしっかり対応できる範囲を示しておきましょう。

3. 事務所情報・プロフィール
- 氏名、事務所名称、資格
- 略歴、担当業界、得意分野
- 所在地、対応地域、オンライン対応
- 営業時間、連絡方法
- 顔写真や仕事中の写真
この辺りは正確に。
自宅開業の場合は、住所をどこまで公開するかも先に決めます。

4. 料金の考え方と相談の流れ
料金を一律に掲載しにくい業務でも、「個別見積り」の一言だけで終わらせない方が親切です。
- 料金が変わる主な条件
- 初回相談の扱い
- 契約までの流れ
- 依頼者に準備してもらう資料
- 対応できない業務
相談前の不明点を減らすほど、対象外の問い合わせも減らせます。
5. 問い合わせ方法と個人情報の利用目的
問い合わせフォームでは、氏名、メールアドレス、会社名、相談内容などの個人情報を受け取ります。
個人情報保護委員会のガイドラインでは、ホームページの入力画面で本人から個人情報を直接取得する場合、原則として利用目的をあらかじめ明示する必要があります。
送信前に利用目的を確認できるようにし、プライバシーポリシーへのリンク、保管方法、返信担当、不要情報を取得しない設計も確認しましょう。
参考:
個人情報保護委員会「個人情報保護法ガイドライン(通則編)」
個人情報保護委員会「ホームページの入力画面と利用目的に関するFAQ」
とむやむくん私も最初に作ったHP(仕事用の)は結構シンプルで、3ページ構成位のものでした。あまりページ数が多いと作るの大変ですし、とりあえずそれで十分だと思います。
WordPress・AI・外注のどれを選ぶ?
作成方法は、自分で更新したい頻度と、制作・保守へ使える時間で決めます。
| 作成方法 | 向いている人 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| WordPressを自作 | 記事を継続して増やしたい | 拡張しやすく更新の自由度が高い | 保守・更新・セキュリティを自分で管理 |
| AI、AIエージェント | 小さく早く公開したい | 誰でも簡単 | 記事を増やしたり、カスタマイズがややしづらい |
| 制作会社へ外注 | 設計・文章・デザインを支援してほしい | 本業へ時間を使いやすい | 更新費、保守範囲、所有権を契約前に確認 |
記事を増やすならWordPress
専門記事やFAQを継続して増やし、検索からの流入を育てたい場合に向きます。
一方、ソフトウェア本体、テーマ、プラグイン、バックアップ、迷惑送信対策などなど結構やることはあります。
更新できる人がいないなら、保守も含めて外部へ依頼する方法を検討してください。
急に出てきたWordPressという単語ですが、かなり多く使われているHP作成のツールと考えてください。私のHPも全てWordPressで作っています。
まず公開するならAIも選択肢
AI、AIエージェント本当にすごいですよね。
とりあえずこんな感じで作ってほしい、と投げれば作ってもらえたりします。
めちゃくちゃ簡単なHPでいい!もうとりあえず作れればいい!ならこれで全然十分だと私は思います。
外注するなら「完成後に誰が直すか」を決める
外注で最も困るのは、公開後に文章や料金を少し変えるだけでも、毎回依頼が必要になることです。
- ドメインの契約名義と管理アカウント
- サーバー・制作サービスの契約者
- 管理者権限を誰が持つか
- 月額保守に含まれる作業
- 解約時に受け取れるデータ
デザインだけでなく、自分の事務所の資産として管理できる契約か確認してください。
とむやむくん私HP作成の支援も行っているのですが、他社の値段聞いて結構驚きました。いや大した作業しないのに保守料そんなにとるの…みたいのもかなりあります。信頼できるところにお願いしましょうね。
独立会計士のホームページを作る5ステップ
ツールを選ぶ前に、サービスと読者を決めます。次の順番なら、デザインだけ先に完成する失敗を避けやすくなります。
対象顧客とサービスを一つ決める
最初の顧客像を一つ選び、その人が抱える悩み、提供できる支援、対応外の業務を書き出します。サービスを増やすのは公開後でも構いません。
事務所名・ドメイン・メールをそろえる
登録上の事務所名称と表示を確認し、覚えやすい独自ドメインと事務所用メールを用意します。ドメインの契約名義と更新期限を自分で把握してください。
必要な文章と写真を先に作る
トップ、サービス、プロフィール、料金・流れ、問い合わせの文章を作ります。文章がないまま制作を始めると、抽象的なキャッチコピーだけが残りがちです。
スマホ・フォーム・表示内容を確認する
スマートフォンで読みやすいか、問い合わせが届くか、利用目的を確認できるか、資格・経験・実績の表現が正確かを確認します。
公開後に計測・更新する
Google Search Consoleなどを設定し、検索表示、読まれるページ、問い合わせ内容を確認します。毎日見る必要はありません。定期的に古い情報とフォーム動作を確認してください。
ホームページ費用は制作費より運用全体で考える
ホームページ費用は、最初の制作費だけではありません。
- ドメイン・サーバー・作成サービスの利用料
- デザイン・文章・写真の制作費
- 保守、バックアップ、セキュリティ対応
- ページ追加・修正・記事作成
- 自分が更新に使う時間
安く作っても自分で更新できず、修正のたびに費用と時間がかかるなら、結果的に負担が大きくなります。
反対に、高額なサイトを作ってもサービスが固まっていなければ、すぐ全面修正になるかもしれません。
独立初期は、1年間無理なく維持でき、自分で重要な文章を更新できる構成を優先しましょう。

ホームページは紹介・SNS・発信と組み合わせる
独立会計士の営業を、ホームページだけに任せる必要はありませんし、むしろ危ないです。
役割の分け方
・紹介:信頼を借りて最初の接点を作る
・SNS:人柄、考え方、日々の専門性を伝える
・セミナー・交流会:直接関係を作る
・ブログ・記事:悩みへの回答を蓄積する
・ホームページ:サービスと問い合わせ方法を整理する
紹介を受けた人がホームページを確認し、記事を読み、問い合わせる。このように複数の経路がつながる設計が自然です。
ホームページで信用を落とさないための注意点
会計士のホームページでは、集客より先に信用を守る必要があります。
資格・経験・実績を誇張しない
「必ず成功」「業界No.1」「どんな税務でも対応」など、根拠のない表現は避けます。
みなさん会計士ですから、この辺の倫理観は大丈夫かとは思いますが…。
顧客名・ロゴ・事例は許可なく載せない
支援先の名称、ロゴ、案件内容、成果を掲載すると、守秘義務、契約、著作権などの問題につながる可能性があります。
匿名事例でも会社を推測できる情報が残ることがあります。掲載許可と匿名化を確認し、未公表情報は使わないようにしましょう。
古い情報を放置しない
受付を停止したサービス、移転前の住所、古い電話番号、終了した料金を残すと、問い合わせ時点で信用を落とします。
独立初期ほどサービスが変わりやすいため、更新日を決めて定期確認しましょう。
(特に一回作って終わり、のケースだと結構これやりがちなので注意しましょう)
セキュリティとアカウントを管理する
- 管理画面の強いパスワードと多要素認証
- ソフトウェア・プラグインの更新
- 定期バックアップと復元方法
- 迷惑送信・不正ログインへの対策
- 退職者・制作会社の不要な権限削除
問い合わせ情報を扱う以上、「小さな事務所だから狙われない」と考えない方がよいです。
ホームページは公開してから育てる
最初から完璧なホームページを作ろうとすると、公開できなくなります。
まず最低限の情報で公開し、実際に受けた質問をFAQへ追加してください。問い合わせにつながらないサービスは、対象者や説明を見直します。
Google Search Consoleというサービス(無料)では、検索で表示されたページ、クリックなどを確認することが可能です。
見るべきなのは検索順位だけではありません。「誰から、何を見て、どんな相談が来たか」に気を付けていると、サービス説明の改善につながります。
独立会計士のホームページに関するよくある質問
- 独立会計士にホームページは必要ですか?
-
必須ではありませんが、小さくても作るのがおすすめです。集客だけでなく、紹介された人が経歴、サービス、問い合わせ方法を確認する場所になります。
- 紹介だけで仕事を取る場合も必要ですか?
-
紹介中心でも役立ちます。紹介者がサービスページを渡しやすくなり、相談者も面談前に対応範囲や経歴を確認できます。
- 独立前にホームページを公開してもよいですか?
-
勤務先の就業規則、副業、競業、守秘義務、事務所登録、サービス開始日を確認してください。公開前は準備中とし、問い合わせ受付日を明確にする方法もあります。
- 最低限どのページを用意すればよいですか?
-
トップ、サービス、プロフィール・事務所情報、料金・相談の流れ、問い合わせ・個人情報の案内です。最初は1ページ内にまとめても構いません。
- WordPressとAIのどちらがおすすめですか?
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記事を継続して増やすならWordPress、小さく早く公開したいならAIが候補です。更新担当、保守、移転のしやすさを含めて選んでください。
- 制作会社へ外注した方がよいですか?
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文章や設計を一人で整理できない、制作時間を本業へ回したい場合は有力です。ドメインの名義、管理者権限、保守範囲、解約時のデータを契約前に確認しましょう。
- ホームページを作れば仕事は取れますか?
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作るだけでは保証されません。紹介、SNS、記事、セミナーなどで接点を作り、ホームページでサービスを理解してもらう設計が必要です。
- 料金や支援実績は掲載した方がよいですか?
-
料金の考え方は掲載した方が相談者に親切です。支援実績や顧客名は、守秘義務、契約、掲載許可を確認し、誇張や誤認のない表現にしてください。
- 自宅住所をホームページへ載せる必要がありますか?
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サイト上の表示だけで一律には判断できません。事務所登録、契約、請求、他の法令上の表示、Googleビジネスプロフィールの利用などを分けて確認し、家族のプライバシーも考慮してください。
- 問い合わせフォームで何に注意すべきですか?
-
取得項目を必要最小限にし、送信前に利用目的を確認できるようにしてください。フォームの動作、返信先、迷惑送信対策、保管、削除、管理権限も確認します。
まとめ|独立会計士のホームページは信用の土台から作る
独立会計士のホームページは、派手な広告ではなく、信用と説明の土台です。
・独立会計士は、小さくてもホームページを作るのがおすすめ
・最初は対象顧客、サービス、プロフィール、相談の流れ、問い合わせを用意する
・WordPress、AI、外注は更新頻度と管理体制で選ぶ
・SEOだけに頼らず、紹介、SNS、記事、セミナーと組み合わせる
・資格、実績、顧客情報、個人情報、セキュリティを正確に管理する
最初から完璧を目指さず、相談者が安心して問い合わせられる最低限のサイトを公開し、実際の質問をもとに育てていきましょう。
立派なデザインより、「自分は誰のどんな悩みを解決できるか」を自分の言葉で書く方が大切です。
ちなみに、私もHP作成の支援しておりますので、ご興味がありましたらXのDM(こちら)からお問い合わせください。
(正直、SEOやAIOに関しては他のHP作成会社に全然引きを取らない知識と実績もあると自負しております。そして安いです。)
相談だけでも全然大丈夫です、HPの話するの大好きなので、AIや外注やその他なんでもサイト運営の事ならご相談乗れます、よろしければお気軽にご連絡ください。






