・5月短答8月論文を目指す方
・学生の方
・TAC利用の方

一般的には難易度の高い、5月短答突破からの8月論文合格の勉強法を教えていただきました。
私のX(旧twitter)で募集を行っております、
『予備校を介さない本音ベースの論文式合格体験記』
本当にたくさんのご応募いただきありがとうございます。
今回は大学生という立場で5月短答合格からの8月論文突破、いわゆるゴッパチを達成されましました、タッピー様の合格体験記を紹介いたします。
私自身ゴッパチには失敗していますし、タッピー様の勉強法は早く知りたかったな…と感じております。
論文式を一発で突破されているということからも、参考になる点も多いかと思います。
それでは、論文式合格体験記、お読みください。
(文中に出てくる、『吹き出し』『メモ』等は私とむやむくんが勝手に感じたことを書いているだけで、ご提供いただいた方の書き込みではありません)
☆この記事の信頼性について
筆者は公認会計士であり、自ら収集した合格体験記を掲載しております。
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ステータス
ペンネーム…タッピー
年代…20代前半
学生or専念or社会人…学生(大学4年)
大卒の場合、学科のおおよその偏差値…偏差値60程度
通信の場合講義は何倍速で見ていたか…2倍
データ
利用した予備校…TAC
通学or通信…通学(ほとんどは通信で受講)
勉強期間…2年4ヶ月
受験回数…短答4回、論文1回
各科目およその順位…
会計学 1200位
監査論 1500位
企業法 500位
租税法 1600位
経営学 500位
※特定防止のため私(とむやむくん)の方で数字は調整させていただいております。
合格年…短答R7年5月、論文R7年8月
全体的な学習方法
短答式の学習では計算は答練レベルの問題をとにかく回転、知識を維持。
よほど苦手な分野以外はテキストには戻らず、解説の箇所で復習。
理論は問題集回転→テキストの繰り返し。
細かい論点や複数回出題されている肢は丸暗記し、典型論点はある程度理解を重視して覚えていました。
論文式の学習では、計算については短答式とほぼ一緒でした。
ただ、財務と管理については毎回総合問題を解けるほどの時間がなかったので、短答式のときの答練をそのままメインで使っていました。(論文で出ない論点は飛ばし)
理論については、監基報やその他法令基準集の使い方を学んだ以外は、とにかく問題集を回転して論証を覚えていました。ほぼテキストは見ていません。

論証を覚えることがいかに重要かがわかりますね。
A~C論点どこまでやったか
基本的にどの科目もAとBをやるようにしていました。
例外的に、財理では得意な論点の簡単そうなCを覚え、また新リース基準や収益認識基準はほとんど切っていました。
(今考えるとリスキーでしたが、結果オーライ)
科目別勉強法
企業法
最初にテキストの論証の部分を覚え、それと並行する形で条文やその要件を覚えていきました。
また、一部どのように出題されるかイメージがつかない分野もあったので、最後は問題集(過去問の寄せ集め)と基礎レベルの答練を回転しました。
管理会計論(計算)
ある程度の基礎的な計算力がついた後は、答練でアウトプットを意識していました。
かなり相性で点数が変動する科目だったので、割り切って答練で出たパターンを最低限対策するというくらいしかしませんでした。

特に論文期は論証を覚える労力が増えるので、計算に時間が回しづらくなる方が多いようですね…。
管理会計論(理論)
短答の時は高得点が求められるということで原価計算基準の読み込みと管理会計分野の回転をしていました。
問題集だけでは不十分と感じたため、過去問など様々な問題を解いて引っ掛けパターンを覚えました。
論文のときは問題集(ほんとに最低限の論証が掲載)を回転したくらいで、テキストは答練で出た分野の復習にのみ使いました。
個人的には短答と論文で最も勉強の温度差がありました。
監査論
短答時は肢別を覚えていきましたが、答練であまり点が取れず、短答対策講義を受講し理解を重視しました。
短答対策講義で監査の流れがかなり明確に分かるようになったので、受講してよかったです。
論文時は時間がなかったということもあり、とにかく問題集で論述と監基報の使い方を勉強しました。
こちらもテキストをほぼ見ませんでした。
今年の論文が監基報や監査手続の理解を問うような問題が多かったので、結果的に短答時の知識を思い出しながら考えないといけないことになり、失敗したと痛感しました。

5→8の受験となると、やはり勉強時間が厳しくなっているようです(それでも合格なさっているので…すごいです)
財務会計論(計算)
計算は短答論文ともに答練を回転しました。
各予備校では例題レベルと本試験レベルの中間の位置付けの答練があると思いますが、それを使っていました。(TACアクセス答練)
短答用のこの答練でしたが、論文期にも使いました。
論文の基礎的な答練で集計力を磨いた以外、論点の解法などは短答用をメインにしました。

計算に関しては短答期の計算力を維持する!というのが重要なようです(私自身もそれを目標にしていました)
財務会計論(理論)
理論は比較的得意だったということもあり、高得点を取れるように勉強しました。
短答では知っていれば解けるということから細かい肢まで可能な限り覚えるようにしていました。
覚えにくい分野では語呂を作って活用などもしていました。
また、答練で出た肢は必ず覚えるようにしていました。論文では重要度ABの論証をすべて覚えることを目標にしていました。
覚えやすいCも要点くらいは書けることを目指しました。
一方、よく分かっていなかった収益認識、新リースは最後までやりませんでした。
昼食や移動中には財理の論証にずっと目を通していたことでかなり覚えられた自負があるので、なかなか覚えられない論証は何度も目を通すことが重要だと感じました。
また、他の人が敬遠しがちな伝統論も回していました。

本当にこの何度も何度も目に触れさせて強制的に覚えさせる!というのは重要だと思います。一回見ても全然頭に入らないんですよね…。
租税法(計算)
計算はとにかく本試験レベル少し下の答練(TACアクセス答練)を回転していました。
(本番レベル(過去問など)は捨て問が多すぎて勉強になりませんでした。)
配点や、得点が安定しやすい観点から、法人税を重点的にやりました。
5月短答の方は、短答科目の仕上がりによりますが、3月くらいまでは出来るだけ租税法は進める意識を持ち、可能なら消費税まで、最低でも法人税は進めておくべきだと思います。
所得税や消費税は基本的な論点(所得税では第一段階の所得、消費税では3点セットと基本的な分類)が出来れば合格ラインはいくと思いますので、ここまで出来ると租税法の不安はかなり無くなると思います。

短答期にどれだけ租税法に触れられるかは進捗次第ですが、できる限り触れていたほうがよさそうですね。
租税法(理論)
理論は正直有効な勉強法が確立できませんでした。
やったこととすれば、基本的な条文や答練で出た内容を覚えることだけ意識していました。
ただ、決して受験者のレベルが高い分野ではないので、計算をしっかり固めて、理論特有(所得税法では非居住者など)の内容を抑えられれば大丈夫だと思います。
選択科目(経営学)計算
自分は5月の短答後からのスタートでしたが、計算はとにかくトレーニング・答練を回転しました。
デザート科目というイメージとは裏腹に受験生のレベルが高いと感じていたので、時間が無い中でもかなりの時間を経営学の計算にかけました。
工夫としては、かなり下書きを重視しました。
論文生が持っているであろう簿記に対する適性を活かせるので、数学が苦手な人には特におすすめできます。
また、下書きが使えるためには論点の理解が重要になるので、ファイナンスの理屈が問われる最近の傾向の対策にも繋がると感じました。
選択科目(経営学)理論
理論は単語リストなどを用いて覚えました。
逆にテキストの理解や論述対策はほとんどできませんでした。
経営学の理論は予備校教材と本試験の乖離が大きいので、そんなに理解や論述までリソースは割く必要はないかもしれません。

私の時も本試験と予備校教材は全く別物でした。なかなか対策は立てにくいですが、それでも予備校を信じるのが一番ベターだと思います(それしかできませんもんね)
試験一週間前の勉強方法
企業法
テキストに戻り、論証部分と太枠部分を見ていました。
また、基礎答練(計4回)を1日一つ進め、前日分を復習することで、ここだけは穴を作らないようにしました。
管理会計論(計算)
非常に簡単な答練(一回30分程度で終わるもの)を各分野解き直しました。
管理会計論(理論)
これまでと変わらず薄い論証集を引き続き進めました。
監査論
論証を一周したのと、重要性Aの監基報参照問題を解きました。
財務会計論(計算)
基礎答練の解き直しをしました。
また、論点の確認漏れを無くすため、短答答練(短答アクセス)を目解き(電卓は使わず)で一周しました。
財務会計論(理論)
引き続き論証集を進めました。
その中でもかなり重要性を意識し、連結会計や退職給付、金融商品などの典型を中心にやりました。
租税法(計算)
ちょうどいいレベルの答練(アクセス答練)をもう一周しました。
租税法(理論)
テキスト掲載のA問題とB問題を一周したのに加え、簡単めな理論の答練を一周しました。
選択科目(経営学)計算
基礎答練がさすがに直前期には簡単だったので、直前答練を一周しました。
選択科目(経営学)理論
単語リスト(直前講義テキスト)を一周しました。
学習時間
1日目安…8-12時間
1月目安…300時間
総勉強時間…4500時間
全体勉強時間を100%とした場合の各科目の割り振り
企業…10%
管理計算…10%
管理理論…3%
監査…10%
財務計算…20%
財務理論…20%
租税計算…10%
租税理論…2%
経営学計算…10%
経営学理論…5%
1日のスケジュール
平日・休日
平日休日どちらも同じです。
10:00
起床、準備、移動
11:00
勉強開始
13:00
昼食
14:00
勉強再開
18:00
休憩
19:00
再開
23:00
終了、帰宅(この後夕食)
直前期
10:00
起床、準備、移動
11:00
勉強開始
13:00
昼食
14:00
勉強再開
24:00
終了、帰宅(この後夕食)
失敗した勉強方法
苦手な科目を無理やり覚えようとしていた(講義に戻れば良かった)
これは良かった!という勉強方法
・計算では可能な限り電卓を叩いた(計算の処理速度が格段に上がった)
・覚えたい論証はこまめに見返した
・午前中に計算科目を終わらせた

私は電卓をたたく時間が取れなかったですが、可能であればたたいたほうが速度や精度は間違いなく上がりますよね。
予備校感想(TAC)
費用
正直どこも変わらないと思う。不満なし。
教材
ほとんどの科目で不満なし。
監査論はさすがに内容不足と感じた。
また、経営学の計算の解説もわかりづらかった。
講師
向き不向きはあるが、各科目かならず良い講師がいると感じた。満足。
校舎数
正確な数はわからないが、自分の地域にはしっかりあった。不満なし。
雰囲気
今や最大手でないからこそのガッツや、アットホームさを感じた。
サポート
かなり手厚い。ただし、首都圏に集中。
デジタル学習ツール
使ったことなし。
質問体制
問題なし。ただし、首都圏以外は対面での質問は困難。
この予備校をおすすめしたい方
勉強仲間が欲しい方。
この予備校をおすすめできない方
心配性な方。
(最大手のスクールが教えていたか否かが本試験で取るべき問題か否かに直結するので、シェアが低い予備校の方はリスクがある)
モチベーション管理
音楽を聴いたり、予備校からの帰り道は時々寄り道をしていました。
論文式で使えるおすすめの勉強道具
エナージェルのボールペン
論文式受験生へメッセージ
なかなか成績が上がらなくて辛い思いをしている人もいると思います。
自分もそうでした。ただ、最後は答練の成績ではなく自分を信じていたからこそ合格という結果に辿り着くことができました。
答練と本試験はそもそも別物だと思うので、やるべきことを淡々と続けていってください。応援しています!

