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公認会計士試験は何回で合格?短答・論文の受験回数と回数制限

この記事は以下の方におすすめ
・公認会計士試験に何回まで挑戦できるか知りたい方
・短答式・論文式の合格者が何回受験したのか気になる方
・不合格が続き、今後の勉強に迷っている方
とむやむくん短答7回・論文2回も私はかかってしまいましたが、その経験と、実際の合格者の回答をもとにお話しします。
・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済、現在独立、転職エージェントとしても活動
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中
もう何回も落ちているけど、大丈夫かな…
わりとみんな一発で受かっているのでは…
輝かしい合格体験記を読んでいると、かえって焦ってしまうこともありますよね。
私も冒頭書いたように、短答式は7回目、論文式は2回目での合格ですので、回数が気になる気持ちはよく分かります。
まず最初に結論を書くと、公認会計士試験には通常の受験回数の上限はなく、複数回受験した後に合格する方もいます。
当サイトが実施したXのアンケートでは、全103回答のうち「4回以上」が44回答で、最も多い回答区分でした。
一方、初回合格の実例もあります。「一発合格はほぼ無理」「短答3回・論文2回がくらい普通かな」などと一律に考える必要はありません。
この記事では、Xのアンケート、短答式26件・論文式6件の合格体験記、私自身の経験を紹介します。
受験回数の数え方と短答免除の期限も確認して、次の受験に向けて何を見直すか考えていきましょう。
公認会計士試験は何回まで受けられる?回数制限と短答免除の期限
通常の受験回数に上限はありません。
「論文式は3回まで」という話は、短答合格による免除期間に関係するもので、生涯の受験回数が3回!という意味ではありません。
短答式は年2回、論文式は年1回の受験機会がある
公認会計士試験は、短答式と論文式の2段階です。
短答式は原則として12月と5月、論文式は8月に実施されます。
何度か不合格になったことを理由に、通常の受験資格を失うような制度ではありません。
ただ、論文式を受ける際には、その試験年の短答式合格や、有効な短答免除などの条件を満たす必要があります。
同じ「3回受験」でも、短答式を続けて3回受けた場合と、論文式を3年受けた場合では経過した時間が大分変ってきます。
合格体験記などで回数だけを見て、何年勉強したのかまで決めつけないようにしたいところです。
出典:公認会計士・監査審査会「公認会計士試験に関するQ&A」(2026年7月21日更新)/令和9年公認会計士試験受験案内(第Ⅰ回短答式試験用)(2026年7月21日公表)
出願時期や次の試験日を確認したい方は、こちらの日程記事もご覧ください。

「論文は3回まで」は、短答合格による免除期間の話
短答免除とは、一定の条件で短答式試験を受けずに論文式試験へ進める仕組みです。
短答式に合格すると、合格発表の日から2年を経過する日までに行われる短答式試験について、出願時に免除の適用を受けられます。
ちょっとわかりづらいですよね…
たとえば2027年試験の第Ⅰ回短答式に合格した場合、通常は次のように論文式へ進みます。
- 2027年の論文式:その試験年の短答合格により受験
- 2028年の論文式:短答免除を利用して受験
- 2029年の論文式:短答免除を利用して受験
合格した試験年と、その後の2年を合わせて、通常は3回の論文受験機会があるということです。
免除期間が終わった後も(論文式に3回落ちるいわゆる「三振」をした後も)、
再び短答式に合格するなど、その年の論文受験条件を満たせば再挑戦できます。
自分の免除がいつまで使えるかは、合格通知書と当該年度の受験案内で確認しましょう。
出典:公認会計士・監査審査会「公認会計士試験に関するQ&A」(2026年7月21日更新)
論文式の一部科目免除にも有効期間がある
論文式で最終合格に届かなくても、一部の科目で所定の成績を取ると、その科目の免除資格を得ることがあります。
この免除は、対象の論文式試験の合格発表日から2年を経過する日までに行われる試験に適用されます。
一度得た科目免除も、ずっと残る制度ではないんですよね…(残念です)
短答免除が切れても、論文式の科目免除は、その科目免除自体の有効期間が残っていれば利用できます。ただ、論文式を受けるための短答合格などの条件は、別途満たす必要があります。
短答合格通知書と論文の一部科目免除資格通知書を確認し、それぞれの対象年と出願時の手続を確かめてください。
出典:公認会計士・監査審査会「公認会計士試験に関するQ&A」(2026年7月21日更新)
短答式は何回で合格する?Xアンケートと26件の合格体験記
当サイトが実施したXアンケートでは「4回以上」が最多でした。
一方、掲載体験記26件を本記事の数え方で集計した平均は約2.7回です。
Xアンケート103回答では「4回以上」が42.7%
私のXで2025年8月18日に投稿した、短答式合格者向けの受験回数アンケートです。
- 1回:21回答(20.4%)
- 2回:19回答(18.4%)
- 3回:19回答(18.4%)
- 4回以上:44回答(42.7%)
このアンケートでは、最も多かった回答区分は「4回以上」で、1回合格の回答も20.4%ありました。
「こんなに受からないのは自分だけでは…」と思っていた方には、少し勇気づけられる結果かもしれません。
ただ、4回以上という選択肢には5回以上の人も入るため、「4回目が一番多い」とまでは言えません。
(Xのアンケートは四択までしか作れないんです…すみません…)
アンケート結果と、合格者が実践した短答式の勉強法はこちらにまとめています。

当サイトの合格体験記26件の平均は約2.4回。
当サイトで独自に収集した短答式合格体験記26件について、初めて短答式に合格するまでの受験回数を確認しました。
この26件の回答では、平均は約2.4回でした。
先ほどのXアンケートには「4回以上」の詳しい内訳がないため、正確な平均は計算できません。
ただ、合格体験記を寄稿していただける方はどちらかといえば短期合格の方が多いのかな…という印象はあります。
受験回数だけでなく、学生・社会人などの条件が近い体験記を探したい方はこちらもご覧ください。

1回・3回・9回で合格した方の実例
平均だけでは、合格までの道のりは見えません。実際の回答には、次のような違いがありました。
- S様:大学生で、短答は1回。会計士の学習6か月の前に、簿記を約3か月学んでいたと回答。
- Kさん様:フルタイム勤務と育児を続けながら、短答は3回目で合格と回答。
- 短答式9回様:社会人から専念へ移り、短答は9回目で合格と回答。
同じ合格者でも、初回受験までの準備や、仕事・育児に使う時間が違います。
回数だけで勉強の効率や能力を比べるのは難しい、ということです。
短答式9回さんの体験記では、知識が曖昧な箇所をテキストなどで確認し、一問一答へ戻る勉強が紹介されています。
「9回受けた」という結果だけでなく、不合格の後に何を変えたのかまで読んでみてください。
とむやむくん私も短答6回落ちているので、そのたびに勉強法を改善し、最終的に確立した勉強法はかなり洗練されたものになっていました(私的には)
出典:短答体験記S様/短答体験記Kさん様/短答体験記短答式9回様
何回も短答式を受けている方には、こちらの体験記も参考になると思います。

論文式は何回で合格する?6件の体験記で短答との組合せを確認
当ブログの論文式合格体験記6件では、論文1回が4件、2回が2件でした。
論文式6件の回答では、短答2〜4回・論文1〜2回
同じ方の短答と論文の回数が分かるように、回答を並べました。
以下は現在掲載されている論文式合格体験記6件の記載内容です。
| 回答者(体験記番号) | 短答式 | 論文式 | 掲載時の立場 |
|---|---|---|---|
| タッピー様 | 4回 | 1回 | 学生 |
| Y様 | 2回 | 1回 | 専念 |
| よーさん様 | 3回 | 2回 | 学生→専念 |
| K様 | 4回 | 1回 | 学生 |
| U様 | 2回 | 2回 | 専念 |
| Y様 | 2回 | 1回 | 学生 |
この6件では、短答に複数回挑戦した後、論文は1回で合格した例も確認できます。
出典:論文体験記タッピー様/論文体験記Y様/論文体験記よーさん様/論文体験記K様/論文体験記U様/論文体験記Y様
「一発合格」は、短答だけ・論文だけの場合もある
合格体験記にある「一発合格」という表現は、どの試験についての話かを確認する必要があります。
論文式に初回で合格していても、短答式は複数回受けていることがあります。
「短答も論文も1回」と、「論文は1回」では、示している経験が違います。
さらに、5月短答8月論文(いあゆるゴッパチ)、もまた経験としてかなり違いがあります。
5月短答から8月論文までの具体的な勉強を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

私の受験回数は短答7回・論文2回。途中で変えたことも大切だった
私は働きながら、短答式は7回目、論文式は2回目で合格しました。
回数は多くなりましたが、その間ずっと同じペースで勉強していたわけではありません。
短答7回の間には、受験から離れた時期もあった
以前の記事でもお話ししていますが、私は年単位で受験から離れた時期が何度かありました。
勉強法にも迷い、かなりいろいろなやり方に手を出していました。
なので、私の「短答7回」を、そのまま社会人受験生に必要な回数だとは考えなくて大丈夫です。
(多い方だと思います)
同じ7回でも、毎回計画どおりに勉強していた人と、途中で離れていた私とでは状況がまた違います。
私の場合は、6回目で落ちた際にかなり抜本的に勉強の仕方を見直し、その方法を続けたことが短答合格につながりました。
とむやむくんこの経験もあり、少しでも受験生の方に有益な発信を、ということで始めたのがこのサイトです。
論文1回目は、5月短答の後に準備が足りなかった
私が短答式に合格したのは5月の試験でした。
その後、租税法と経営学の学習が進んでいない状態から、働きながら8月の論文式を目指しましたが、1回目では合格できませんでした。
(私には社会人の5→8は厳しかったです)
ただ、勉強方法としては短答式でかなり確立できていたので、
その後しっかり準備をした結果、論文式は2回目で合格することができました。
とむやむくんなので私の体感としては、短答式の方が圧倒的に難しかったです…。
何回も落ちたらどうする?次の受験に向けて確認したいこと
何回目かという数字だけでは、受験を続けるべきかは決まりません。
前回より解ける問題が増えているか、勉強と生活を続けられるかを確認して、次回までの取り組みを決めましょう。
前回の答案から、次に得点できる問題を増やす
同じ不合格でも、単純に知らない範囲が多かったのか、知っていた問題を時間内に解けなかったのかで、必要な練習は変わります。
まず基本的な問題で落とした点を確認するのがおすすめです。
解説を読むと分かるだけなのか、数日後にもう一度解いても正解できるのか、この辺りも気になります。
次の受験までに「前回は落としたけれど、今なら解ける問題」を増やすことが大切です。
時間不足だったなら、本試験と同じ制限時間で問題を解き、どの問題で止まったかを確認する。
論文で答案がまとまらなかったなら、実際に書いた答案を予備校に見てもらう。
失点した場面に合う練習を選びましょう。
仕事・生活費・体調も、受験を続けるための条件
受験回数に上限がないからといって、使える時間やお金まで無限にあるわけではありません。
たとえば、専念期間を延ばすなら次の試験までの生活費を見積もる。
仕事が忙しくなったなら、今の講義と復習を無理なく続けられる予定に直す。
などなど、生活の変化に合わせた調整が必要です。
次の試験まで続けられる条件と、途中で予定を見直す時期を決めておきましょう。
「ここまで使った時間を無駄にしたくない」という理由だけで、無理な計画を続ける必要はありません。
ペースを落とすことや、いったん休むことも含めて考えてよいと思います。
勉強を続ける気持ちが切れてしまったときは、こちらの合格者の経験も参考にしてみてください。

一発合格の肩書きのために、受験を先延ばしにしない
「初回で受かりたいから、完璧になるまで受けない」と考える方もいるかもしれません。
ただ、最初の受験を遅らせたからと言って、最終合格が速くなるわけではありません。
(むしろ遅くなると思っています)
受験するなら、本番で時間配分を試す、今の得点を確かめるなど、自分が確かめたいことを決めておくと、その後の勉強に活かしやすくなります。
受験するかどうかは、回数の見栄えより、準備状況と受験の負担から判断しましょう。
とむやむくん実際の試験で得た経験は本当に重要です、お試しでもいいので一回会場の雰囲気を味わってみましょう。
公認会計士試験の受験回数に関するよくある質問
受験回数の上限、短答免除、一発合格の割合について、よくある疑問をまとめました。
- 公認会計士試験は何回まで受けられますか?
-
通常の受験回数に上限はありません。論文式を受けるためには、その試験年の短答式合格や、有効な短答免除などの条件を満たす必要があります。
- 短答式の平均受験回数は何回ですか?
-
当サイトの短答式合格体験記26件では、最初の合格まで平均約2.4回でした(全国の合格者の平均ではありません)
- 短答式の一発合格者は何%ですか?
-
当サイトが実施したXアンケート103回答では、1回という回答は21件、20.4%でした。結構いる印象ですかね…。
- 論文式に3回落ちたら、もう公認会計士を目指せませんか?
-
3回の不合格だけで、その後の受験ができなくなるわけではありません。短答合格による免除期間が終わった場合は、再び短答に合格するなど、論文を受ける条件を満たす必要があります。
- 論文式の一部科目免除は、短答免除が切れたらなくなりますか?
-
短答免除が切れても、論文式の一部科目免除は、その免除自体の有効期間が残っていれば利用できます。論文を受験するための短答合格などの条件と、出願時の手続は別途確認してください。
- 何回落ちたら諦めるべきですか?
-
全員に共通する回数はありません。前回から得点につながる改善ができているか、次の試験までの学習時間や生活費を確保できるかを確認し、続ける場合も見直しの時期を決めておきましょう。
まとめ:受験回数だけで、自分の可能性を決めなくていい
公認会計士試験には、初回で合格する方も、何回か受験して合格する方もいます。
回数は経験を知るための情報ですが、それだけで次の合否が決まるものではありません。
・通常の受験回数に上限はないが、短答免除には期限がある
・Xアンケート103回答では「4回以上」が42.7%
・当ブログの体験記の平均は短答26件で約2.4回、論文6件で約1.3回
・筆者は短答7回・論文2回で合格。各集計は全国平均ではない
一発合格の体験記を見て落ち込むより、その方が何を準備していたのかを知る。
複数回受験した方の体験記からは、不合格の後に何を変えたのかを知る。
そんな読み方が、次の勉強に役立つと思います。
私も一度で合格したわけではありません。
次の試験までに、前より解ける問題を少しずつ増やしていく。
そのための判断に、この記事が少しでも役立てばうれしいです。
