会計士試験のおすすめ勉強法!合格体験記から学ぶ短期合格の秘訣

『この記事は以下の方におすすめ』
・公認会計士試験の膨大な学習範囲に圧倒され、効率的な勉強法を探している方
・予備校のテキストや問題集の「正しい回し方」を知りたい受験生の方
・短答式試験、論文式試験を突破した先輩たちの「リアルな一次情報(合格体験記)」から学びたい方
・成績が伸び悩み、学習の方向性や「捨てるべき論点」の基準に迷っている修了考査受験生の方
とむやむくん合格体験記に寄せられたリアルな合格者の声をもとに、おすすめの勉強方法をまとめました!
・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済、現在独立、転職エージェントとしても活動
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中
公認会計士試験の合格者が実践した!おすすめの勉強法とは?
ご存じの通り、公認会計士試験は、数ある国家資格の中でもトップクラスの難易度と、圧倒的な出題範囲の広さを誇ります。
合格体験記を収集して分析していると、合格を果たした方たちは、それぞれが自分なりの確立された勉強法を持っていることがわかりました。
(自分なりの、というのが大事です)
今回の記事では記事では、私が独自に収集した直近の短答式試験および論文式試験の「リアルな合格体験記」を徹底分析しました。
多くの合格者が「これは本当にやってよかった!」「この勉強法に変えてから成績が爆発的に伸びた」と強くおすすめしている学習ノウハウを厳選しご紹介します。
これから本格的に学習を始める初学者の方も、長時間の勉強が点数に結びつかず苦しんでいる方も、あなたの学習を劇的に加速させるためのヒントが必ず見つかるはずです。
誰にでも通用する完璧な勉強法はありません。重要なのは「あなただけの勉強法を確立すること」です。今回の記事はその参考になれば幸いです。
おすすめ勉強法1:テキストへの「情報の一元化」を徹底する
膨大な合格体験記を分析する中で、最も多くの合格者が共通して実践し、
そして「最も効果的だった」と絶賛しているのが「情報の一元化」という勉強法です。
公認会計士試験の学習では、予備校から配られるテキスト、短答問題集、論文対策問題集、各種答練、模試など、教材の数が山のように膨れ上がります。
(段ボールで大量に教材送られてきたのが懐かしいですよね)
これらをバラバラに管理するのではなく、最終的に自分が試験会場に持っていく「メインとなる1冊のテキスト」にすべての情報を集約させることが、短期合格の絶対条件となります。実際の合格者の声を見てみましょう。
情報の一元化と直前期の企業コンサマが最もよかったです。短問のひっかけや不安なとこを書き込む作業はかなりめんどくさかったですが、ひっかけ対策に有効でした。この一元化についてはいろんな講師が仰っている方法であるため、個人的にはとてもおすすめです。
問題集の答えがバツの問題のその理由、自分が理解できなかったところをテキストの関連ページに書き込んでみてください。そしてそれをやりながら「もし自分が問題を作るなら…」と考えうるひっかけをテキストに書いてみてください。例えば監査論の確認の定義は「紙媒体、電子媒体、その他の媒体により監査人が確認の相手先である第三者から文書による回答を直接入手する方法」ですよね。私なら 第三者▶︎被監査会社 文書▶︎電磁的記録 直接入手▶︎間接に入手 とひっかけます。 こんな感じで関連するページに書き込んで置くことで回転する際にひっかけも抑えられるとおもいます。
なぜ「情報の一元化」が圧倒的に重要なのか?
公認会計士試験において最も重要かつ過酷な時期は、試験本番の約1ヶ月前から始まる「直前期」です。
この直前期には、これまでに学習した膨大な範囲を、いかに高速で何度も「回転(復習)」できるかが勝負の分かれ目となります。
その際、テキストを見たり、別の問題集を開いたり、過去の答練を引っ張り出したり…と、複数の教材をバラバラに確認していると、ページを探すだけで物理的な時間のロスが発生します。
さらに怖いのは、知識が頭の中で点在してしまい、
「あれ、この論点どこかで間違えた気がするけど、どの教材だっけ?」
と迷っている間に記憶の定着が極端に薄れてしまうことです(当然時間のロスにもつながります)
・答練で間違えた問題の解説
・予備校の講師がコメントした内容
・自分がどうしても陥りやすい思考の癖やケアレスミスのパターンなど
→すべて「メインテキストの該当ページ」に余白や付箋を使って書き込んでおきます。
こうすることで、直前期にはそのテキストを1周パラパラと読むだけで、
自分が過去に間違えたすべての弱点や、注意すべきひっかけ論点を網羅的に、かつ超高速で復習できる「世界に一つだけの最強のオリジナル教材」が完成します。
合格者たちが「作業は面倒くさいが、絶対にやるべき」と口を揃えておすすめするのも納得の、極めて合理的な手法と言えます。
「出題者目線」で引っかけを予想して書き込む
ここまでやっている合格者の方もいらっしゃいますのでご紹介です。
先ほどご紹介した合格者の声の中にある方法で、
「もし自分が試験委員なら、受験生をどうやって騙すだろうか?」
という出題者目線を持ってテキストに情報を書き込む手法です。
監査論の「確認」の定義を覚える際、ただ文章を丸暗記するのではなく、
合格者のように主体を「監査人」から「被監査会社」に変えてくるのではないか、「直接入手」というキーワードを「間接入手」にすり替えてくるのではないか、
といった出題パターンを自ら予測し、テキストに赤ペンで「ここは間接入手にひっかけ注意」と書き込んでおくのです。
常に×肢を作る出題者の意図を考えながらインプットを行うことで、本試験特有の細かい正誤判定問題に対する対応力を身に着けています。
一見すると時間がかかる面倒な作業に思えるかもしれませんが、完成すれば間違いなく有効な勉強手法になります。
おすすめ勉強法2:重要論点(A・B論点)への徹底的な絞り込み
「出題されるかもしれないから、念のため細かいところまで覚えておこう」
私のブログでの何度も紹介していますが、こうした完璧主義は、公認会計士試験において最大の敵と言っても過言ではありません。
合格体験記を分析すると、短期合格を果たした受験生ほど、学習する範囲を意図的に「絞り込んでいる」ことがわかります。
(よかった勉強法としては)AB論点だけに絞ったことと、現実の状況との照らし合わせをすること、とにかく量をやるこ
すべてを完璧に仕上げるのは現実的ではないと早い段階で割り切り、過去問レベルであれば初見でも対応できる状態を、自分なりの合格ラインに設定していました。
「捨てる勇気」が合格を確実に引き寄せる
各予備校のテキストや答練には、過去に一度しか出題されていないような重箱の隅をつつくC論点の細かな知識も網羅的に掲載されています。
(なんなら出題されたことのない知識も大量に載っています。もちろん試験範囲ではありますが)
これは予備校側がテキストに載っていなかったという事態を防ぐための防衛線としての意味合いも強く、本試験で実際に出題されたとしても、受験生の大半は正答できません。
実際の公認会計士試験(特に短答式試験)で合否を明確に分けるのは、誰もが解けないC論点の難問が解けるかどうかではなく、
全受験生の正答率が50%を超えるような、A・B論点の基本問題を(特にA論点)、いかに取りこぼさず正確に正解できるか
合格体験記から読み取れるのは、不確実なC論点に手を出して学習全体が消化不良になるリスクを徹底的に排除し、
A・B論点だけを反復継続して「反射レベルで解ける」状態に持っていくという割り切りの重要性です。
特に、働きながら学習を進める社会人受験生や、実務を両立させなければならない受験生にとっては、このC論点を捨てる勇気が最も重要な学習戦略の根幹となります。
手広く浅くフワッとした知識を求めるのではなく、出題頻度の高い領域にリソースを集中投下し、
狭く深く「確実な知識」を定着させることが、結果的に相対評価であるこの試験を勝ち抜く最強の手段となります。
おすすめ勉強法3:答練を単なる実力試しではなく「本番のシミュレーション」として使い倒す
テキストの読み込みや問題集の回転がある程度進むと、予備校のカリキュラムに沿って答練(答案練習)や模擬試験が始まります。
ここで多くの受験生が陥りがちなのが、答練を単なる「自分の知識がどれくらい定着しているかを確認するためのテスト」として受けてしまうことです。
しかし、見事試験を突破した合格者たちは、答練を全く別の視点で活用しています。
知識量で勝つのは困難であるため、解答戦略で勝つしかない。要するに時間当たりの得点期待値が高い問題から解きに行けるよう、答練及び普段の回転から試行錯誤してほしい。
知識量ではなく「解答戦略」で勝負する
公認会計士試験、特に論文式試験においては、トップ層を除けば受験生が持っている知識量そのものにそこまで劇的な差はありません。
では本番で何が合否を分けるのかというと、合格体験記の言葉にもある通り「解答戦略」の差です。
本試験の制限時間は非常にシビアであり、出題されたすべての問題をじっくり考えて完答することは物理的に不可能です(特に論文や短答の計算科目)
そのため、問題用紙を開いた瞬間に「どの問題から手をつけるべきか」「どの問題は後回しにするか、あるいは完全に捨てるか」を瞬時に見極める能力が極めて重要になります。
当然、この見極め能力は、本番の緊張感の中で突然発揮できるものではありません。
だからこそ、日々の答練を「時間当たりの得点期待値を最大化するための訓練の場」として使い倒す必要があるのです。
例えば、論文なら計算に20分かかって正解できるか分からない複雑な構造論点の問題よりも、5分で書き切れる理論の記述問題から先に処理するといった判断です。
(論文の計算は数字間違ってたら点入りませんからね…)
短答なら、これ難しいな…と感じる計算問題より、これは落とせないな…と感じる計算問題を確実に取りに行く、といった判断です。
答練を受ける際は、点数の良し悪しに一喜一憂するのではなく、
「自分の解く順番は最適だったか」
「深追いして時間を浪費してしまった問題はなかったか」
というタイムマネジメントの観点から強烈な反省を行うことが、最もおすすめできる勉強法の一つです。
おすすめ勉強法4:計算科目(財務・管理)は「例題の反復」を命綱とする
公認会計士試験の核となるのが、財務会計論と管理会計論の計算分野です。
この計算科目の出来が合否に直結すると言っても過言ではありませんが、
ここでも「難問ばかりを追いかけて自滅する」という失敗パターンが多く見られます。
短期合格者の体験記からは、計算科目において「基礎」を徹底的に重視する姿勢がはっきりと読み取れます。
管理は計算問題は例題が命です。近年は基礎的なものを問題とする傾向があるので、例題をひたすらに回転してください。 理論については経営学チックなものが混ざっていますので、どれだけテキストに載っているものを抑えるかが勝負です。守りのイメージで勉強してみると良いとおもいます。
財務は計算において連結は必ず取ってください。論文で救いになります。理論は会計処理方法、現行で採用されているもの、その定義でOKです!
管理会計論は「守りのイメージ」で例題を極める
管理会計論の計算分野は、本試験で誰も解けないような非常に難解な問題が出題されることがよくあります。
これに真っ向から立ち向かおうとすると、貴重な試験時間を大きく削られた上に不正解となり、パニックに陥ってしまう危険性があります。
(私も何度となく経験しました)
合格者が「守りのイメージ」と表現しているのはまさにこの点で、難問は潔く後回しにし、誰もが解ける「テキストの例題レベル」の基礎的な問題だけを、ミスなく確実に拾い集める戦略が極めて有効です。
毎日の勉強でも、どう考えても本番では取れないような問題に時間を費やすよりも、
テキストに収録されている基本的な例題を、ストップウォッチで時間を測りながら、息をするように解けるレベルまで「ひたすら回転」させることが合格への近道となります。
基礎的な計算手法が身体に染み付いていれば、本番で少しひねられた問題が出ても、自分の引き出しの中にある基本知識を組み合わせて部分点をもぎ取ることが可能になります。
財務会計論の「連結」は絶対に逃げない
財務会計論の計算において、多くの受験生が一度は挫折しかけるのが「連結会計」や「企業結合会計」の分野です。
タイムテーブルの書き方や複雑な資本連結の処理など、最初は全く理解できずに苦手意識を持ってしまう人が後を絶ちません。
しかし、合格体験記において「連結は必ず取ってください。論文で救いになります」と強く念押しされている通り、この分野から逃げて合格を掴むことは極めて困難です。
(連結捨てて合格した、という方もいるそうですが…論文突破できるのでしょうか、怖すぎるので普通に勉強しましょう)
連結会計は、最初はとんでもなく難しく見えますが、実は「ある程度パターンが決まっている」という大きな特徴があります。
テキストの基本例題を通じて、タイムテーブルの作成手順や仕訳の切り方の「型」を一度完全にマスターしてしまえば、あとは金額や条件が少し変わるだけで、安定して得点できる分野になります。
(一部絶対解けないようなやつもありますがそれは誰も解けません)
短答式試験でも論文式試験でも、連結の問題は大きく出題されることが多いです。
ここでのアドバンテージは他の科目での失点をカバーできるほどの威力を持っていますし、逆を言えば取れなかった時のダメージも大きいです。
直前期になる前の段階で、連結の例題だけは毎日1問必ず解くなど、徹底的に基礎を固めておくことを強くおすすめします。
おすすめ勉強法5:暗記一辺倒の科目は「力技」で量をとにかくこなす
理解が先行する計算科目に対し、企業法などの暗記要素が非常に強い理論科目については、合格者たちもまた違ったアプローチを取っています。
美しい勉強法を探すよりも、ある種の「力技」が功を奏する領域があることも事実です。
企業法に至っては暗記一辺倒だと思っているので、苦手な方はとにかく量をこなして力技で行くしかないと思います。論証例、趣旨は完全に捨てていました。
企業法(短答式)における圧倒的な反復の重要性
短答式の企業法は、条文の細かい言い回しや、例外規定の有無などを正確に暗記しているかがダイレクトに問われる科目です。
「なぜそのような条文になっているのか」という趣旨の理解ももちろん重要ですが、
短答式試験を突破するという目的に特化した場合、体験記にあるように「とにかく量をこなす力技」が最も確実なスコアアップに繋がるケースが多々あります。
隙間時間などを徹底的に活用し、テキストや短答問題集を1日に何十ページも高速でめくり、脳に強制的に刷り込んでいく。
この地味な回転作業から逃げずに継続できた方が、企業法で8割、9割という高得点を叩き出し、試験全体のボーダーラインを一気に引き上げる大きな貯金を作ることができます。
当然企業法は論文になれば戦い方は変わります。論文では論証例や趣旨も超重要なので、あくまでも短答式の勉強法の参考になれば幸いです。
おすすめ勉強法6:監査論は「趣旨の核」を捉えて暗記効率を上げる
公認会計士試験において、企業法と並ぶ理論の柱となるのが監査論です。
具体的な数字を扱う財務会計論や管理会計論とは異なり、
ひじょーーーーーに抽象的な概念や制度の枠組みを学ぶ科目であるため、
多くの受験生が「どこまで深く理解すればいいのか」「どこからが単なる暗記作業なのか」判断をしづらいです。
合格体験記においても、この監査論の難しさと、それを突破するための具体的なアプローチが語られています。
監査は取捨選択が最もしにくい科目です。趣旨の部分も問題として出題されるので、回転するのに1番時間がかかりやすいですね。しかし趣旨の部分も核をメインに回転させれば大丈夫だと思います。
枝葉を切り捨てて「なぜその基準があるのか」の核だけを掴む
監査論のテキストには、監査基準の条文だけでなく、その基準が設定された背景や目的(趣旨)が延々と記載されています。
本試験では、単に基準の文言を知っているだけでは得点できないケースも少なくありません。
そのため、真面目な受験生ほど、テキストの隅から隅まで一言一句間違えずに覚えようとしてしまい、結果としてテキスト1冊を回転させるのに膨大な時間を消費してしまいます。
(そもそも全然頭に入りませんよね…)
合格者がおすすめしている「趣旨の部分も核をメインに回転させる」という勉強法は、監査論の勉強を効率化するためにとても良いです。
監査論のすべての論点には、必ず「投資家を保護するため」「二重責任の原則を明確にするため」「精神的独立性を担保するため」といった、中心となる大きな軸(核)が存在します。
細かい言い回しを丸暗記するのではなく、この「最も重要な理由(核)」だけを自分の言葉で説明できるようにしておく。
核となる趣旨さえしっかりと腹落ちしていれば、本試験で初見の言い回しや複雑な事例問題が出題されたとしても、
「監査の目的から考えれば、この選択肢は明らかにおかしい」と、現場での思考力で正解を導き出すことが可能になります。
監査論は暗記科目ではなく、理解をベースにしたパズルであると認識を改めることが、成績を飛躍させる鍵となります。
おすすめ勉強法7:テキストの「理解」と「完璧主義の落とし穴」を見極める
予備校のテキストは年々進化しており、図解や詳細な解説が豊富に盛り込まれています。
これらは学習を進める上で非常に強力な武器になりますが、一方で、テキストが充実しているからこそ陥ってしまう危険な落とし穴も存在します。
(予備校の教材は)とても質が高いと思います。理解重視のテキストで、網羅性もあり重要性も細かく振られているのでいろんな人に適していると思います。強いていうなら、テキストに載ってる論点は全て理解しないと気が済まない!みたいな完璧主義の方は沼にはまりやすいので注意が必要だと感じました。
「立ち止まらない勇気」が全体の回転数を引き上げる
公認会計士試験の学習初期において、多くの人が「1ページ目から順番に、すべてを100%理解してから次のページに進もう」と考えます。
しかし、この完璧主義的なアプローチは、超膨大な試験範囲の前では足を引っ張ることがあります。
会計学の論点は相互に複雑に絡み合っているため、第1章を学んでいる時点では全く意味が分からなかった規定が、第10章を学んだ後に振り返るとスッと理解できる、という現象がよく起こるからです。
合格者が指摘している通り、テキストに載っているすべての論点をその場で理解しようと固執することは、学習の進捗を著しく停滞させる落とし穴と言えます。
おすすめの勉強法は、1回目の学習では「30%程度の理解」でも構わないので、とにかく立ち止まらずにテキストの最後まで目を通し、全体像を把握することです。
分からない箇所には付箋を貼るか軽くマークをする程度に留め、まずはカリキュラムから遅れずに全科目のインプットを終わらせることを最優先とします。
全体の構造が見えてから2周目、3周目と回転を重ねることで、自然と理解の解像度が上がり、結果的に完璧主義を貫くよりもはるかに速いスピードで合格レベルの知識が定着していくのです。
おすすめ勉強法8:圧倒的な学習量を支える「スケジューリング」の極意
ここまで、情報の一元化やA・Bランクへの絞り込みといった効率的な勉強法(質)について解説してきましたが、
公認会計士試験を突破するためには、何よりもまず「圧倒的な学習量(量)」という強固な土台が不可欠です。
合格体験記に記されたリアルな学習時間は、これから試験に挑む受験生にとって重要なベンチマークとなります。
平日は通学、放課後合わせて6時間ほど。休日は12時間ほど。 夏休み(2ヶ月間)は平日休日関係なく1日13時間を目安に学習していました。 直前期も変わらないです。直前期前から最大限勉強していました。
直前期に慌てない「前倒し」の学習スタイル
この体験記から学べる最も重要なポイントは、1日12時間という物理的な学習時間の長さだけでなく、
「直前期前から最大限勉強していたため、直前期もペースが変わらない」ということです。
不合格となってしまう受験生の多くは、試験の半年前や3ヶ月前といった時期にはまだ本気を出さず、
「直前期になったら1日10時間以上やって追い込もう」と計画を先送りにしてしまいます。
しかし、膨大な範囲を誇る公認会計士試験において、直前期の数ヶ月だけで巻き返せるほど甘いものではありません。
見事合格を勝ち取る層は、試験のずっと前の段階(例えば夏休みなどの長期休暇)から、
1日10時間以上という極限の学習スケジュールを日常のルーティンとして組み込んでいます。
早い段階から学習の絶対量を確保し、テキストの回転や答練での試行錯誤を繰り返しているため、
いざ直前期を迎えてもパニックになることなく、ただ淡々と今まで通りのペースで情報の一元化や弱点の補強を進めることができるのです。
質の高い勉強法は、十分な学習時間が確保されて初めて真価を発揮します。
(正直、質よりも量が重要まであります)
まずはスマートフォンを触る時間や無駄な隙間時間をすべて削り落とし、
日々の生活を「試験合格」という一点に向けて最適化する覚悟を持つことが、あらゆるテクニックに勝る最大のおすすめ勉強法と言えるでしょう。
おすすめ勉強法9:予備校の講義・講師に対する「割り切った」活用法
公認会計士試験の学習において、予備校(専門学校)の活用は事実上不可欠です。
しかし、予備校が提供する膨大な講義動画やカリキュラムにただ受け身の姿勢で乗っかっているだけでは、いつまで経っても自力で初見の問題を解く力は身につきません。
合格体験記からは、講義や講師に対して非常に「割り切った」ドライな視点を持ち、主体的に学習をコントロールしている様子が伺えます。
(CPAの講師は)複数の講師から選択できる。結局講義は1周見るだけであとはテキストを回転することになるので、個人的には講師(とくに理論科目)はあまり重要ではないと思っている。話が面白い、解説が聞きやすい、字が読みやすいなど自分が一番講義を集中して聞けるよう講師を選べばよいし、やっぱ違ったら途中で変えればよい。
講義は「1周だけ」と決め、能動的なテキスト回転へ早期に移行する
予備校のカリキュラムが充実し、複数の講師から選べる現代において、人気講師の分かりやすい講義を視聴することは確かに学習のモチベーション維持に繋がります。
しかし、講義を聴いて「分かった気になっている時間」は、実は試験本番の点数に直接的には結びついていません。
知識が本当に脳に定着するのは、講義を聴き終わった後に、自分自身の頭を使ってテキストを読み込み、問題を解き、間違えた箇所を地道に復習する「自学自習(回転)の時間」です。
合格者が「結局講義は1周見るだけであとはテキストを回転することになる」と断言している通り、
講義の視聴はあくまで「専門用語だらけのテキストを自力で読めるようにするための補助」に過ぎません。
分からない論点があったからといって、何度も同じ講義動画を見直すのは極めて非効率であり、時間的なロスが大きすぎます。
講義は倍速再生などを駆使してとにかく1周で終わらせ、いち早く「テキストへの情報一元化」と「問題演習によるアウトプット」という能動的な学習フェーズに移行することが
、短期合格を目指す上で最もおすすめできる予備校の活用法です。講師選びに時間をかけるよりも、テキストの回転数をいかに増やすかに全精力を注ぐべきです。
もちろんたっぷりの時間がある場合や、何度も講義を視聴して合格しているという方もいらっしゃいます。なのでこういう方法もあるよ、ということです(まあこの勉強法に限った話ではありませんが)
おすすめ勉強法10:デジタルツール(iPad・オンラインテキスト)の導入
近年、公認会計士試験の学習スタイルに劇的な変化をもたらしているのが、iPadをはじめとするタブレット端末と、予備校が提供するオンラインテキスト(デジタル教材)の普及です。
合格体験記の中でも、このデジタルツールの活用が学習効率を飛躍的に高め、大量の教材を管理するストレスから解放してくれたという声が多数寄せられています。
(予備校の教材は)多くの教材があり自由度が高い。逆に言えば、ユーザーに選ぶ力が求められる。とりあえずいろいろな教材に手を出すといった考えは要注意。また、オンラインテキストがあるためiPadで勉強が非常にしやすかった。誤植が多いのは気になるが、毎年テキストを改良してくれているからこそであると思えば、許容範囲。たまに内容的な誤植もあるので訂正表をしっかり見てほしい。
重いテキストから解放され、いつでもどこでも「回転」できる環境を作る
公認会計士試験の全科目のテキストや問題集、そして答練の束を積み上げると、とんでもない量になり、毎日の通学や通勤でカバンに入れて持ち歩くのは物理的に困難です。
しかし、すべての教材のPDFをiPadなどのタブレット端末の中に入れてしまえば、満員電車の中や、ちょっとした待ち時間、外出先のカフェなど、いつでもどこでも全科目のテキストに瞬時にアクセスできるようになります。
この「学習開始へのハードルの低さ」が、総学習時間を劇的に押し上げます。
特に、先述した「情報の一元化」を行う際にも、デジタルツールは強力な武器となります。
PDF化されたテキストに対して、タッチペンで直接書き込みを行い、さらに間違えた答練のスクリーンショットをトリミングしてテキストの余白に貼り付けるといった作業が、紙のテキストよりもはるかに綺麗かつスピーディーに行えます。
検索機能を使えば特定のキーワードが使われているページに一瞬で飛ぶこともできるため、直前期の高速回転におけるタイムロスを極限まで削ぎ落とすことが可能です。
ただし合格者も指摘している通り、予備校の教材には誤植が含まれることもあるため、定期的に訂正表を確認し、デジタルテキストに修正を反映させておく細やかさは忘れないようにしましょう。
まとめ:合格体験記から見えた公認会計士試験突破の絶対法則
ここまで、短答式試験および論文式試験を見事突破した先輩たちのリアルな合格体験記をもとに、本当に効果のあったおすすめの勉強法を徹底的に解説してきました。
いろいろな勉強法がありましたが、公認会計士試験合格のためのおすすめの勉強方法は、以下の3点に州略されるのかなと考えています。
第一、
教材を無闇に広げず「1冊のメインテキストにすべての情報を一元化」し、直前期に爆発的なスピードで復習できる自分だけの最強のオリジナル教材を作り上げること。出題者目線でひっかけポイントを書き込む一手間が、本番での数点をもぎ取ります。
第二、
完璧主義を潔く捨て去り、誰も解けないCランクの論点を切る勇気を持つこと。そして、全受験生が正答してくる「A・Bランクの基本問題」を、いかなる緊張状態でも反射レベルで解けるようになるまで徹底的に反復すること。
第三、
講義を聴く受動的な時間を最小限に抑え、能動的な学習(回転)に時間を割くこと。答練は単なる点数確認の場ではなく、「本番のタイムマネジメントと解答戦略のシミュレーション」として限界まで使い倒すこと。
繰り返しになりますがこれらの勉強法はあくまで参考。
あなた自身の最高の勉強法を見つけるための材料にしてください。
そして、公認会計士試験は、一部の天才だけが受かる試験ではありません。
正しい方向性(効率的な勉強法)で、圧倒的な学習量を投下し続けた者が最後に勝つ、極めてフェアな努力の試験、とも言えます。
現在成績が伸び悩んでいる方も、修了考査に向けて学習法を根本から見直したい方も、ぜひ今回ご紹介した先輩たちの生の声を自身の学習計画に取り入れ、合格への最短ルートを駆け抜けてください。
あなたの努力が実を結ぶ日を心から応援しています。





