・公認会計士の難易度、どれくらい難しいか知りたい方
・公認会計士の難易度を税理士や簿記と比較したい方
・公認会計士合格者の実際の話が聞きたい方
公認会計士試験合格者の私が、公認会計士の難易度を税理士や簿記等と比較してわかりやすく解説します。
公認会計士は弁護士・医師と合わせて三大国家資格と言われていることからも、
世間的には最高難易度の試験として認識されています。
ですが、一般的にはそう言われていますが本当はどれくらい難しいのか?
もしかしたら自分でもなることができるのではないか?
そう考える方もいるのではないでしょうか。
・公認会計士の難易度の目安は①勉強時間4000時間以上②合格率約7%③偏差値は70以上
・難しいことに間違いはないが、実はきちんと勉強すれば低学歴でも合格できる
この記事では他資格との比較から難易度を具体的に示すとともに、
私自身が完全な初学者から働きながら公認会計士に合格した経験を元に、
実は誰でも合格することができる、ということを令和5年最新情報でわかりやすく解説していきます。
☆この記事の信頼性について
筆者の学歴は高くありませんが、実際公認会計士試験に働きながら30代で合格しています。
☆この記事を読むとわかること
公認会計士の難易度の目安と、実は誰でも受かることができる、ということがわかります。
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公認会計士の難易度、どれ位難しいのか(勉強時間、合格率、偏差値)
まずこちらの表が公認会計士の難易度をまとめたものです。
・合格率 7.6%(R5実績)
・偏差値 70以上(最難関)
となっており、合格までには相当の努力が必要であることがわかると思います。
それぞれの難易度の項目について細かく見ていきます。
※合格率についてはこちらがデータ元です
公認会計士・監査審査会 令和5年公認会計士の合格発表について
難易度:公認会計士の勉強時間について(4000時間)
公認会計士の合格までに必要な勉強時間は4000時間、と言われてもなかなかイメージできないかと思います。
月に100時間の勉強を1年続けても1200時間にしかなりませんから、
そのペースで勉強を続ければ単純に3年以上合格までにかかることになります。
そしてもちろん、あくまでも一般的に言われている目安の時間となりますから、
それより短い人もいれば、もっとかかってしまう方もいます。
私がかかった時間についてはこちらの記事でまとめています。
難易度:公認会計士の合格率について(7.6%)
公認会計士試験はご存じかと思いますが
短答式試験(1次試験)、論文式試験(2次試験)を突破する必要があります。
公認会計士の難易度について最もイメージしやすい
短答式試験の合格率とボーダー、論文式試験の合格率について説明していきます。
短答式試験の合格率とボーダー
こちらが短答式試験の合格率の推移です。
各回バラツキはあるものの、合格率は約10%程度で推移しているのがわかるかと思います。
こちらは短答式試験のボーダー(合格点)の推移です。
こちらもやはバラツキはありますが、ボーダーは約70%程度の得点で推移しています。
合格率 … 8.1%
ボーダー … 71%
となっており、第Ⅰ回試験としては近年で最高難易度の回となってしまいました。
これは近年徐々に公認会計士試験を受験する人数が増えていることや、
短答式第二回については合格人数を絞る傾向にあるためにこのような数値となっています。
第一回については安定して合格率10%程度をキープしていますので、
受験者数が伸びても合格者数は一定にする、というよりもある程度の割合で合格者は増やしていっている、と推測できます。
論文式試験の合格率
論文式試験は回によってほぼバラツキがなく、合格率は約35%です。
短答式試験と違い、ボーダーというものがなく、偏差値で評価され、偏差値にして52程度を獲得できれば合格とされています。
合格率 … 36.8%
偏差値 … 52.0
やはり例年通りの結果となっております。
※以上短答式、論文式データ参照元は、公認会計士・監査審査会 過去の試験結果等
難易度:公認会計士の偏差値について(70以上)
様々なサイトで公認会計士の偏差値を公開しており、様々な意見があります。
偏差値を具体的に図ることは非常に困難ですが、
国三大国家資格であり、同時に三大難関国家資格、といわれているのが公認会計士試験です。
その合格率の低さ、合格までの時間を見ても、やはり弁護士や医師と同等の難易度であることは間違いありませんから
(サイトによっては弁護士や医師よりも難関、日本で1番難しい試験、としているところもあります。)
公認会計士の難易度比較(税理士、簿記、国家公務員、地方公務員)
公認会計士がどれくらい難しいのか、をよりわかりやすくするために
よく混在されている税理士(これは合格してもどう違うの?とよく聞かれます…)
さらに公認会計士を目指す方で取得していることが多い簿記検定の2級、3級や
最後はオマケで私の前職である国家公務員、地方公務員と比較しています。
難易度比較:合格率・勉強時間・勉強年数のまとめ
こうしてまとめてみると、勉強時間や合格率、そして勉強期間で比較しても
公認会計士が最も難易度が高い、ということがわかります。
(税理士との難易度比較は試験の性質が違うので単純には難しいですが)
※以上のデータはこちらのデータを元に作成しています。
・税理士試験
国税庁 令和5年度(第73回)税理士試験結果
・簿記2級
商工会議所の検定試験 2級受験者データ(統一試験)
・簿記3級
商工会議所の検定試験 3級受験者データ(統一試験)
・国家公務員
人事院 国家公務員採用NAVI 試験の実施状況
・地方公務員
データが多岐にわたるため私の経験や周囲への聞き取りの数値
難易度比較:税理士(合格率19.5%,勉強時間3000時間,期間3年以上)
・勉強時間 3000時間
・勉強期間 3年以上
合格率の低さ、勉強時間の長さ、勉強期間については公認会計士より長いこともあります。
税理士試験も公認会計士と並び難関試験です。
公認会計士と税理士の難易度について
公認会計士試験と税理士試験の試験制度の最大の違いは
科目合格制度を取っているかどうか、だと個人的には考えています。
公認会計士は1次試験の4科目、2次試験の6科目について基本的には1発で合格しなければなりません(例外はありますが)
一方税理士は11科目の中から5科目の合格が必要であり、合格した科目については生涯有効となります(期限なし)。
税理士試験を受験する方は1年で1科目ずつ合格を目指す方も多くいるので、その分受験期間が長くなります。
公認会計士試験は1発合格が基本になりますので、受験期間は必然的に短くなります。
そのため、公認会計士は短期決戦、税理士は長期決戦、と言われていたりします。
公認会計士と税理士どちらになるべき?
公認会計士と税理士どちらになるべきか、というのもかなり議論が分かれるところです。
いくつかの視点からお話しさせていただくと
・短期で決着を付けたいか、長い目で見て取得を目指したいか。
どちらか悩んでいる、ということであれば
公認会計士になることができれば税理士登録もできるようになりますので、公認会計士をおすすめします。
また、監査がやりたい場合は公認会計士の独占業務となっておりますので、公認会計士試験を受験するしかありません。
難易度比較:簿記2級(合格率21.1%勉強時間,200時間期間,3ヶ月程)
・勉強時間 200時間
・勉強期間 1~3ヶ月
何事も2級から履歴書に書けるようになる、と言われて簿記2級を受けた方も多いのではないでしょうか。
また、簿記検定を取得し、簿記に興味が沸いた方が会計士受験を目指すことも多く、会計士受験生が保有している割合が多いことも特徴です。
簿記の導入として、簡単すぎず、難しすぎずでとっかかり安い資格です。
最初から公認会計士を目指すのではなく、こちらで簿記の適性を見てから、というのも手です。
最近では合格率が一けたに近い状態になることもあるようで、各回の難易度に差はありますが…
およそ合格率は20%程度で、勉強時間は短ければ1ヶ月、少なくても3ヶ月あれば十分かと思います。
難易度比較:簿記3級(合格率34.0%,勉強時間100時間,期間1ヶ月程)
・勉強時間 100時間
・勉強期間 1ヶ月
簿記3級については学校で取得するように言われているところもあるようです(私も大学の授業で扱いました)
簿記の基礎の部分になりますので、
ここからしっかり勉強をすることで公認会計士試験、税理士試験に有効であることは間違いありません。
難易度的にもそこまで高いものではなく、約半数が合格でき、勉強期間も1ヶ月あれば問題ないと思います。
難易度比較:国家公務員(合格率10%,勉強時間1000時間,期間1年)
・勉強時間 1000時間
・勉強期間 1年
国家公務員や県庁、一部政令指定都市は法律系科目(憲法民法など)の対策が必要であり、
最終的に受験する科目が20科目以上になる難関試験です。
範囲の膨大さから敬遠されがちですが、
出題内容は過去問の焼き直しであったり、十分対策を取ることが可能です。
しかし科目数の多さから受験期間は長くならざるを得ません。
およそ合格率は10%程度、勉強時間は1年あれば十分合格できると思います。
難易度比較:地方公務員(合格率10%,勉強時間500時間,期間半年)
・勉強時間 500時間
・勉強期間 半年
ここでの地方公務員は市役所系などを想定しています(県庁系ではなく)
公務員の中でも市役所系など、最近では筆記試験よりも面接重視であったり、
民間のSPI試験のような、もはや公務員試験と言えないようなところもあるようです。
法律系の勉強に時間が係る国家公務員と違い、法律系(憲法民法など)の勉強が不要です。
数的処理などの対策は必要ですが、何も勉強しないで合格するに人も中にはいます。
およそ合格率は10%程度で、勉強時間は半年あれば十分合格できると思います。
難易度比較:私の正直な感想
今までここに書いてきたものは税理士試験以外は実際私が受験し合格したものになります。
勉強時間や合格率等は前述のとおりですが、実際の私の体感からすれば
簿記2級の勉強負荷が1としたら、公認会計士は100位の印象でした。
(上の実際の勉強時間とは大きな乖離がありますがあくまで印象です)
それ位勉強、勉強、勉強というイメージがあります。
ちなみに公務員の勉強負荷を1としたら公認会計士は20位の印象です。
簿記2級に合格することができたので、公認会計士も余裕か?と思って受験を開始しましたがとんでもありませんでした。
イメージとしては漢字検定と大学受験位の差があります。
公認会計士合格は難しい?やはり難易度は高い
もう一度公認会計士の難易度を整理しますと
・合格率 7.6%(R5実績)
・偏差値 70以上(最難関)
最難関資格であることは間違いありません。
これじゃ自分には到底合格できない…と思われる方が大半ではないでしょうか。
ですが、決してそんなことはありません、その理由について書いていきます。
公認会計士は難易度が高いが誰でも受験可能
確かに公認会計士の難易度は高いです、
ただし基本的に公認会計士試験を受験するための受験要件はありません。
他三大国家資格の弁護士や医師は厳格な受験要件が定められていますが、
公認会計士は誰でも受験することができます(高校生でもできます)
そして合格さえすればその後学歴関係なく活躍することが可能です。
確かに公認会計士の難易度は高いが、倍率に惑わされない
10%を切っている合格率を見るとかなり憂鬱になってくるのは分かります。
ですが私が実際受験していて感じたこと、気付いたことは
正答率50%以上の問題を落とさなければ合格できる、と言うことです。
つまり受験生の大半が正解できる問題を解ければいいだけ、です。
難しい問題を解ける必要はありません、テキストレベル学習を淡々と継続することで問題なく合格ラインに乗せることができます。
ついつい、成績を上げるために参考書をたくさん集めて見たり、予備校を何個も通ってみたりするのですが(私もそうでした)
大事なのは難易度や倍率よりも基礎、それが取れれば合格点数は誰でも取ることができます。
公認会計士は難易度は高いが誰でも合格できる
実際合格している方の中にも、今まで偏差値が低かった方、高卒の方、働きながらの方等様々な方がいらっしゃいます。
私自身、学歴も高くなく、年齢も30代、働きながらの受験、でしたが最終的には合格できました。
淡々と毎日基本的な勉強を続けていれば問題ありません。
公認会計士の難易度まとめ
公認会計士がどれくらい難しいものなのか、感じていただけたでしょうか。
難易度だけ見ると公認会計士試験は確かに難しい試験です。
ですが、実際体験してみると分かりますが、絶対無理、と言う試験ではありません。
働きながらでも30代でも合格できる、ということを伝えるために私はこのブログを開設しました。
公認会計士なんて夢のまた夢、どうせ合格できない。
これから受験するけど合格できるか不安で仕方ない。
そんな方々がこの記事を読んで少しでも公認会計士受験に、具体的なイメージを持っていただけたら幸いです。
【速攻で合格したい人へ】最短ルートを紹介
まず最初に言っておきたいことがあります。
『公認会計士試験は誰でも合格できる試験です』
自頭の良さ、出身大学、社会人経験、年齢…それらは全て関係ありません。
英語や数学と違い、簿記を小さいころから勉強してきましたか?
会計士試験は簿記の試験と言っても過言ではありません。
誰もが勉強初心者からのスタートです。
さらに実は、
会計士試験は半分の人が取れる問題を正解できれば受かる試験です。
合格率に惑わされないでください、テキストの基本問題レベルが取れれば合格は十分可能です。
①どれだけ良い環境で勉強できるか
②半分の人が取れる問題を正解できるか
これができれば誰でも合格可能です。
①「どれだけ良い環境で勉強できるか」について
・不明点を質問をできる環境
・最新の出題傾向や法改正の反映されたテキスト類
・切磋琢磨する仲間
この辺りが重要になってきます。
②「半分の人が取れる問題を正解する」について
これにつきます。
公認会計士試験に独学合格するのは不可能ではありません。
ですが、確実に合格したかったら先ほど挙げた点を全て網羅できるら予備校に通うのが最短ルートです。
(恐らく99%の受験生は予備校に通っており、テキストや問題集が市販のものでは対策が厳しくなっています。)
よって、会計士試験に合格するには予備校選びが大きく合否を左右することになります。
現状の公認会計士受験界では、主に3つの予備校が合格者の大半を占めています。
それが、CPA会計学院、TAC、資格の大原です。
これらの予備校であれば、
⇒自習室、質問制度配備。テキストも完璧、通学者(ライバル)も多い。
②半分の人が取れる問題を正解する
⇒大手予備校なので、予備校を信じて対策すれば必然的に取れる
どれも問題なくカバーできます。(実際私は3つとも利用したことがあるので体験済です)
その中でも、現状ぶっちぎり一位の合格者数を出しているのが
CPA会計学院です。
・合格者占有率は50.9%(合格者の2人に1人にはCPA生)
ここまでの実績を出した予備校は近年ではありません、ダントツ一位です。
私が実際に通学して感じたのは
・近年、カリスマ講師たちが大量にCPAに転職、教え方・テキスト等どれをとっても超一流。
・SNSで話題に上らない日はない、常に受験生ファースト。
・誰もが苦手とする計算科目について、コントレという神教材の存在する。
※コントレは、CPAオリジナル教材のコンプリートトレーニングの略でHPでも『最高の回転用教材』と銘打たれ『これだけやっとけば合格できる』と評判の計算用教材です
公認会計士試験に合格するためには、予備校に通う必要があります。
そして、予備校を決めていないのであれば、CPA会計学院でまず間違いありません、現状最強の予備校です。
やはりスケールメリットの点で、
ということが大きいです(なので予備校を変えようと検討している方にもCPAは圧倒的におススメですし、他予備校の方も体験してみる価値はあります)
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引用元:CPA会計学院公式HP
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受験生全般向けの記事をこちらにまとめています。
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