・公認会計士試験短答式の合格者の勉強法
・公認会計士試験短答式合格者の生の声

短答式合格者の「失敗」した勉強法だけ集めました。
・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中
・自ら合格体験記、アンケートを収集し情報を分析
こんにちは!とむやむくんです。
SNS等でもいろいろな勉強法があふれていて、
実際どの勉強法が自分に合っているのか?効果がある勉強法はどれなのか。
判断するのはなかなか難しいですよね。
今回は私自ら収集した合格体験記の、短答式合格者10名のあえて「失敗した勉強法」だけを集計・分析してまとめました。
合格者の失敗から学び(とはいっても合格者はこれを克服して合格しているのですが)、自分自身の勉強法を確立してください。
【ストップ!!】監査法人就職のウラ技
簿記を勉強している。前職がある。
実は、これだけで十分就職可能です。
・試験休暇なんと3ヶ月
・年収500万以上
⇒これが『今すぐ』実現できます。
合格前から実務要件を満たすので最短で会計士になることができます。
ただ実は…法人HPに求人情報はあまりありません。
情報を得るには監査法人の掲載が多い就職サイトを利用する必要があります。
私は監査法人求人が多く業界トップクラスの実績があるこちらでお世話になりました。
もしお悩みでしたら無料登録してみて下さい↓↓(今は特に受験生向け求人が大量にあるそうです!)
【計画・習慣編】努力が空回りするNG学習プラン
どんなに頑張って勉強を進めても、
きちんとした計画を立てた学習プランを立てなければ、せっかく勉強した内容も右から左へ…
一週間後には、あれ、先週何やってたっけ?なんてこともしばしば。
ここでは計画や習慣に関する失敗した勉強法を紹介します。
NG①:復習を後回しにする「進めるだけ」学習
時間がなかなか取れない場合、復習まで手が回らないことも普通にあります。
社会人受験生の方などは復習に時間をかけてしまうことで、そもそも講義を消化しきれない、なんてこともあります。
ただ、そういった方以外は基本的には復習はした方がいいです。
【合格者の声】
復習せず授業をどんどん進めたら最初の方の内容を完全に忘れていた(早めに進めることは間違ってなかったと思いますがある程度の復習は必須)
【合格者の声】
1度目の短答までに時間がなく、監査論の講義を復習せずに全て消化し終えたが、その後に復習しようとしても何も頭に入らず、復習に通常の倍の時間がかかってしまい急いで講義を消化したにも関わらず時間を余計に無駄にしてしまったのが後悔。
・講義を受けたら、できる限り早く復習する習慣をつける
・「1講義進んだら、前の講義の内容を1回復習する」など、自分なりの復習ルールを作る。
NG②:モチベーションが続かない「気分任せ」学習
これは勉強初期によくあるのですが、
予備校に申し込んだり、教材が届いたりした時はものすごくテンションが上がって
今日は10時間勉強!明日は12時間!なんてものすごいスタートダッシュを決めるものの、
その翌週には0時間…たまに思い出したように5時間…みたいな感じで
やったりやらなかったり、勉強時間にムラがある過ぎる学習はかなり非効率です。
【合格者の声】
6時間勉強したら満足してしまい次の日は普通に0時間の日が何日もあった。このような断続的な勉強や受かるという気持ちの欠如により全く理解が定着せず3年5月に受けたお試し短答では36%という壊滅的な成績だった。
・「毎日最低30分はテキストを開く」など、ハードルを極限まで下げてでも「毎日続ける」ことを意識する
・勉強時間を記録し、継続できていることを可視化してモチベーションを維持する
【インプット編】「わかったつもり」を生み出すNGインプット術
講義を聞いたり、テキストを読んだりするインプット、勉強の基本となる大事な作業です。
インプットでどれだけしっかり勉強できるかはものすごく重要ですが、
ここではそんなインプットの失敗した勉強法を紹介します。
NG③:内容が頭に残らない「倍速視聴・聞き流し」
倍速視聴が悪いわけではありません。
ただ、早く終わらせたいがために、講義が終わった後に何も残るものがなかった、では最悪です。
【合格者の声】
1回目の短答のときに試験に間に合わそうと思って講義を全部2倍速で1日2コマ見ていたが、その結果企業と監査は何も頭に入らず、後に苦労した。
【合格者の声】
聞いて覚える原価計算基準流すのも無駄寧ろやった感が得られる(やってない)のでマイナス
NG④:自己満足で終わる「完璧なまとめノート作り」
時間がたっぷりあれば、
まとめノートづくりも知識の整理や自分なりの教材を作れるというメリットがありますが、
多くの場合、作って満足、後で追記だらけでぐしゃぐしゃになって結局使わなかった、なんてケースが多いです。
どうしても必要でない以外は作らないという選択もありです。
手の込んだまとめを作ったことです。理由としては、中途半端に情報量を詰め込んだせいで簡単に見れない上に情報量を重視するならテキストを読んだ方がよいからです。
・まとめはテキストや問題集への「書き込み」で一元化する。
・ノートを作るなら「間違えた問題」や「覚えられない論点」だけをまとめる弱点ノートに特化する。
【アウトプット編】実力が全く伸びないNG問題演習
インプットした知識を実際に試験で「使える」ようにするためのアウトプット。
アウトプットは教材をどう使うかが重要で悩むところです。
ここではそんなアウトプットの失敗した勉強法を紹介します。
NG⑤:思考が停止する「ひたすら問題集回転」
合格できない方で、アウトプットで一番多い失敗がこれだと思います。
ただひたすら、何も考えずに問題集をひたすら繰り返す勉強法です。
・解法の根拠を理解していない
・惰性で説いている
こんな状態にある方は要注意です。
【合格者の声】
問題集を脳死で解くこと。
【合格者の声】
計算の例題を目解きして解けた気になっていた(実際に答えを見ずに時間を測って解いてみたら解けなかった)
・問題を解く際に「なぜこの答えなのか」を自分の言葉で説明できるようにする。
・目解きの場合、解答を暗記している可能性があるので、定期的に必ず手を動かして問題を解く
NG⑥:応用力が身につかない「問題集オンリー」学習
先ほどの問題集の話と少しかぶりますが、
問題集「のみ」を回転するのは避けたほうがいいです。
問題集の回転は重要ですが、それだけに頼ると知識が断片的になり、本質的な理解が疎かになります。
結果として、初見の問題に対応できなくなったり、解法の根拠がわからない、なんて状態になってしまいます。
【合格者の声】
理論科目全般で、短答対策集のみを繰り返し回転することはやめておいた方が良い。というのも問題集に掲載されているものと同様の問題が出題されれば正答出来るため、ある程度までは成長できるが、少し違う出題のされ方をされると対応できなくなる。
問題演習で間違えた箇所は、必ずテキストに戻って周辺知識も含めて確認する。
学習の中心はあくまで「テキスト」に置き、問題集は「知識の確認・定着ツール」と位置づける。
【科目バランス編】合否を分けるNG時間配分
最後に、科目間の学習バランスに関する失敗談です。
特定の科目に偏りすぎたり、重要な科目を軽視したりすると、
あれ、ほかの科目はできているのに不合格になった…
なんてことになってしまいます。
NG⑦:直前期に大慌てする「理論科目の放置」
確かに公認会計士試験では計算科目が重要です。
ただそれは習熟に時間がかかる、といった理由からであり、
理論科目が重要でない、なんてことはないです。
(事実、短答では配点2倍の財務会計論では理論もばっちり出ます)
「計算が重要だから」と理論科目を後回しにすると、直前期に膨大な暗記量に押しつぶされることになります。
理論科目は、コツコツ積み重ねることが重要です。
計算が大事と言われた試験の半年前ほどに理論を放置しすぎたこと。
・毎日少しでも良いので、理論科目にできるだけ触れる。
・通動時間などのスキマ時間は理論科目の暗記に充てるルールを作る。
NG⑧:本番で足を引っ張る「管理会計論の軽視」
管理会計論は財務会計論の配点はないにせよ、
安定して得点することがなかなか難しい科目です。
(管理会計論のせいで足切り、なんて話も耳にします)
管理会計論の計算をどこまでしあげられるかはかなり重要です。
【合格者の声】
私は管理会計の計算の完成度が低かったため、本試験でも足を引っ張ってしまった。短答3ヶ月前になると計算はメンテナンスと言われがちだが、私は計算の実力が大幅に落ちるくらいなら理論の完成度を犠牲にしても計算を仕上げるべきなのではと思う。
・監査・企業の講義が本格化する前に、管理会計の計算はある程度のレベルに引き上げておく意識を持つ。
・直前期でも「メンテナンス」と軽視せず、定期的に時間を確保して実力が落ちないようにする。
まとめ:失敗は成功のもと。今日から勉強法をアップデートしましょう
合格者が後悔したNG勉強法、当てはまるものはありましたでしょうか。
私が受験時代にこれを見ていたら、かなり何個も当てはまっていました…(もっと早く知りたかったです)
・復習を後回しにしていないか?
・気分任せで勉強が途切れていないか?
・講義をただ聞き流していないか?
・完璧なノート作りに時間を使いすぎていないか?
・何も考えずに問題を解いていないか?
・問題集だけでなくテキストも重視しているか?
・理論科目や管理会計を軽視していないか?
もし心当たりがあれば、今からでも軌道修正を計画してみてください。
こちらで短答式合格者が成功した勉強法についても解説しています。
また、全体的な短答式の勉強法についてはこちらでもまとめています。
少しでも皆さんの成績が上がり、早期に合格する一助になれば幸いです。
・倍速で視聴するなら、書き込みがしっかりできる、講師の説明が理解できる、自分なりの速さを見つける
・倍速で見れないと判断したら潔く等倍で視聴をする(その方が結果的に効率がいいです)