・病気と闘いながら受験されている方
・安定して勉強時間の確保ができない方
・CPA会計学院の学習法が知りたい方

病気を抱えながらも勉強とひたむきに向き合い、見事合格されたその勉強方法を解説して頂きました。
私のX(旧twitter)で募集を行っております、
『予備校を介さない本音ベースの短答式合格体験記』
本当にたくさんのご応募いただきありがとうございます。
今回は病気を抱えながらも見事合格されましました、蕎麦様の合格体験記を紹介いたします。
蕎麦様は双極性障害と言う精神疾患を抱えていらっしゃり、
思うように勉強できない(日によっては全くできない)ような状況でもなんとか工夫して勉強を重ね、
見事難関試験である公認会計士試験短答式に合格されています。
蕎麦様自身も同じような境遇で悩んでいらっしゃる方の力になりたい、ということで今回ご協力いただきました。
思うように勉強時間が取れない、そんな方にも必ず参考になるはずです。
(蕎麦様は企業法90点、管理計算満点、財務理論満点を取っていらっしゃるので、勉強方法もとんでもなく参考になります。)
それでは、短答式合格体験記、お読みください。
(文中に出てくる、『吹き出し』『メモ』等は私とむやむくんが勝手に感じたことを書いているだけで、ご提供いただいた方の書き込みではありません)
☆この記事の信頼性について
筆者は公認会計士であり、自ら収集した合格体験記を掲載しております。
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ステータス
ペンネーム…蕎麦
年代…20代後半
学生or専念or社会人…専念
最終学歴(大卒or高卒or中卒)…大卒
大卒の場合、学科のおおよその偏差値…60
双極性障害を患っています。
精神疾患がありながら勉強している方の役に立てればと思い書いています。
それ以外にも体調やメンタルに波がある方、勉強時間がとれない方にも役立つかもしれません。
データ
利用した予備校…CPA
通学or通信…最初通学、途中から通信
勉強期間…1年半
受験回数…お試し入れて4回
およその得点率(%)…75
合格年(何年の第何回短答か)…R7Ⅱ
全体的な勉強法
双極の症状がありながら勉強するには、
②勉強の効率化
この二つが課題でした。
もちろんすべての受験生にとっての課題でもありますが、特に症状があるなかで①をどうするかは難しい課題でした。
勉強時間の最大化
躁と鬱の波を小さくする
まずは躁と鬱の波をできる限り小さくすることが先決です。
これをしないと、躁の時は勉強できても鬱の時の勉強時間が0になってしまいます。
今は鬱の時でも平均3時間くらいは勉強できるようになりました。
ここは勉強方法というより闘病記のようになってしまうので私が実践していることを箇条書きで記します。
・主治医の言う通りに薬を飲む(重要!)
・散歩、運動
・3食たべる、バランスも気をつける
・躁と鬱を自覚できるように記録をつける
・活動量に気をつけて疲れないようにする(これもかなり重要)
躁の時は勉強しすぎない
上記の『躁と鬱の波を小さくする』とも似ていますが、躁の時にできる限り勉強してしまうとあとで必ず鬱で何もできなくなります。
なんか最近勉強時間増えたな〜と思ったら躁なので勉強時間を減らします。
繰り返していると、自分の最適な勉強時間がわかってきたので、それ以上には増やさないようにしていました。
(それでもついやりたくなって少し増やすんですけど、そしたら数日後体調悪くなります…)
鬱で辛い時の勉強
上記の『躁と鬱の波を小さくする』『躁の時は勉強しすぎない』を実践して鬱を軽くすることが最優先ですが、そうは言っても簡単にはいきません。
ではしんどい時にどう勉強するか。
大前提、布団から出られないような病状の時は何もしませんでした。
家の中で動けるくらいの時の勉強について書きます。
まず、大事なことは勉強のハードルをできる限り下げることです。
元気な時と同じ勉強を求めると、辛くなってしまいます。
ほんの少し、テキストを開くだけでも満点。そう思おうとしています。
私は以下の順番で、少しずつ段階を上げて勉強していました。
2.布団のなかでテキストを開いたり、web問題集を解く
3.机に向かってテキストを開いたり、web問題集を解いたりする
4.計算問題を1問だけ解く、理論のテキストを1ページだけ読む
5.ここから先は、4の量を少しずつ増やしていく
この1〜5に従って、自分がどの程度ならできるか考えてできることをやっていました。
あとはメンタル面で大事なのが、勉強できていない自分を絶対に責めないことです。
私もまだ完璧にはできていませんが、大事なことだと思います。
以前主治医に、「勉強できないのは甘えなんじゃないかと思う」と相談したら、
「甘えか甘えじゃないかはわからないけど、甘えだと考えることは何一ついい影響をもたらさないからそう考えるのはやめよう」と言われ、その通りだと思いました。

私なんかが何か言えた立場ではないですが、病気に苦しみながらも試行錯誤してなんとか勉強を積み重ねていく、挑み続けていくその姿勢本当に尊敬します。
勉強の効率化
こちらは下記の科目ごとの勉強法をご覧ください。
科目別勉強法
企業法
本番で90点でした。
企業法に限らず理論は基本的に想起学習とweb問題集をやっていました。
回転の段階に応じて以下のステップを踏んでいました。
⑴全然内容を覚えていないとき
見開き1ページ読む→書いてた内容を思い出す
⑵大体の内容を覚えてきた時
見出しだけ見て結論を思い出す→思い出せなかったところはチェックをつけて付箋を貼る
次の日チェックがついてるところをもう一度思い出す
思い出せるようになるまで毎日繰り返す
⑶テキストを読むのが苦痛になったら
web問を解く
次の日は前日までに間違えた問題を解く
これを繰り返すので最終的には間違えた問題がなくなる

想起学習を実践されている合格者の方も多いですが、具体的な手法を解説してくださりとても参考になります(私もやってみればよかった…)
管理会計論(計算)
本番で満点でした。
とにかく問題演習だけしていました。
短問を1.5周程度した後はひたすらまとめ解きをしていました。
ABの問題ならスラスラ解けるようになるくらいまで解き続けます。
受かるまでには5〜6周くらいしたでしょうか?
短問はもうできるなーと思った後は過去の短直→過去問をやっていました。
ただ、答練でつまづいた問題があったらテキストに戻って理解を深めていました。
管理会計論(理論)
本番で2ミスでした。
最初はテキストと短問だけでやっていましたが、伸び悩んだのでIKBレジュメを購入しました。
買ってよかったです。
かなり理解が深まりました。
これに関しては授業のガイダンスで言われた通りのやり方をしただけなので勉強方法は割愛します。
ちなみにweb問は企業法と同じやり方で回してました。
監査論
本番で70点でした。C論点が3つあったので悪くない点数だと思います。
基本的には企業法と同じやり方です。
ただ、監査論は企業法に比べて構造の理解が必要でした。
そのため私は論点ごとに紙にまとめて構造の理解を深めていました。
これは直前期以外にやるべきだと思います。
このおかげでどの論点がどんな構造になっているのかが理解できたため暗記もスムーズにできました。

直前期は不安にかられてついつい手を広げたくなりますが、こういったまとめ作業をするなら直前期以外、確かにその通りだと思います。
財務会計論(計算)
本番で48点というひどい点数なので割愛させていただきます。
財務会計論(理論)
本番で満点でした。
勉強方法は企業法と同じです。

さ、さらっと書かれていますが企業法も90点ですし、すごすぎます…。この勉強法ぜひ試したくなりますよね。
各科目回した教材
企業法
テキスト、web問
管理会計論
計算→短問、短直、過去問
理論→IKBレジュメ、短問
監査論
テキスト、web問
財務会計論
計算→テキスト(個別論点)、コントレ(構造論点)
理論→テキスト、web問
学習時間
1日目安… 6時間
1月目安… 180時間
総勉強時間… 2300時間
全体勉強時間を100%とした場合の各科目の割り振り
財務計算… 17%
財務理論… 14%
管理… 21%
監査… 18%
企業… 20%
1日のスケジュール
平日・休日(勉強できた日)
8:00 起床
9:00 勉強
12:00 昼食
13:00 勉強
18:00 夕食、休憩
20:00 勉強
23:00 休憩
24:00 就寝
直前期
上記と同じです。
直前期だと勉強できる日が増えただけで過ごし方は変わりません。
失敗した勉強法や後悔
1回目の短答のときに試験に間に合わそうと思って講義を全部2倍速で1日2コマ見ていたんですが、その結果企業と監査は何も頭に入らず、後に苦労しました。
今は1.8倍速に落ち着きました。
これは良かった!という勉強法
企業のところに書いたことですが、間違えことを毎日正解するまで反復する方法。
計算でも使っていました。
予備校感想
費用
適正。
私は奨学金制度を使っており、とても助かりました。
教材
良い。
管理理論は課金した方がわかりやすいとかはありますが、レギュラーの教材でも受かる人は全然受かるクオリティだと思います。
講師
良い。
教材と同様池邉先生の講義が課金しないと聞けないのは残念ですが、それ以外はいい先生がどの科目にもいると思います。
校舎数
足りないと思います。
私は地方に住んでいるので自分の住んでいるところにラウンジか校舎ができたらなといつも思っています。
雰囲気
ラウンジの雰囲気は殺伐としています。
サポート
講師相談、論点質問など整っていると思いますが、自分で情報を得ようとしない人は大切な情報を逃してしまうと思います。
デジタル学習ツール
web問がかなり良いです。
質問体制
電話質問しか使ったことないんですが、チューターの態度が悪いので不満です。
おすすめしたい方
公認会計士試験を受けるすべての方。特に校舎が近くにある方。
おすすめできない方(もしいれば)
TACや大原の校舎しか近くにないならそちらでもいいのかも。
モチベーション管理(おすすめの気分転換方法等)
私は人と会うことが1番楽しいので、定期的に友達とご飯に行っていました。
直前期でも2週間に1回くらいは行っていたと思います。
短答式受験生へメッセージ
もし今私と同じ精神疾患などの理由で受験について悩んでいる方がいたら、この体験記を読んで少しでも判断材料になればいいなと思います。
誰でも絶対に受かる!と言い切れる資格ではないですが、
ハンデがあっても適切に努力をすれば誰にでも可能性はあると思います。
一度やると決めたなら、自分にできることをやり切って是非頑張ってください。
今回の合格者様ご利用の予備校本当に最近は一強ですよね…CPA会計学院。全体合格者の6割以上独占です。これは『CPA生が対策した問題を落としたら不合格』とほぼイコール、さすがに全受験生が意識した方がいい時期です。
⇒2024年合格者973名(予備校1位)
合格者占有率
⇒60.9%(6割以上がCPA生)
私が通った感想
⇒各予備校カリスマ講師が集結、教材も完璧
⇒受験を始める方は『まずCPA』で間違いない
⇒さすがに合格者の6割以上がCPAなので、他の予備校生も検討すべき
引用元:CPA会計学院公式HP
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