まして30代で働きながらなんて絶対無理

私もそう思っていました。
全ての模試でE判定、でも合格できました。
そんな私の合格体験記です。
あまりにも受からなくて何度も心が折れかけました…
しかしこの記事にもあるテクニック、勉強方法に変え、そこから半年で合格できました!
もう受からないものかと思ってました、社会人受験生の私は全ての模試でE判定…でも公認会計士試験合格しました!今がダメでも諦めないで、必ず合格できます!
— とむやむくん (@jCsWLei5YAWlILi) February 16, 2021
・30代で働きながら公認会計士試験合格
・修了考査合格、公認会計士登録済
・SNSフォロワー1万人超アカウントで情報発信中
・自ら合格体験記、アンケートを収集し情報を分析
公認会計士を目指したきっかけ
新卒から私は公務員として働いていました。
そんな私が『どうして会計士を目指そうと思ったのか?』を書きます。
公務員へ対する不満
夢にまで見た公務員、住民が少しでも住み易い環境のため人生をかける!
そんな私を待っていたのは
✕:安定と波風を立てないことに特化した職場風土
✕:安定以外に魅力ないよね…と周りが言う仕事内容
ここで人生を終えてしまっていいのか?
死ぬときに後悔しないのか…?
『こんな所にいてはいけない、自分がダメになる』
転職を決意
『転職をするしかない』
公務員を目指した時と同じ失敗をする訳にはいきません、悩みに悩んで方針を固めました。
〇:自分の好きなことで生きて行きたい
〇:できれば収入も安定させたい
私は簿記2級を趣味でとっていたので、税理士を目指すことにしました。
そこで公務員試験でお世話になっていたLECの資料をもらいに行きました。
資料コーナーには色んな資格のパンフレットが並んでいました(コンビニの新聞売り場のように)
そこで税理士のパンフレットの上の段に「公認会計士」という文字を見かけ
会計と付くんだからこれも似たようなものかな、ということで持ち帰りました。
どうやら公認会計士になれば税理士にもなれるらしい。
どうせならこっちを目指すか。
勉強期
いよいよ、会計士講座に申し込み、勉強が始まります。
予備校ごとにやっていたことが違うのでそれぞれ書いていきます。
その1:LECの時の勉強法
申込んだ内容
まず短答式試験に合格する必要があると考え、短答合格コースを申し込みました
勉強方法
②復習は行わず問題集に着手
③問題集の反復を繰り返す
勉強を始めた当初は勉強開始できる時間が20時だったこともあり、時間がないことから最短で合格しようと考え問題集ばかりやっていました。
結果・反省
この勉強方法を取った結果、落ちまくりました。
教科書に戻って反復をすることもしなかったですし、問題集の回答を覚えただけでは受かるわけありません。
落ちたのは問題集の反復が足りないからだ、ということで、落ちるたびに問題集を永遠と回していた記憶があります。
今になればその勉強法は本当によくないと思っています。
・根本の理解が全くできていない
・反復に慣れてそもそも解法すらきちんと身についてない
いや、本当に、当時の自分に言ってやりたいです、テキストやれ。
ちなみに、勉強初期はあまり勉強時間確保できませんでしたが、普通に後半は5時間程度は平日でも確保できていました。
それでも普通に落ちていました、やはりやり方の問題ですね…。
その2:TAC、大原、CPA併用の時の勉強法
申込んだ内容
LECは引き続き受講していましたが、受からない原因は科目別での理解が弱いのではと考えました。
そこで大原で管理会計論、TACで財務会計論、CPAで財務会計論のコントレ(コンプリートトレーニング)を受講しました。
勉強方法
②復習は行わず問題集に着手
③問題集の反復をしつつ疑問点はテキストへ戻る
散々不合格を重ねたことから、テキストで学習することの重要性に気付き疑問点は戻って確認するようにしました。
結果・反省
不合格でした。
ただ、ボーダーまであと3%位のところまで達し、勉強方針は間違っていないと確信しました。
反省として、テキストに戻った時、いかに講義のメモを残してあるかが重要であるかを認識しました。
ここでテキストの重要性に気づけたことが私は合格につながっています。
さんざん試行錯誤した挙句でしたが、結果的には良かったと思っています。
その3:TACの時の勉強法
申込んだ内容
全ての科目を一から、そして答練や模試まで同じ予備校に任せた方が学習方針がブレないと感じ、
財務会計論がわかりやすかったTAC一本にしました。
基本的な学習は完了していたため、上級ストレート本科生を申し込みました。
勉強方法
長年の受験経験が実り、ここで勉強方法を確立させました。
②復習は行わず問題集に着手
③テキストに問題集、答練、模試の情報を集約し反復(情報の一元化)
結果・反省
結果勉強法を確立させてから半年で短答合格。
5月短答合格だっため8月論文は働きながらだと間に合いませんでしたが次の論文で合格できました。
勉強法として実践した「情報の一元化」これが本当に効いたなと感じました。
通常であればこの手法をnote等で販売すれば少し儲かるのでしょうが、少しでも多くの方が見られるよう無料で掲載しています。
また、予備校についてはこちらの記事でもまとめています↓
直前期
直前期だからと言って社会人の私には勉強時間を増やすことができません。
効率よく全ての科目に触れ、そして勉強時間を確保する必要がありました。
スケジュールについて
生活リズムを一定にし、1日5時間の勉強時間は必ず確保するようにしていました。
【合格時のスケジュール】
お問い合わせいただくことが多いのでまた記載しておきます
5:00~7:00 起床、勉強
7:00~12:00 仕事など
12:00~12:15 昼飯
12:15~12:50 勉強
13:00~18:00 仕事など
18:00~19:00 勉強
19:00~20:00 夕飯
20:00~22:00 勉強
22:00~23:00 風呂、就寝
勉強時間→合計5~6時間— とむやむくん (@jCsWLei5YAWlILi) June 8, 2021
勉強時間を多く取ればいいというわけではありません
各時間どのように勉強し、また何の科目が効率よくできるかこちらで公開しています
直前期の勉強方法について
冒頭話した通り、全科目を効率的に回す必要があります。
方針として次の通り掲げていました。
③計算科目は理論科目は2週間で1周
③1ヶ月で理論は4周、計算は2周
これに従ってスケジュールを組みました。
5:00~7:00 財務会計論・簿記
12:15~12:50 管理会計論(理論・計算)
18:00~19:00 監査論
20:00~22:00 企業法
5:00~7:00 租税法、財務会計論
12:15~12:50 管理会計論(理論)
18:00~19:00 監査論
20:00~22:00 企業法、経営学
ここで注意が必要なのは、じっくり読み込んでいては絶対に間に合わないということです。
直前期に回す範囲、内容を明確にしておくことが重要です。
※なお、【論文時】の簿記と管理(計算)は休日にたまにフォローする程度でした。
本番
数々の本番を経験しているので、色んな話があります。
ただみなさんの参考になる『本番こうしたらうまく実力が発揮できた』ということについて書いていきます。
問題を解くにあたって
「なんだか知らない問題ばかりに見える…」そんな経験はないでしょうか。
私も何度となくありますし、実際知らない問題なのでしょう。
ただ、それはどの受験生にとっても知らない問題です。
私の当日の心構えを書いておきます。
②電卓打ちまくっている人は解きまくっているんじゃなくて悩んでいる
③勉強した知識で必ず解ける
特に③について、意識することは精神的にもかなりラクになりました。
持ち物について
(これは参考程度の話です。)
持ち込めるものは限られていますが、
できる限り勉強していた時の環境に近づけることができれば試験にも落ちつついて挑めます。
私は勉強の時に使っていた座布団を持ち込みました。
この座布団を持ち込んだ瞬間短答に合格できました(たまたまだとは思いますが)
精神的に落ち着いていることは思ったよりも成績に影響します。
なにか自分にとってキーになるアイテムがあるなら持ち込むのもありです。
合格発表
いよいよ合格発表です。
これは受験するにあたっては何の参考にもなりませんので、興味のない方は読まなくて大丈夫です。
運命の時
合格発表日は平日なので、私はもちろん仕事をしていました。
確か11時に合格発表だったと思うのですが、確認したのは12時の昼休みでした。
・TACに資料請求しないとな
・まだ試験後に勝ったゲーム終わってないんだけどな
等と考えながら、半ばあきらめ気味で番号を確認。
合格していました。
「マジで?」
と思わず声にでました
私がとんでもなく長い期間勉強ばかりやっている姿を知っていましたから、私以上に喜んでくれました。
合格したことはもちろんすごくうれしかったですが、
こうして恩返しできたことが何よりうれしかったです。
さいごに
とんでもなく長い合格体験記になってしまいましたが、ご覧いただきありがとうございました!
30代になってしまいましたが、無事社会人合格者になることができました。
あまり詳しくは書きませんでしたが、本番直前まで全ての模試はE判定(最低評価)でしたが、
あきらめなければ働きながらだって絶対合格できます!
とむやむくんでした。