・「公認会計士はやめとけ」と言われる理由が知りたい方
・それでも公認会計士なってよかった理由が知りたい方
公認会計士はやめとけとよく言われますが、実際私はなってよかったです。
公認会計士はやめとけと言われることも多く、不安になる方も多いと思います。
特に掲示板(5ch←旧2ch)やSNS(X←旧twitter)等でよく言われています…聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・難易度の高さ、一時の就職難等が原因で「公認会計士はやめとけ」と言われている
・公認会計士は合格は大変だが、実際はなってよかったと感じる人が大半
今回は、公認会計士はやめとけと言われる理由について書いていきます。
☆この記事の信頼性について
筆者は公認会計士試験に合格し、実際に働いています。経験や周囲の状況から間違いのない情報を発信しています。
☆この記事を読むとわかること
「公認会計士はやめとけ」どころか、むしろなるべき、ということがわかります。
実際公認会計士になるのを「やめとけばよかった」と思っている人の割合は?
実は…大半の方は『公認会計士になってよかった』と感じています。
先日、私のX(旧Twitter)で約50人の公認会計士・公認会計士試験合格者に、
『公認会計士になってor公認会計士試験に合格してよかったか?』
というアンケートを実施しました。
【質問】
公認会計士になってor会計士試験に合格してよかったと思いますか?受験生向けブログの参考にさせていただきます(コメントもあればぜひお願いします)— とむやむくん (@jCsWLei5YAWlILi) May 4, 2024
結果としては
→29人(61%)
時間もお金もかかったしやめとけばよかった
→7人(15%)
激務過ぎるしやめとけばよかった
→11人(24%)
ということで、約61%の方は公認会計士になってよかった、という回答になりました。
それではなぜ、「公認会計士はやめとけ」とここまで言われるのでしょうか?
次からその理由について書いていきます。
公認会計士はやめとけ、と言われる理由
公認会計士はやめとけ、と言わる理由としては以下のことをよく言われています
・激務過ぎる(毎日終電・タクシー帰り)
・儲からない、稼げない、年収が低い
・合格したとしても就職先がない
・将来AIに仕事を奪われる
それぞれ理由を解説します。
公認会計士試験の難易度が高い
「公認会計士は難しすぎて合格できない」
「公認会計士の合格率知ってるか?悲惨な末路を歩むことになるぞ」
これについては間違ってはいません。
以下は公認会計士試験の短答式(1次試験)の合格率の推移です。
最新の令和6年第Ⅰ回短答式試験の合格率は8.3%、
合格率の低くなる傾向のある第Ⅱ回短答式では令和5年第Ⅱ回で5.8%です。
ちなみに論文式(二次試験)の合格率の推移はこちらです。
最新の令和5年論文式の合格率は36.8%と、論文式に関しては安定して35%程度を維持しています。
ただ、これは短答式の数%の合格者の中の35%ですから、難易度が高いことは間違いありません。
最終的な令和5年公認会計士試験の合格率は7.6%、やはりかなり低くなっています。
参考:公認会計士・監査審査会「過去の試験結果等」
ですが…
実際は『合格者の半分が正答できる問題を落とさなければ合格できる試験』です。
難しい問題ができる必要はありません。
しっかり準備をすれば年数は確かにかかりますが合格することは可能です。
元から頭が良くて有名大学を出てないと合格できない…なんてことはありません。
実際私も大した大学を出ていませんし、30代ですし、働きながらの合格です。
近年では、CPA会計学院が合格者占有率50.9%、2023年の合格者1,544名中786名と驚異的な実績を出しており、ここに任せておけば間違いない、という予備校にもなっています。
公認会計士予備校選び、難易度についてはこちらもご参照ください。
激務過ぎる(毎日終電・タクシー帰り)
「公認会計士は激務でプライベートなんてない」
確かに監査法人の繁忙期と言われる四半期決算時期や、
超繁忙期の4,5月に関しては忙しく、ピリピリした雰囲気があります。
ただ、
電車がなくなるまで仕事をするのが普通、タクシー帰りなんて日常…
なんてことはありません。
一昔前まではこのような状態だったそうです。
なので世間的にも
公認会計士=激務、というイメージは結構持たれている方が多いのではないでしょうか。
近年は働き方改革の流れを受けて
少なくてもスタッフ、シニア(入所から6年程度まで)についてはかなり改善されています。
監査法人によっては繁忙期でも残業時間が月20時間程度、なんてこともあります。
そもそも監査法人は勤務時間が7時間であることが多く、他企業より1時間短いですから、月20時間の残業なんて、本当に些細なものですよね…。
公認会計士(監査法人)の繁忙期についてはこちらの記事をご参照ください。
また、繁忙期以外でも近年では多様な働き方を認める法人が多く
BIG4でも短時間勤務(7時間より短く勤務)、勤務日数の減少(週3,4勤務)、残業無しなど様々な働き方を推奨しています。
こちら参考にしてみて下さい。
EY新日本有限責任監査法人「福利厚生」
有限責任監査法人トーマツ「制度で見るトーマツ」
有限責任あずさ監査法人「採用FAQ」
PwCJAPAN有限責任監査法人「ワークスタイル」
儲からない、稼げない、年収が低い
「公認会計士になったとしても、実際は年収低いよ、もうからないよ?」
公認会計士=お金持ち
みたいなイメージは多くの人が持っていると思います。
これについては確かに合格した瞬間から年収1,000万円稼げるか、と言われたら稼げません。
ですが、
合格してから監査法人に入所した場合、1年目から年収500万円以上はもらえます。
新卒の方でもですよ?
一般的な新卒の年収が300万円台と言われていますから、破格です、とんでもなく高いです。
4年目ですよ?信じられませんよね…。
監査法人以外でもコンサルティング会社やベンチャーCFO等でになればもっと稼ぐことができます、独立すれば青天井です。
なので公認会計士は儲からない、稼げない、ということは「絶対ないです」
公認会計士の年収についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
合格したとしても就職先がない
「公認会計士は合格しても就職先がない」
これは始めに言っておきます、そんなことはありません。
これは一時、合格者数を増やし過ぎて実際にそういう期間があったためです。
こちらをご覧ください。
合格者数 1,544人 合格率7.6%
〇平成19年公認会計士試験
合格者数 4,041人 合格率19.3%
※参考 公認会計士監査審査会
令和5年公認会計士試験の合格発表について
公認会計士試験の合格発表の概要について
ご覧の通り、平成19年辺りはとんでもない数の合格者数を出していました。
羨ましい一方で、この時期は合格者を出し過ぎた関係で、
合格してもBIG4はおろか、監査法人への就職が難しかった時代でした。
公認会計士は食えない?については以前記事にしています。
ですが、会計士は食えないと言われていたのは10年以上も前の話、
合格しても採用されない試験合格者で溢れかえった反省として、現在の合格者数は一定の水準で抑えられています。
(その結果が先ほどのような近年の低合格率です)
逆にここ10年位は監査法人は圧倒的に人手不足な一方、試験合格者数は増えないので、合格者が就職できないということはほぼありません。
少なくても公認会計士が食えない、なんてことはあり得ません。
実際私は30代で公認会計士試験に合格し、就職活動をしましたが、
経理や監査未経験でも受験した法人は全て内定を頂くことができました。
詳細はこちらの記事もご参照ください。
将来AIに仕事を奪われる
「公認会計士は将来仕事なくなるよ」
これは2015年に野村総合研究所が発表した
『日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に』
の中で、会計監査係員が人工知能やロボット等による代替可能性が高い、と言われたことが原因です。
参考:野村総合研究所『日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に』
発表から9年ほど経ち、現状がどうかといいますと、
完全にAIに代替されているとは全く言えない状況です。
今後も公認会計士の仕事がAIに完全に代替されることはまず無いと言えます。
確かに単調な作業を伴うものは一部AIに代替されていますが、
・職業的専門家としての判断を必要とするもの
・対人的なやり取りを必要とするもの
これらはどうあってもAIでは代替することができませんし、そんな兆しも全く見えていません。
実際仕事をしていて、どう考えてもAIにはできないだろうという仕事は山のように経験しました。
少なくてもAIに公認会計士の仕事がすべて奪われて、路頭に迷う、なんてことはありません。
公認会計士の仕事がなくなる?についてはこちらの記事もご参照ください。
実際私が公認会計士をやめとけばよかったと思うこと
一般的に言われている公認会計士の情報の大半は、現状とはかなり違うことがわかりましたが、
実際私自身がなってみて、公認会計士をやめとけばよかったと思うことは以下の通りです。
・キャリアが一からのスタートになってしまったこと
長期間勉強に費やすことになってしまったこと
「あれ、思い返せば一体何年勉強をしていたんだろう…」
これが一番公認会計士を(目指したことを)やめとけばよかったかな…と思う瞬間かもしれません。
先ほど続けていれば必ず合格できるとは書きましたが、早い方で2年合格までに係ります。
・やっていた仕事を極めたら違う人生があったのではないか
今でさえ、合格しましたが、合格するまでは
これが本当に頭から離れませんでした。
続けていれば合格はできます、必ずです。
ですが受験中はやはり不安になることも多く、そういった雑念が出てくることもありました。
私が以前公認会計士試験を浪人・挫折した時の末路についてはこちらの記事でまとめています。
キャリアが一からのスタートになってしまったこと
「これまで積み上げた経験が意味なくなってしまった…」
私は前職の公務員で、10年以上のキャリアを築いてきました。
晴れて公認会計士に合格し、新たな人生をスタートし始めたのですが、
基本的には一からのスタートです。
・30歳を過ぎて新人からのスタートとなる
この状態に置かれた時、わかってはいたのですが
どうしても、本当に前職を辞めてよかったのだろうか、と思わざるを得ませんでした。
ですがこれも就職したての時に思った話。
実際は積んできたキャリアは絶対に無駄になりません。
例えば監査では様々な業種企業を相手にしますが、必ず自分がかかわった業種もあります。
企業の取引や仕組みを理解することは監査上とんでもなく重要ですから、そこで働いていたという経験は周りから重宝されることは間違いありません。
結論公認会計士になることは良いことだらけ、なってよかった
冒頭のアンケート結果からも分かるように、大半の方は公認会計士になって良かったと感じています。
正直、私もこのブログを書くのに公認会計士になって悪かった面、やめとけばよかったと思う事を考えたのですが
長期間勉強に費やすことになってしまったこと、キャリアが一からのスタートになってしまったこと
位しか思いつきませんでした。
基本的に、『公認会計士になることは良い事しかありません』
公認会計士の魅力やメリットはたくさんありますがいくつか紹介すると以下の通りです。
・何にでもなれる可能性がある
・税理士・行政書士に無試験でなることも可能
・社会的信用がすごく高い
・一生生活に困らない
それぞれに分けて説明していきます。
学歴や職歴が関係なく一発逆転可能
同じ三大国家資格の医師や弁護士は厳格な受験要件がある一方で
公認会計士は基本的に誰でも受験可能です。
学歴、年齢、職歴、全て関係ありません。
高卒でも中卒でも、もはや中学生でも受験することは可能です。
そして後で書きますが、合格することで高い社会的信用と高収入が期待できます。
公認会計士試験の最重要科目は簿記、ですが
これは数学や英語と違い、ほぼ誰もが初心者の状況からのスタートとなります。
⇒誰でも人生一発逆転が可能
こんな国家資格は本当に稀ですし、目指す価値は十分にあります。
何にでもなれる可能性がある
一般的には公認会計士試験合格後監査法人に勤めることになりますが、
6年もすると大半の方が監査法人を離れていきます。
修了考査の終わる3年目、そしてマネージャー等管理職に昇進する6年目位の退職が最も多い印象を受けます。
・コンサルティング
・上場企業経理
・税務業務
・独立
等が主要の転職先です
大学教授や、執筆活動、CFOなどなど
本当に公認会計士には幅広いキャリアの可能性があります。
ほぼすべてのことで会計(お金)が関係してこないものはありません、
そのどのステージでも会計士は活躍できる可能性があります。
転職していく方のほとんどは自分の夢を追って、よりやりがいのある所、楽しい所を目指していきます。
自分のやりたいこと、興味があること、自分の生きたい人生を自由に生きていくことができます。
ワクワクしかありません、なってよかったと本当に思います。
公認会計士試験合格後、どんな未来が待っているかはこちらの記事をご覧ください。
実際、公認会計士を目指した方175人に公認会計士を目指した理由を聞いたアンケート調査では以下のような結果となりました。
公認会計士を目指し始めたのは正直…
— とむやむくん (@jCsWLei5YAWlILi) May 21, 2024
『専門性が高く、キャリアが幅広いから』という理由の方が40.6%で、儲かるからを抑えて一番多いようです。
税理士・行政書士に無試験でなることも可能
公認会計士になることで、なんと
税理士や行政書士に無試験でなることができます。
どちらも超難関国家資格で合格率数%、合格には数年かかります。
これに無試験でなることができます、すごいことです。
特に税理士は公認会計士の方が独立する際、合わせて登録し業務を行うことが多いです。
監査がチームで行う仕事である一方、税務業務は一人でもできますので、独立時に安定した収入を得るために税理士登録をする、ということです。
逆に税理士や行政書士の方は公認会計士になることはできません。
ちなみに、公認会計士と税理士の違いをよく聞かれますが、
⇒監査を独占業務としている
税理士
⇒税務を独占業務としている
大まかにこのような違いがあります(なので税理士は監査を行うことはできません)
そして先ほど書いたようにこうに会計士は税理士として登録が可能ですから、税務業務を行うことが可能になります。
このことからも公認会計士が会計系の資格の最高峰に位置することがわかります。
公認会計士と税理士の違いについてはこちらの記事もご覧ください。
社会的信用がすごく高い
医師・弁護士・公認会計士と三大国家資格の一角をなすこともあり
公認会計士、という国家資格は信用力の塊のようなものです。
ローン審査等でもそうですが、何か個人で事業をする際にも「公認会計士の〇〇です」と名乗れるだけで信用力が違います。
それ以外でも周囲の方の評価がすごくよかったりします(いいなー儲かってるんでしょ?は本当によく言われます)
一生生活に困らない
キャリアはそれぞれ全く違う人生を歩むことになりますが、
どこにいったとしても、かなりの好待遇で雇用してもらえます。
先程も少し触れましたが、監査法人内であれば5年程度で年収1000万円程度、初任給ですら500~600万円になります。
(私も初任給でそれ位頂けました)
さらに契約社員(非常勤)という道もあり、日給5万円で残業無、週2日勤務なんて働き方も可能です。(場合によっては時給1万円なんてこともあります)
この働き方は弁護士や医師の方ですら難しいと聞きます、それ位公認会計士は恵まれています。
年収については再掲になりますがこちらをご参照ください。
先ほどのキャリアの話と少し重複しますが、
非常勤で3ヶ月(4~6月)目一杯働いて、残りの9か月自分の好きなように過ごす(旅・趣味等)、なんて方もいらっしゃいます、夢がありますよね。
そのどれもで、好待遇な働き方をすることが可能です。
「公認会計士を目指すのはやめとけ、合格できなったら最悪な末路を歩むことになる」
とも言われますが、悲惨な末路どころか
公認会計士受験をしていた、と言う経験だけでBIG4に就職することすら可能です。
それだけ公認会計士試験の知識が社会で重宝され、重要視されているということです。
勉強中に監査法人(BIG4)に就職する方法については、こちらの記事も参考にしてください。
公認会計士になる方法
それではそんな公認会計士になるにはどうしたらいいのでしょうか?
公認会計士試験を受験する必要があることはご存じかとは思いますが、
大まかな流れとしては
↓
公認会計士試験・論文式(2次試験)
↓
修了考査
となります。
それぞれに分けて説明します。
公認会計士試験・短答式
先程難易度の所で少し解説をしましたが、
公認会計士試験で最も難易度が高いのがこの短答式試験です。
短答式試験の概要は
企業法・管理会計論・監査論・財務会計論
〇形式
6択のマークシート形式
〇実施時期
12月、5月の年2回
〇合格率
10%弱
このようなものになります。
公認会計士試験は受験要件が緩く、基本的に誰でも受験できることから
受験者数が多くなる傾向がありますが、それでも10%弱という合格率は驚異です。
しっかり準備をして臨まないとまず合格はできません。
公認会計士試験・論文式
短答式試験を突破した受験生を次に待ち構えているのが論文式試験です。
企業法・監査論・会計学(財務会計論・管理会計論)、租税法
選択科目(統計学、民法、経済学、経営学から1科目)
〇形式
論述形式
〇実施時期
8月下旬の3日間
〇合格率
35%前後
〇特記事項
・科目合格制度あり
・3回落ちると短答からやり直し
このような形式で実施され、
合格率は高いものの、短答式試験突破者を対象としているためやはり難易度は高いです。
論文式試験から2科目が追加される関係で、更に試験範囲は広がります。
ただ、短答式試験と比較してそこまで細かい論点は聞かれないので、個人的には勉強はしやすかったです。
修了考査
公認会計士試験は論述式まで突破すれば、
「公認会計士試験合格者」として、監査法人や転職の際にもほとんど会計士と同じように活動ができるようになります。
ただ、正式に公認会計士として登録するには
・修了考査の合格
が必要になります。
実務要件は監査法人等で積むことになりますが、
修了考査を受験するためには、実務補習所という予備校のようなところで
考査といわれるテストや課題研究という論文の提出、講義の受講をする必要があります。
実務補習所についてはこちらもご覧ください。
これが完了すれば、晴れて修了考査の『受験資格』が得られます(長いですね…)
修了考査は
会計実務、監査実務、税務実務、経営実務
〇形式
論述式
〇実施時期
12月中旬の2日間
〇合格率
70%前後
〇特記事項
何度でも受験可能
公認会計士登録までの最後の関門と言うことで、
試験内容は最も難しいとされていますが、合格率が高い事、何度でも受験できることから
論文式試験までとは少し毛色が違ってきます。
受験勉強の期間もおよそ3ヶ月~半年程度で合格する方が多いです。
修了考査に合格し、実務要件を満たしていれば念願の公認会計士登録、となります。
公認会計士試験の概要についてはこちらもご参照ください。
まとめ
公認会計士試験に合格して後悔したことを、私の体験を元に絞り出したのですが全然ありませんでした。
公認会計士はやめとけ、公認会計士は食えない、なんてとんでもありません。
公認会計士試験は確かに難関であり、すぐに合格できる試験ではありません。
ですが、コツコツきちんと続けていれば必ず合格できます!
そして本当に魅力的な資格です、目指している方は間違いありません、絶対合格しましょう!
目指していらっしゃる方の参考に少しでもなれば幸いです。
【全受験生へ】試験に合格しても、会計士になれるのは4年後です
最短で会計士になるためには
②最短で会計士登録要件を満たす
この2つが必要になります。
①最短で会計士試験に合格するためには
・十分な勉強時間の確保
この2点が何より重要です。
②合格後最短で会計士登録するためには
これが必要です。
まず①「会計士試験合格」について
会計士試験は簡単な試験ではありません。
『解答を暗記しただけの上辺の知識では合格できません』
『勉強時間は社会人は平日5時間、専念生は10時間は必要です』
恐らく大半の方は、思ったように勉強が進んでいないのではないでしょうか。
仕事が忙しくて勉強ができない!
そんな声を何度もお問い合わせで頂いております。
次に②「会計士に必要な実務3年」について
合格後3年たった次の年で公認会計士登録が可能になるので(更に修了考査突破が必要)
合格してから4年は長い!と感じられるかもしれません。
さて、この①会計士試験最短合格②実務要件3年の問題を両方解決する方法があります…
それは、合格前から監査法人へ就職することです。
実はあまり知られていませんが、監査法人には勉強中でも就職できます。
〇受験生の方は簿記知識や会計士の受験経験
これらで監査法人に就職できる可能性が十分にあります。
実際に監査を経験することで
⇒勉強の理解を圧倒的に高めます。
試験休暇中は仕事をしなくていいので
⇒数ヶ月勉強時間を確保ができます。
合格前に実務経験を満たすことで
⇒なんと1年目から修了考査を受験することができます(通常3年)
つまり合格前から監査法人に就職することで、『最短で会計士になることが可能です』
そしてたとえ不合格でも『好待遇で』働き続けることができるのも魅力です。
実は求人情報は一般的には公開されておらず、監査法人のHPにもあまりなく、
『監査法人とつながりの深い転職サイト』を通じて紹介しているのみとなります(どこにでも掲載してしまうと会計や監査に全く無関係の方の応募が殺到してしまうようです)
なので応募するには、『監査法人とつながりの深い転職サイト』へ登録する必要があります。
そうすることでBIG4全ての求人を閲覧・紹介してもらえるようになり、
さらに、登録後は給料交渉や勤務形態(残業無など)の交渉も『全て』やってくれます。
(登録さえすれば求人は見れますので求人を『見るだけ』というのももちろん可能です)
その中でも私はBIG4の求人を多く掲載し、業界トップクラスの実績があるということで、こちらのサイトを使っていました↓↓(今は特に受験生向け求人が大量にあるそうです!)
ちなみに、早めに登録しておくとこんなメリットがあります。
・必要なスキルが明確になり勉強の指針になる
・合格後の定期採用と並行して行動することができる
登録や利用自体に時間はかかりませんから、勉強の合間の数分で可能です。
このブログを読んでいらっしゃる方は、そもそも予備校や周りの意見だけでなく、ご自分で動こうという強い意志を持っている方です、私は予備校の言いなりでしたから、本当に尊敬します。
残業が多くて勉強する時間が作れない、収入も増やしたい!
少しでも早く合格して、早く公認会計士になりたい!
その願望は『行動』を起こせば叶えることができます。
そのためにはまず、選択肢を増やさなくてはなりません。
利用は完全無料、是非登録して見て下さい。
受験生全般向の他記事もチェック!
受験生全般向けの記事をこちらにまとめています。
その他勉強法、予備校、監査法人、会計士の魅力についてはこちら
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